新しい施術方式の考案とお試しメニューの実行の件
どうも、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。
千葉県は習志野市の泰心堂はりきゅう院は土日の午前中も営業しています。
さて、なぜ、新しい施術方式を考案しなくてはならなかったのか?
それは、もちろん経営的な側面から見れば、新規顧客の獲得と安定収入の確保というお話にはなってしまいますが、今回はどちらかというと、技術と心理のギャップの問題をどうにかしようと考えたという側面が強い。
ここ数年、泰心堂で取逃したお客様、具体的に言うと3回以上のリピートに繋がらなった方を見てみるとある傾向が見て取れた。もちろん、当院の施術主義、現場主義の考え方から敢えてフォローアップを薄くしてDMなどもできるだけ送らないように心がけているという部分もあるのだが、何よりも問題なのが、「思っていたのと違う」という意見だ。
私は、病気や痛みを主として対応している鍼灸師であり、必要があれば痛がろうが適切な刺激をするべきだと考えている。もちろん、私自身は痛いのが嫌いなので、できるだけ痛みが少ない刺激で済ませたいという部分があり、それらを実現すべく研鑽を積んで来ている。だが、そうは言っても、センサーが反応するラインを超える刺激を受けると痛みとして検出されてしまうのであって、確率的というよりも経験的に痛みを少なくする手技というものがあるに過ぎない。
巷では、「細い鍼を使うと痛くない」とか「鍼は心地よい刺激が~中略~、ごく細の鍼を使って~」とかまあ、細い鍼=痛くない的な話が横行しているが、正直な話、わずか0.x㎜程度の直径の差はないようなものだ。めったに使うものではないが、条件さえ整えば、直径1㎜の鍼とて無痛で刺入することは可能だし、条件が整っていても直径わずか0.1㎜の鍼だとしても確率的には激痛が生じる可能性がはあるのだ。
とはいえ、こういう事情ってね、お客様としてはよくわからない話。
なら、わかり易く、お客様が抱きやすい不安や心配事を解消し、来ない理由をなくすような鍼灸術を考えてみようというのがそもそもの発端。
で、施術を全般的に見直してみた。泰心堂はりきゅう院の大方針である、病に負けない身体づくりを最短で実現しようと思ったのなら、今のメイン施術がベストの提案である。一部の疾患や体への鍼では悩みが解決しなかったというお客様に対しては高麗手指鍼術がGoodの施術だろう。体に負担がかかり過ぎて、見かけ上背骨が歪んで見えるほどのコリや過緊張を抱えている皆様にとっては泰心堂式長鍼術がベターな選択肢として上がることだろう。
だが、それらは一長一短があり、当然合わない人もいる。汎用性はあるか? と言われるとやはりこちらのプロの目でどれが今、このお客様の状態に対して適しているかを判断しなくてはならないし、そこには悩みの解決のための強固な意志とこちらの選択に対する信用が必要。
”迷ったらこれ”、あるいは”ちょっと試してみたい”というニーズに対応した施術は用意していなかった。
そこを反省し、新しく汎用性の高い施術を組みなおそうというのが今回の試み。
要件
○鍼灸を初めての方でも受け入れやすい鍼灸
○ポイントを絞りこみ、必要最小限の鍼刺激または灸刺激に収める
○鍼の”痛み”に注目し、極力出ないタイプの施術
○対応幅は幅広く
○強い痛みを伴う急激な変化を求めないが、前後のからだの様子から身体が変化したことを実感できる検査方式
○鍼灸術として矛盾がないこと
○回数を重ねることで、悩みの解決の期待ができるもの
○かかるコストを抑え、提供しやすい価格帯に収める。
ざっとあげてみるとこれくらい。もうちょっと細かい話はあるけど、おいおい書こうと思ったら書こうと思います。
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