梅雨明け~調整パターンの変化
おはようございます!
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
本日は火曜日、私のサロン 泰心堂はりきゅう院&同 徒手調整術研究部での施術は水曜日~日曜日ですので予約はこちらに合わせてお願いします。今週は金曜日は予約が取りやすい状態なので、お早めに連絡を。他曜日も空き枠が1~3枠ございますので、お時間があればどうぞ。
では、今回の話題にはいりましょう。
梅雨明け~調整パターンの変化というタイトルでお話しようと思います。
一部の記述は施術の質問に答えます。その51にも連動した話になります。
泰心堂の徒手調整術研究部の徒手調整術は、基本パターンと応用パターン、時季対応パターンなどいくつかのパターンがあります。
このうち時季対応パターンは、鍼術で考えると季節の脈状の話に近いと言えば近い。
ですが、直接的なルーツ(ネタ元)は、一般社団法人日本整体協会の長谷澄夫先生のクラニアルテクニックの9つのフローチャート。
5月半ばからつい先日までが、梅雨の時季のフローチャート。
この時季は前後問わず、キーポイントは体液循環不良。
五月半ばあたりが頭が重く、頭部拡大状態がメインで、脳脊髄液循環不良が疑われる状態であり、6月に入り梅雨本番。継続して頭が重く、頭部拡大状態の方と低気圧の影響か全身性の怠さを感じる方の2パターンがメイン。
そろそろ梅雨明けで、夏本番に向け、暑さによる疲労パターンに変わるかなという感じですね。
夏のパターンは、体の方の特徴としても左右差が大きいパターンが多く、良く動いてバランスを崩すタイプと、暑さでまいってしまって動きたくても動けなくなって崩れるパターンの両極端。
こういう時は、摂取水分量と浮腫み、頭の重さをチェックしてから、体液循環を促すような調整を行うパターンをよく使います。
手応えという意味では春と秋は割と頭蓋骨の動きがすぐに出やすいのですが、夏場は膨張が強いのか動きにくい傾向があります。
なので、時間にしたらわずかではありますが、体感的にはいつもより長めに、じわ~っと(微)圧を掛けて、ふっと緩むように動き出すのを待つ感じ。
クラニアルテクニック自体は単独で使える術式ではありますが、泰心堂ではベースとしている根本療法系の徒手調整テクニック+頭蓋の動きの調整という形で組み合わせて使っています。
基本フローチャートは次のような形
1.チェック
〇頭部状態、頭蓋の運動性(一次呼吸)のチェック
〇頚部状態を含めた三大徴候チェック
〇左右差、四肢の捻じれや運動性のチェック(機能低下状態の確認)
〇重心検査
〇主症状の確認、随伴症状の確認
〇キネシオロジーテストによるポイントの確認と術式の選択
など
2.頸椎~体幹の調整
〇DRT
〇篠崎真樹式 仙骨内臓テクニック
〇CSFプラクティス
などがメイン。
3.再チェック
4.頭蓋骨調整(クラニアルテクニック、一次呼吸の調整)
〇長谷澄夫式クラニアルテクニック
〇クラニアルポイントテクニック
〇KHT応用クラニアルテクニック(泰心堂式)
など
5.再チェック
6.四肢の微調整、もしくは内臓調整テクニック
〇AtoZ(四肢調整)
〇KHT応用(泰心堂式、四肢、内臓調整)
〇機能回復、向上のためのパフォーマンスアップテーピング(オプション)
など
7.再チェック
8.終了→次回予約。
こんな感じで、基本施術は世間話なしだと15分程度。話をしながら20分~40分程度ののんびりとした施術をしています。
泰心堂の施術は、わかりやすい、見せる、魅せる施術を心掛けているので、前後がはっきりと変わっていることを体感、あるいは目視してもらうことを重視し、チェックを何度も行うのが特徴と言えます。
鍼灸だと、教科書レベルのお話で季節の脈状という話があり、人も自然の一部だから、時季に合わせて、特徴が出るから時季と時期と時機に合わせた調整を心掛けよう的な話がありますが、果たしてどれだけの人がそれをロジック化して使っているのやら?
まして、整体系など。
ただ、現場で10年以上活動し続けてきた施術者としては季節に合わせたからだの状態というものはあると考えます。
そういった面も考慮いれて体の調整をすることで、無理のない体の回復を助けることができるのではないかな? と思います。
今回はこの辺で
徒手調整術の施術希望は徒手調整術の公式サイトからお願いします。
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