顔、顎周りの徒手調整術の力加減
ども、千葉県習志野市大久保の泰心堂はりきゅう院、同 徒手調整術研究部 代表のからだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師、操体法術士 藤井崇次(泰心堂)です。
写真は自分のサロンでは珍しい白衣バージョンで。
本日は火曜日なので例の如く移動の合間になります。なのでさくっとお話しましょう。
この案件は、『質問に答えます』カテゴリーに入れようかどうか少々迷いましたが、そこまで専門的なお話をしない、あくまでもさらっとという感じでお話するのでこちらの『こういうことをしています。」というカテゴリーに入れておこうと思います。
さて、うちはですね、基本的にはめまい、頭痛を中心とした自律神経系の機能低下による諸症状を専門に取り扱いをしています。まあ、ぶっちゃけ整形外科など専門医対応が必要な症状以外すべてtっていう意味でもあったりしますけどね。
当然ですが、美容系のオーダーもお客様の希望があれば対応しています。
まあ、キャラに似合いませんので、推しはしませんが、そうですね、知る人ぞ知るって感じですかね。
最近は、しみ、しわ、たるみもそうですが、目線、鼻筋、口角、顎のラインなどのラインがずれていることで違和感が・・・・・・というお客様もちらほら。
そういう時にはパパっとデモンストレーションがてら、こういう状態になると違和感が解消しますよねとばかりに整えたりもしています。
さて、そんな顔系の手技の圧力について質問がありましたので改めて観察してお話しようというのが今回のお話。
先に断っておきますが、達人技、名人技、神技と呼ばれるような手技の基本はシンプルです。。
「え? これだけ?」となんど言われたことやら。
例えば、鍼灸業界で達人技とか呼ばれている接触鍼術(散鍼術、皮膚に触れていく鍼だと思われている技法)ですが、これ私が修めた積聚治療では基本技術。
1.触れ
2.止まり
3.開き
4.当て
5.沈め
6.至り(あるいは反<かえ>り)
7.離し
8.閉じる
これを連続で繰り返すだけ。簡単でしょう?
顔に対する圧のかけ方も同じく見た目シンプルです。
1.手をわずかに指先、皮膚が沈む程度に触れ
2.肘から引き
3.指が引っ掛かる感触で止め
4.そのまま数呼吸維持、
5.引っ掛かる感じが緩んだら離す
以上。
見た目は撫でる程度ですね。指の骨の形状がそうなっているので指を置いて引くだけで引っ掛かります。引っ掛からない人は、指先まで緊張しているか、感覚が育っていないかですね。
できるようになったら順方向で行うか、逆方向で行うか、あるいは側方へとかいろいろと掛かる圧に対して変化することはありです。どちらに向けるかは基本的には抵抗に対してフォローするのか、カウンターを狙うのかまあ、そこらへんは考え方次第。合成ベクトルとか、一次変換とかでも良いと思います。
実は、これ鍼術の”おしで”とほぼ同じです。
ちなみですが、全身の筋肉を緩めるのもこの方法でOK。押すのでも、揉み込むのでもなく、
1.触れて
2.引いて
3.沈めて
4.(緩むのを)待って
5.離す
はい、体重をかける必要はありません。
より積極的に緩めたい場合は、コリやハリ=筋緊張、筋短縮、硬化状態。→内圧上昇で血管圧迫→血行不良状態、神経(持続的)圧迫状態なわけですから、内圧低下→血流誘導、促進→疲労回復、傷害治癒促進→固める必要がなくなったのでコリやハリが自然と解除される状態へと誘導かければOK。先ほどの手技も結果的にこれを行っているので、緩むわけですね。
で、積極的にと書いているわけで、どうするかというと、止め、ずらし、剥がし、浮かし、送り込みなどの技法を積極的に用いるわけですね。
うちで使っている技法ではそうですね。
止め:緩消法。一か所をある条件下で止めてつつ筋運動を行うことで、筋中のある物質の排出を促し、筋緊張緩和を促す。緩消法は非常に便利です。
ずらし:振動法、揺動法。実はこれ触れ方の問題であったりします。前揉捻→押手レベルでやっているので何とも。タッピングなどもこれに入るのかな? 一応、で良いのなら、篠崎真樹先生の仙骨内臓療法などがうちではこれに当たりますね。……振動させているようにも見えないかもしれませんが。
剥がし、浮かし、送り込み:これはらせんそう流整法の手技がわかりやすいので説明するときはそれで説明していますね。実際は、らせんそう流整法関係なく、血液が流入しやすい状態を作り、流し、時に送り込むイメージを皮膚~骨までの段階に応じて行っているだけですね。ええ、あのDVDで学習したとき「お、同じような技使っている」と思ったものです。
ちなみに私は鍼術の技法から入っていますので、らせんそう流整法の技法は皮膚鍼の技法や基本の刺鍼法及び部位ごとの押手の作り方などのイメージそのままですね。
さて、こんなものでこの話題は良いでしょうか?
さらっとと言いながら実は結構核心まで話しているような気がしますが、まあよいでしょう。
それではまた。
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