質問に答えます。その72-2 プロ=泰心堂のセルフケア

 ども、おはようございます!

 からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。


 今回は、前回の72の続きです。

 基準が大事ですよってのが前回の話で今回はじゃ、うちのセルフケアは具体的にどういう基準を取っているのか?って話ですね。


 その前に、セルフケアの大事なことの二つ目、まあ、セルフケアだけではなく施術全般に言えるのですが、


 スピード感は大事です!


ってことについてちょいと触れておきましょう。


 実際の調整自体は一連の流れ、一貫の流れとして、一回の施術に必要な時間、全体の施術にはからだが要求する時間かかるものです。

 なので、必ずしも毎回3分で、合わせて〇分で終わりますってもんじゃぁないのですが、それでも基準となる時間も大事なんです。


 まず、セルフケアにおいては長い時間かかると飽きるし、めんどくさい。よって続けられない。

 施術においては、時間があればあるほど、施術者側が余計なことをする可能性が高くなる。


 まあ、後者は暴露話に近いですね。ええ、蛇に足を描くってやつですね。


 これ、時間区切りの施術を意識している人にあり勝ちなお話ですね。


 また、施術効果と施術時間は比例しません。

 故に、長くだらだらとやる必要性はありません。


 さらに、セルフケアをと言って、長い時間をわざわざ確保する人なんた稀。


 結論的に、短時間でぱぱっとやって、その辺にあふれている自称ゴッドハンド程度の調整効果が出れば十分ってこと。

 短時間で、流れがわかりやすく、ささっと調整できるスピード感がある調整の方が実際の運用上、隙間時間でできるという利便性がありますし、ぱぱっとできるので時間がなくてできませんという言い訳を封じ込めます。さらにはっきりとした差がわかるように設計していれば、やらない理由自体を潰すことができる。

 結果、やるしかない。続けられるという形になります。

・・・・・・とはいえ、まじめに継続するのはそもそも1~2割程度なんですけどね。


 さて、本題。基準のお話です。

 難しい話をしても伝わらないので、ざっくりとお話していきましょう。


1.人はくたびれると歪む。

2.疲れとともに歪みは解消するものだが、疲れ方が酷いと歪みが一部残ったままになる。

3.歪みが残ったまま=疲れが残ったまま、いつもと同じことをしようとするといつも以上にくたびれる。

これが繰り返されて、”蓄積疲労状態”となり、やがて、弱い部分、負担がかかっている部分に症状として現れる。


 これが前提。で、施術の基本的な考え方のひとつとして


 歪みの解消と疲労の解消とを両方やろうとするから、解消しきれなくなり、蓄積疲労状態に陥るのではないか?


と考えるわけですね。

 で、蓄積疲労状態=歪みが残っている状態、疲れが残っている状態なわけですから、戻る分、歪みを取ってしまえばよいのでは? と続きます


 じゃ、その戻る分、要らない分の歪みってどこからどこまで?の判断は”誰”がするのか?って話に論理的に考えると至ります。まあ、そこまで至る段階はいくつもあるんですけどね。


 私の考えを述べておくと、それは本人のからだが”そのように認識したもの”が、本人のからだの状態を鑑みて、無理のない範囲で自ら(反射的に)取るのである。


つまり、大事なのは”認識”であり、認識するための判断基準であるということ。そして施術行為は認識の変化を促すものであるということ。


ここからは逆説的に考える。

人はくたびれると歪むならば、それはどこで確認されるか?


ばっさり言っておきますが、どこでもよいのです。ただ、それがその人や、施術者が認識できるかどうかの問題が横たわっているだけです。


ちなみに私は、頭の大きさ(頭部拡大状態)と硬さ(一次呼吸、脳脊髄液循環の状態)をメインの指標にしています。元ネタのお話をしておくと、パーフェクトクラニオロジー協会の宮野博隆先生や、一般社団法人国際整体協会の長谷澄夫先生らの影響を受けています。

ただ、これ一次呼吸のお話がわからないとわからないので一般の方にはこれはお伝えしていません。だって、わかりにくいもん。


なので、一般向けには、左右差の拡大(からだが左右対称性に機能できなくなる)という話をデモンストレーションつきでお話しています。左右差の拡大の話は前回さらっとお話したのでなんでこれをみるのかは割愛。


左右差の拡大:私=泰心堂の見方

1.チェックする部位:腕周りと足回り、肩関節と股関節の動きが割とわかりやすい。

2.可動範囲関節の動く範囲の左右差:腕ならば両腕を同時に挙げてみて上がる高さを比べるなど

3.関節運動の左右差:両腕を動かしてみた時の重さ、軽さ、角度による力の入り方など

4.力の入り方:抵抗運動=邪魔する運動をしてみて力の入り方の左右差などをみる。

細かいことは実はいっぱいあるのですが、セルフケアとしてはこのうちのひとつでも引っ掛かれば十分。

引っ掛かれば、そのようにからだがゆがんでいると”認識”されます。


うちの場合だと、一般向けは手足の動きチェック→調整→再度チェックしてみて変化してればOKという流れですね。


うん、本編の方が短くなってしまった感がありますな。

まあ、良いか。

調整の話はまた今度しますね。


習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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