アレルギー系症状の施術回数について
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
”質問に答えます”のカテゴリーにしようか、どうしようか悩みましたがタグはなしで行きたいと思います。
~アレルギー系症状の施術回数について~
というタイトルにするのは、些かなりとも勇気が要りました。
正直な話、私はあまり施術回数のお話をしません。
何故ならば、個人差が非常に大きいからです。
ある意味で病気、体調不良はその人の歴史とでもいうべきものです。どういう体質、形質を持っているか、そしてどう生活してきたか、どういうストレスにさらされてきたか、どうなりたいのか? それぞれに違いがあり、それぞれ違う人です。
なので、どれほど意味があるのかなと。
まあ、そうはいっても目安は欲しいという要望もあるので、ざっくりとした目安のお話をしようと思います。
泰心堂の場合は、はりきゅう、徒手調整術ともに6回1セットの施術プランを推奨しています。
これは、6回で終わるという意味ではなく、6回かけて変化を追っていこうという意味です。当然、中には劇的に変化して、わずか数回で終わるケースもなくはないですが。基本は6回1セットです。
イメージとしては
〇1~2回:本人の体調の変化しやすさ、しにくさをみる段階。
〇3~5回:調整→変化→観察の段階。
〇6回:改めて検査項目をすべてチェックして終了、継続を決める。
短期間で改善した例でも、基本的には「体調うわむきで、症状ありません」と言われた時点で+1回をお勧めしています。2~3週間後にもう一度施術予約をいただいて、その際に経過を見て再発、戻りがないかどうかを確認することで、いったん卒業してよいのか? それとも2~3週間に1回のメンテナンス施術を強く勧めるべきかを判断しています。
では、個別症状編
まずは、アレルギー性鼻炎、結膜炎、蕁麻疹、気管支炎、花粉症、アレルギー性皮膚炎(一時的かつ軽度なもの)、汗によるアレルギー性皮膚炎、金属アレルギーによる体調不良、ハウスダストや動物性アレルギーによる体調不良が疑われるもの。
基本的に軽度なものは、1~2セットのイメージですね。回数でいうと6回1セットを1~2回なので6~12回程度で落ち着くように見られます。
ただし、食物アレルギー系は非常に難しい問題があるのでうちでは対応しません。ええ、食物によるアナフィラキシーショックを対応できる専門医院への紹介ができませんので。
重度のもの十年来とか何十年来とか、複数年にわたる長期間、連続的あるいは断続的に強い症状を呈するもの。
3か月、6か月、1年以上。
これは冗談抜きで。
施術間隔はプランを提案して決めてもらいますが、概ね、7日~10日に1回程度。
わりとこのあたりの症状を専門にしている治療院では、週2~3回と言われることが多いようですが、泰心堂の方式だと、基本的には、半分以下の施術回数になります。
皮膚炎など炎症が強いものについて、どうしても薬剤なしでかゆみを抑えたいなどというオーダーの場合、仕方がなく頻回(週2回程度)の施術をすることもありますが、基本的にはしません。
また、専門医の指導の下、処方された薬剤に対して指示などを行うことは法律(あはき法)上禁止されていますので、用法容量を守って正しくお使いくださいということ、担当の医師に状態をしっかりと伝えて処方の変更をしてもらってください程度。
大事なことは、ストレスを減らすこと。
特に泰心堂では、蓄積疲労→より疲れやすい負担を前提とした生活→より大きなゆがみ、さらなる蓄積疲労をいかにこのスパイラルを断つかを大事にしています。故に、施術行為や施術回数自体が体にとって大きなストレスになってはいけないと考えています。
なので、頻回の施術もしませんし、刺絡などの強い刺激も基本的には行いません。
ちなみに刺絡については私が認定を受けている韓国の瑞金療法協会から『金鋒と錐鋒を利用した痛みの新研究』(柳泰佑著 工藤和穂翻訳 たにぐち書店)
こちらに興味深い示唆がありそれに基づく観察の結果、特にアトピー性皮膚炎などに対する刺絡については全面的に取りやめを決めました。
ただし。書籍の内容につきましては瑞金療法協会の立場に立ち、瑞金療法推しの強い立場で書かれていますので、内容については十分に熟考の上、冷静かつ冷徹に判断してください。
最後に金額出せという要望もありましたので、出しましょう。
初診料 3000円(管理料、初回のみ)/再診料 2000円(6か月以上来院がない場合、顧客ファイルの再管理を行う。)
基本施術
〇鍼灸+徒手調整術 1回8000円 × 6 → 48000円(※税込み)
〇徒手調整術 1回10000円 × 6 →60000円(※税込み)、但し、2019年は広告宣伝目的で1回8000円提供中。
ざっくりと半年で計算すると、約4セット分なので4倍すると総額が出ます。
特に要望がなければ追加サービスや、追加資材の販売もしませんので、おそらくは業界でもかなり安価ですね。
施術の刺激
〇触れる程度の刺激
〇軽度振動を与える程度の刺激
〇揺らす刺激
〇針灸を使う場合は、刺鍼時の切皮痛、灸の場合は温熱刺激を行うため熱さを伴う軽度の痛み(耐える必要はありません)が伴うことがあります。
〇鍼を使う場合で、刺さない鍼を使う場合、アレルギー系施術ではほぼこちら、痛みは基本的には伴いません。
など
原則として、強い力で抑え込む施術をしたしません。
なので、気づかないうちに体が変わっているという感想もちらほらいただきますね。
とりあえずアレルギー系症状についての話は今回でいったん終了。
アレルギー系症状でお悩みの方は、今回、前回の記事を熟読の上、施術を依頼するかどうか冷静に判断してください。
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