めまい、頭痛とDRT+(泰心堂式)鍼術

 ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。

 本日は土曜日ということで自分のサロン 泰心堂はりきゅう院 にて施術活動をしていました。

 ん? どこにあるかって?

 京成大久保駅から徒歩6~7分ってところかな。

 さて、では今回はタイトル通り、めまい、頭痛とDRT+(泰心堂式)鍼術って話をしようと思う。



 さて、まずは立場を明らかにしておこう。

 一応は、私 藤井は経絡治療に属する東洋医学者の端くれ。系譜としては柳谷素霊ー鷲尾正一ー藤井崇次となるらしい。故 鷲尾曰。


 普通に考えると東洋医学がちがち、経絡治療専心でもおかしくない立場の私ですが、実はカイロプラクティック、アプライドキネシオロジー、そして経絡調整を混合して使っています。


 要は、からだが体を治す仕組みその機能をどう活用するかの問題なので、別に技の東西はどうでもよいことだから。


 泰心堂にお見えになる顧客にはよく話していることですが、病気、症状が問題ではなくて、それらを自己回復できなくなった状態が本当の問題なのです。


 自己回復できなくなった状態=蓄積疲労状態


 だから蓄積疲労状態を解消していける体に合わせていくのが施術の狙いということになるわけですね。


 じゃ、蓄積疲労状態ってどういう状態か?


〇体液循環不良状態:脳脊髄液、血液、リンパ液など各種体液

〇自律神経系の機能低下状態:免疫過小、過剰状態、アレルギー、免疫力低下など

〇左右対称性の崩れ:筋反射低下、筋力低下、関節の動く範囲が左右でズレる。

〇重心の崩れ:体重移動による負担増大。疲労増大

〇内臓の不調:体液循環不良や自律神経系の機能低下による。


ざっくりと書くとこういう感じ。


なので、各種検査を通じて、その徴候=サインを確認していくことで、施術者である私と、施術を受けるあなたの体とで現状認識を進めていきます。


具体的には、症状の聞き取りを除くと

  1. 頭部徴候の確認:拡大、縮小、硬化などあたまの呼吸=一時呼吸、脳脊髄液循環リズムの確認。
  2. 関節の動く範囲の確認:前後左右、回旋の各軸に対してどれだけの機能を保っているか、また制限が生じているか。
  3. 筋反射の確認:本人の意識、感覚と実際の筋肉の力の入り方のズレをみる。
  4. 重心検査:前後、左右、あるいは動軸に対してしっかりと体重移動ができているかの確認。
  5. 圧痛検査:DRTにおける三大徴候検査、施術後この圧痛に変化が出ることで体が変わっていっていることが確認できる。
  6. 睡眠、食事、内臓の不調など日常生活の中で気になることの聞き取り調査
  7. キネシオロジーテストによるスクリーニング検査

などいくつもの検査をしたうえで、ある種の確信のようなものをもって調整を行います。


脈診ですか? 必要がないのでしません。

第一、顧客側にはまったく検査した結果がわかりませんから。

たまに「脈診しないとは経絡治療を馬鹿にしているのか?」とかいう変わった方がいらっしゃいますが、脈診はあくまでも判断方法の一つにすぎず、代替手段があるのなら置き換えてしまっても問題がありません。さらに原理原則のお話をすると経絡治療に脈診は必須ではないのですから外しても構いません。経絡治療はその定義上、病=経絡の変動(要は異常)、変動を起こしている経絡を特定し、調整を加えることが目的であり、「脈平らかなれば疾なし」は脈診している人の言葉ってだけです。

要は、変動を起こした経絡が特定できればOKなので、脈診じゃなくても構わないわけですね。


合理的に考えるのが大事です。


さて、調整のお話をする前に、なぜ、DRTを行うのか? という話をしておきましょう。


DRTとは私 藤井が所属している日本DRT協会の代表 上原宏先生(お茶の水カイロプラクティック)が開発した上部頸椎カイロプラクティックの技術です。

 この本が一般向けの書籍になりますので興味のある方はどうぞ。


 簡単に書くと、

  1. からだの不調は自律神経系の乱れから派生。自ら治せないからだの状態になっている。
  2. 首肩足の三か所に圧痛反応としてサインがでる。(DRT三大徴候+個別指標)
  3. 圧痛反応を確認して、特定方向から背骨を5分程度ゆらゆら揺らす。(両手でのリコイル)
  4. 上部頸椎を間接的に整い、自律神経系の働きが良くなる。
  5. 自ら治癒できる状態になる。

ということですね。


体系的には、痛いところ、不調なところへとアプローチする対症状系テクニックにではなく、からだの仕組みとその機能に着目して、自ら治る状態へと持っていくことを主眼とする根本療法系テクニックになります。


なので実はめまい、頭痛に限らず、坐骨神経痛などの痛み疾患でも基本的な手続きは同じです。


泰心堂ではこの手技を組み合わせることで、特に頭痛、めまいにお悩みの顧客から支持を受けているわけですね。

ああ、一応、断っておきますが、得意/不得意の話ではなくて、周囲の治療院?に配慮した結果、めまい、頭痛、自律神経系の不調をメインにしているというだけです。肩こり、腰痛、あるいは不妊対策なんかも業界トップランクくらいに得意ですよ。・・・・・・というか鍼灸、整体術(徒手調整術)の範囲内なら苦手も何もありませんけどね。


さて、では鍼術と組み合わせる意図のお話ですが、実は単純に鍼灸だけでは変化しにくい顧客が増えたから、そうなっただけです。


年々、耐性が、ではなく、蓄積疲労状態が深く、長く続いており、鍼灸の刺激に対して反応が鈍い肩が増えています。

パーフェクトクラニオロジー協会の宮野博隆先生はその著書でも指摘されていますが、蓄積疲労状態が続き、継続的な脳への圧迫ストレスがかかることでからだの反応が鈍くなっていっているというのは現場で感じていたことでした


つまり、あたまの状態が悪いから、末端からの鍼灸刺激への反応が鈍くなっているのではないか? と考えたわけです。


特にその脳への圧迫ストレスを作り出しているのは、脳室で作られ、脊柱管を通り、からだの隅々へと分配され吸収されていく脳脊髄液の循環状態。

脳脊髄液を循環させているのは脳室での産生、一次呼吸(あたまの自然な拡大縮小、屈曲進展の動き)、仙骨リズム。そして脳脊髄液は脊柱管=背骨の中を通っていくので、からだのゆがみなども循環阻害要因となると考えられます。


そこで、まずはDRT、クラニアルテクニック(頭蓋骨調整)を経絡調整の前段階に入れることで、鍼灸への反応をよくしようと試みたわけです。


この着想はあたりであり、多くのめまいや頭痛に悩む顧客の悩みを解消へと向かわせたのでした。


以来、この組み合わせ術式をうちのメインの施術にしています。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

0コメント

  • 1000 / 1000