質問に答えます。その68 この頭痛何とかしてください!?
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次です。
この話題はささっと本文に行ってしまいましょう。
本日のお話は、頭痛のお話。実はってほどでもないのですが、頭痛、めまいはうち泰心堂はりきゅう院、そして徒手調整術研究部by泰心堂の得意分野ですね。
徒手調整術研究部ではただいま三月の企画中実施中ですので、体調不良でお悩みの方はこの機会にぜひ。
まあ、正直なお話をすると、一部の特殊な条件下で起こる器質性(不可逆性)のものを除いて、調整するとからだ自身が頭痛を起こしている理由を解消していくので、こちらの手続きとしてはまあ簡単によくなっていきます。ええ、一切、手順変える必要ないですし、大事なことはよい状態をキープするために、ある程度の間隔で通院していただき、調整を加えること。要はしっかりと顧客のコンディションを考えて、リピートしてもらうことさえできれば大概の場合、自己解決へと向かうわけです。
うちの場合だと、密にして週1回程度、だいたい2週間に一回程度ですかね。
なので
「この頭痛、よくなりますか?」
「よくなりますよ」
っとしれっと応じられるわけですね。
じゃ、なんで自称治療家や自称治療家見習いの方々から多数、こんなメールをいただいたのか!?
それはですね、一般人と同じく
〇〇の頭痛に一発で効く、特効穴、特効法
を求めているわけです。
嘆かわしいことです。
私たちの業界では、いわゆるツボ本などに掲載されている、名灸穴、特効穴の類は効いて3割と言われます。
実際問題として、効かせて3割かな?と思いますけどね。この辺は、深谷伊三郎先生の著書なんかにも書いていますのでことさら私が言うことでもないでしょうが、一応書いておきましょう。
ツボは効くのではなく、効かせるものである。
至言ですね。
結論的には、自分が何をしているのか、どうすればよいのかわかっていないからそういう質問が来るわけで、こういう質問がくると「この人、人嫌いなのかな?」とか、「からだのこと知らないのかな?」とつい思ってしまうわけです。
明確な基準を持って、その基準へと変化を促す方法論と実際の手わざがあれば、あとは体にお任せでOKなんですけどね。
症状や、からだの不調を解決するのはご本人のからだの仕組みと機能によるものです。
別に治療家が鍼を刺したからよくなるわけではなく、骨盤を調整したからよくなるわけでもありません。そもそも鍼を刺すと傷ができるだけのことですし、骨盤(彼らの言う骨盤は骨盤帯、多くは仙腸関節の動きや傾きの場合を指す。)はそもそも動くようにできているのですから、動いて当たり前。
問題はそこじゃない。
鍼を刺すことで、からだの仕組みとして、からだが検知(認識)し、緊急反応が起こること。骨盤を動かしたことで、体内の均衡状態(バランス)に変化が生じたことを体が検知(認識)すること。
その結果として、連鎖的にからだの均衡状態が変化していく。
この機能を司っているからだの仕組みが中枢系機能であり、自律神経系の機能。ちゃんとこれらが働いているのであれば、そもそも私たちの出番などないわけです。
なので、私たちの仕事ってのは、
「あなたの体の機能は十分に働いていますか?」と検査を通じて確認し、
「本当に機能していますか?」と調整的刺激を入れることで、からだに現状を再認識してもらう。
ただこれだけ。
これだけのことをしっかりとできると、顧客に「神」と呼ばれたりします。
ええ、「ゴッドハンドってしょぼくない。近年大量生産かつ薄利多売状態じゃない?100円ショップ並みの増殖だよね」みたいな会話の流れで、「じゃ、神で」って。
とりあえず今回はこんなもので。
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