股関節痛の処置

ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(たいしんどう)です。

ただいま、出先。
先日、股関節痛のお客様の対応をしましたので、その処置のお話をしようと思います。

30代 男性 会社員 休日に仲間とフットサルをしていて右の股関節に痛みが走った。
当院には、痛みが取れないと2ヶ月半して来院。

接骨院での通電治療とマッサージもどきを受けたが痛み取れず、同院にて電気鍼を受けてみたが変わらず。直近2〜3週間は知り合いに紹介されて某有名整体院に通院して骨盤調整?を受けたが変わらず。

先に結論から
この方、1回で痛みが取れ、2回目で卒業となりました。
まあ、ちょうど治る時機だったのでしょうね。

実はこの話、先日ちらっとお話ししたモーションロック瞬間解除(MLR)テクニックが伏線になっていたりします。
・・・・・・というかちょうどその話をしていたらお見えになったんですよね

いつも通り検査をしていたら、左右の差が極端だったので、せっかくだからMLRでやってみるかとふと思ったので、まず右股関節でチェックしたらモーションロック発見。均衡させて崩して、テンションの変化を促して、モーションロックが解除されたことを再検査して確認。
動かしてみたら施術前の痛みがVAS 10として施術後VAS 5まで変化。

うん、概念的に面白いですね。

今回は、MLRは話の流れで小ネタとしてあげたのでここまで。

頭部拡大状態、三大徴候、ROM検査、キネシオロジーの検査、などいくつかの検査をした上で、相応点の反応が顕著に出ていたので、ソフトブロック→KHT取れなければ経絡処置と施術フローを決めて、施術。

プライマリーブロック5秒の時点でVAS  2、ついでプライマリーブロック10秒の時点でVAS7、フレキシビリティーブロック15秒 VAS 2。

KHT=高麗手指鍼術の場合、疼痛緩和処方は膀胱勝方+胆勝方というのが(こまつ式の)基本ですが、キネシオロジーのテストで八性穴処方と比較して八性穴処方の方がより良い感触だったので、相応点+八性穴処方を選択。

この時点でVAS 0。痛みにフォーカスしたときオールクリア状態。
5分後抜鍼して再度検査。

VAS 0。動作の引っ掛かりなし。頭部拡大状態解除、三大徴候 オールクリア
、重心検査 弱化状態解除、関節可動域(ROM)制限解除、筋反射テスト 弱化解除。

念のため、「来週来てください」で翌週確認して再発なし→卒業。

今回の自宅でのセルフケアは私、泰心堂考案の高麗手指鍼術を応用した『貼るだけ簡単調整術』での簡易検査→4箇所へのTipal貼付のみ。

まあ、良い結果じゃないでしょうか。

※余談ですが、CSFプラクティス=ソフトブロックテクニックでも、DRTでも、篠崎式仙骨内臓療法でも観察されたモーションロックは解除されることを確認しました。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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