アレルギー系症状に対する施術、セルフケア指導を合わせて
どうも、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
本日の話題は、”アシンメトリー”(左右非対称性)のお話でもあります。
ええと私、泰心堂こと藤井が、蓄積疲労状態の判断する基準のひとつに、左右対称に機能できない状態=左右差の拡大があります。
この左右差は、比較的ではありますが、専門家でなくとも確認しやすいものです。
たとえば、腕の上げ下げ、足の上げ下げとその角度など
そのほかの指標=目印としては
〇体液循環不良:頭部拡大、縮小、硬化など、四肢末端のむくみなど
〇重心軸のズレ:坐位または立位にて前後、左右に押してみて抵抗できるかどうかをみる。
〇前後、左右の筋力テスト:力が入りやすい、入りにくい
〇前後、左右、回旋方向の動作テスト:左右の角度を比較
あとはこれは訓練した人しかわかりませんが、キネシオロジーによるテスト法なども参考にしています。
はい、ここまで書いておいて、「タイトルと違うじゃん?」って指摘が入りそうなので、少し断り入れておくと、無問題。タイトル関連のお話です。
さて、ではタイトル通りの話に写っていきましょう。
~アレルギー系症状に対する施術、セルフケア指導を合わせて~
まあ、ぶっちゃけ話、セルフケアありませんか? みたいな質問への回答を忘れていただけなんですけどね。
ただ、やはり状態にあわせてって話とできるだけ害がないように設計する必要があるのでまあ、概要だけお話しておこうと思います。
うん、実は厳密にいうと、私は〇〇病や〇〇症状に対する処置ってしていないんです。
泰心堂で提供している施術は、〇〇病や〇〇症状を出しているからだが
1.本来の状態からどのようにどの程度ズレているのか、機能していないのかを考え、
2.それが体にとって負担がある状態であるのか、
3.そしてそれは都合が良いのか悪いのか、
4.また負担がある場合、都合の悪い場合はそれがからだの機能と仕組みにおいて反射的に自律的に解消、回復可能であるかを問いかけるという施術です
からだの状態が変われば、出てくる症状も変わります。それが継続的、蓄積疲労状態のせいであるのならば、”楽”な状態をできるだけ維持できる状態に変化を促すことで、蓄積疲労状態が解消され、速やかに各部位の修復を体が行う可能性が高くなります。
で、これらってアレルギー系症状を訴える皆様にも当てはまる話です。
「でも、それって確認したりするの難しくないですか?」
「はい、難しいです」
・・・・・・
これで終わってしまったら、まあ、セルフケアにならないわけです。
で、わかりやすい目印を確認してみましょうって話に戻るわけです。
じゃ、わかりやすい目印って何ですか?って話ですけど、左右差ですね。
そうですね、姿見を持っている方はおへそが確認できる服装で、おへその位置を確認してみてください。からだをまっすぐに、鏡に対して正対させているはずなのに、ズレていませんか?
私も実は現場ではさらっと服の上からとか確認していたりするのですが、わりとへその位置ってズレます。大概、からだに対して見かけ上右側にずれています。※たまに逆もいる。
これってね、右方向へねじれているからですね。
1.胸椎以下が右回旋して、ズレを作り、左右対称性が崩れることで、
2.そのひとの弱い部分に症状が現れる。
3.故に、調整は左右対称性が崩れ全体のフォルム(形態、形)が捻じれる様に崩れているからだに対して、
4.ねじれを戻すような刺激を与えることで自ら戻るように仕向け、左右対称性を回復を促す。
5.その結果として、左右対称性に機能できる体に戻り、対称性が崩れたことによって出ていた症状が軽減、消失する。
はい、これ以前何度かに分けて「試していますよ~」とお話したモルフォセラピーの考え方。
じゃ、右回旋しているのなら、左回旋の刺激をすれば?
って話なんですけどね、ケアのお話もまた顧客への情報提供の一環なので具体的手法は内緒。
なんでもかんでもオープンリソースにする必要はないですし、情報に対して対価を払うという考え方が薄いのは現代日本人の悪い癖。※為政者レベルでは情報収集にお金がかかるのは常識だったんですけどね。例)白拍子、旅芸人、忍者、歩き巫女など
あとは別に意地悪で情報制限しているわけではなく、情報は必要な人に必要な時に過不足なく伝えるべきですので、公開することで必要のない方が適当に使うことを防ぐためでもあります。
また顧客への情報提供と言いましたが、このモルフォセラピーの考え方によるセルフケアを指導する方、うちの独自の瞬間調整法によるセルフ家の指導する方、お灸を使ったセルフケアを指導する方、はたまたセルフケアの話を一切しない方など顧客の状態に合わせて指導しています。
なので、だれでも彼でもセルフケアをただやればよいというものではないと頭の片隅に置いておいてくださいね。
ちなみに、これは直近の例にはなるのですが、
クラニアルテクニック×モルフォセラピー+モルフォセラピーのセルフケアのパターンで施術した方アレルギー性皮膚炎の方の例を挙げておきましょう。
30代女性、アレルギー性皮膚炎、普段はさほどかゆみも紅斑も出ないが季節の変わり目や仕事が立て込んだり、ストレスが増大してイライラが強い時には強いかゆみがでて、紅斑もでて、それがしばらく続く。
今回は皮膚炎がでて2週間で来院。
施術回数:合計3回、週1回×2、2週間後1回で卒業。以降、「できたら2~3週間に1回程度ストレス解消においで」とメンテナンスの指導をして終了。
経過:1回目、鍼灸は怖いというので徒手調整術で施術することを提案。クラニアルテクニックを用いて、「からだの変化がこれだけ出ますよ」とデモンストレーションしてから、モルフォセラピーの骨盤帯、背部調整を行う。
2回目、「かゆみもだいぶ治まり、ひどい時の10分の1くらいです。赤いのもだいぶ消えました」と来院。同じくテストによる目印確認→クラニアルテクニックによるCSF(脳脊髄液)循環の促進、からだの反応向上とスクリーニングをしてから、からだのフォルムを確かめてモルフォセラピー。
経過が良かったので、ここでモルフォセラピーのセルフケアテクニックを指導。「かゆみが強くなったら来週。そうでなければ2週間後に来て」と予約を取り終了。
3回目、「かゆみ治まりました」と。チェックして問題なさそうだったので、CSF循環促進、フォルムを整えて終了。
「2~3週間に1回くらい継続してメンテナンスした方が良いと思いますよ」と勧誘だけして終了。
……現在、2か月経過。来院しやしねぇ。まあ、調子が良いのなら良いんですけどね。
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