体の不調は(優しく)”触れて”治す。

 ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂 藤井崇次です。

 ただいま、6-7月企画のスケジュールが大幅に遅れまして、てんやわんやと独りでお祭り状態です。おまけにIMEの予測変化も奇妙な候補ばかり挙げてくるし、ええ、そんな楽し気な変換結果を採用したこと私はありませんよ?


 実行スケジュールのお話をすると、夏先取り美容キャンペーン(仮)の実施期間は、2018年6月1日より7月末日。ま、7月は先取とは言えないので(仮)なんですけどね。

 本来はもうすでに第一回チラシ配布済みの予定だったのですが、ちょいとばかしコンサルの方とお話したら、このままだと難しいかもと言われてしまったので手直し中。もっとも難しかったのが、うちの名称。もともと業務的には『鍼、灸、小児鍼、整体術』ですし、鍼灸師も『業務独占』であって名称独占ではないので、”鍼灸院”という整体院やカイロプラクティックオフィスあるいは一般家庭があっても問題ないのですが……

※泰心堂はもともと鍼灸分野と整体術(整体、カイロプラクティック)の二部構成なのです。

 今回はうちの徒手研究術研究部門の方の企画なので、フォント調整で徒手調整術研究部を目立たせればOKかな? と思っています。注意書きにも今回は鍼灸じゃないと入れていますしね。



 ま、そんなこんなでいろいろバタバタ状態です。


 さ、本題に行きましょう。

 体の不調は(優しく)”触れて”治す!というのが今回のタイトル。

 はい、うちこと泰心堂で使っている鍼ですね。刺さりませんよ!?

 鍼灸には刺す技術と刺さない技術×刺す鍼、刺せる鍼、刺さらない鍼などの種類があります。

 うちでは、基本的にはできるだけ刺さない調整を行っています。

 間違て欲しくないのは、刺せないではなく、刺さないなのです。正直刺鍼技術では業界でもおそらくはトップランク。極細の鍼も極太の鍼も、超短鍼も超長鍼も自在に使いこなすのですから。

 そのうえで、私はできるだけ刺さない調整を選んでいるわけです。

 元々は恩師でもある積聚会、積聚治療創始者 小林詔司先生や大師流 三代目宗家 谷岡賢徳先生らの影響で、接触鍼術(散鍼術)小児鍼、皮膚鍼などの技法から現場の施術をスタートした経緯がありまして、実はもともとのスタートが刺すことにないのです。


まあよくある質問やら疑問にはこんなのがあるでしょうね。

〇刺さない鍼なのになぜ効くのか?


 それは皮膚ー脊髄ー脳幹という接触刺激を感知し、反射を引きおこす仕組みが体の中に備わっているから。


〇触れる程度の刺激なのになぜ、肩こりなど筋緊張が改善するのか?


 それは、接触→認識→反射という過程で、肩こりなどの筋緊張を引き起こしている命令が解除されるから。


〇痛みをすべて取らないのはなぜか?


 それは、不要な痛みは取れて当たり前。取れてない痛みは体が必要だから出しているのであって、むやみに取ってしまえば、制限が解除されてしまうので、無理が効いてしまい却ってつらい状態を長引かせることになるから。

 また、よく悪者にされる炎症=治癒反応=化学反応はからだ修復のために必要だから起こっているのであり、熱暴走状態=過剰炎症でない限り特段抑える必要はない。また、熱暴走状態は氷水などで熱を取ってあげれば十分であり、”消炎鎮痛剤”(いわゆる)は必要ない。ただし、日常生活の要求を考えて、激痛の場合は鎮痛剤を用いることで生活上のストレスを減らし精神的な楽な状態で生活することを実現できるので適宜使うことを勧める。少しくらいの痛みがあるからと言って消炎鎮痛剤乱用は炎症=治癒反応を減衰させるので治癒に至らず常態化させる元となりうる。※”用法用量を守って”ですね。


〇肩こりや腰痛を揉み解してはいけない理由は?


 肩こり腰痛の原因は、いくつかあるが、基本的に身体自然な補正の結果起こるものと転倒や接触事故などによる物理的な外傷による結果にわけられる。

 前者は、必要があって肩こりや腰痛を作っているわけですから、揉み解してはいけません。後者は一時的なショック状態による過剰な筋性防御反応とその後の修復のための防御反応とに分けられます。一次的なショック状態は下手に触ると防御反応をより強くしますので自信がなければ触らないことを勧めます。病院主導の保存的処置、安静的処置をまず行ってその期間が過ぎてから血行回復、炎症促進などの目的での施術を受けるのが推奨。修復のための防御反応は前者の腰痛などと基本的には一緒。

 肩こり腰痛などの”凝り”は、”解れる”のはOK、”解す”のはNGと覚えてください。

 この凝り=筋緊張は体を支えるために起こしている自然な補正の結果である。故に支えなくても良い体の状態になれば、自然と取れるものである。逆に支えなくてはならない状態が継続していると取れない。ただそれだけのこと。

 これを力尽くで解すという行為を行う場合、要は筋肉は縮みたい。縮むのが自然な体の欲求なのに対して、縮ませまいとしているのであるからこれは抵抗運動をさせているわけです。ええと筋トレにおける等尺性収縮やあるいは等張性収縮というやつですね。はい、筋トレしているわけです。で、解れたと皆さんが思っている状態は、オールアウト=もう一回ができない状態というわけでこれ理想的な筋トレの終了条件。このあとしっかりと必須アミノ酸を含めたたんぱく質系を中心に栄養補給をするとより強い筋肉へと変化しやすくなり、より強く収縮できるようになります。

 はい、元となる”緊張しなさい”という命令が解除されていない以上より強く、硬く緊張するのは当たり前というものです。


 逆に鍼灸が肩こり対策の最終手段となり得ることが多い理由は、揉み解す行為に比べて刺激量が少ないからであり、主として神経反射を利用しているからです。

 そして鍼灸による肩こり、腰痛の処置をしても「すぐに戻ってしまう」という方は前提である体を支えるために起こしている自然な補正の結果という基本を施術者側と患者側とが一緒になって無視しているからです。


 これ、美容系施術も同じです。


 体を支えるために起こしている自然な補正=歪みという大前提をクリアすることが施術の結果を良好なものにし、それを維持する大きなポイントになるわけです。


 そのために大事なキーワードは

1.認識:体の状態の確認

2.刺激:最適化された、必要最小限の刺激かつ状態の変化を伴うもの

3.再認識、確認:体の変化の認識→意識変化→派生的変化

以上が基本です。


施術の基本は手当であり、優しく触れるように手を当て、同調→協調(または強調)することで変化を促すこと。そしてその状態を確認すること。


その部位が頭蓋骨であれば例えばクラニアルテクニックなり、その調整対象が脳脊髄液であれば脳脊髄液調整、リンパ液であればリンパ液調整、血液であれば血行促進法、道具が鍼であれば鍼術であるし、灸であれば灸術である。


ただ、これだけ。


なぜ、優しく触れて同調→協調(または強調)するだけで変化が起こるのか?


1.同調:生体は動いている。そのリズムを施術者が感じようと意識することで、逆に施術者との接触部位に対して患者の意識も集中し、自身のリズムを再認識する。それにより自身のリズムが正しいか、正しくないか、ズレているかなどがなんとなくわかる。

2.協調(または強調):クラニアルテクニックでは頻繁に使うテクニックですが、例えば頭蓋では一次呼吸という頭蓋骨の屈曲伸展リズムが感じられます。これは脳脊髄液の産生と排出のために起こるもので誰でも起こっています。協調はそのリズムに同調したのち、屈曲のタイミングに合わせ屈曲側に、伸展のタイミングに合わせて伸展側にそのままついていくテクニック。これを行うことで、ズレている場合はズレが強調されて認識されるので、ズレを修正したいという体の欲求が起こり変化が生じます。

 強調はより積極的に同方向へ(微)圧を加えるテクニック。


これをクラニアルテクニックではなく、例えば関節に対して行うと例えば古典調整法というテクニックになったり、関節モビライゼーションとか関節運動学アプローチ(AKA)とかになる。


鍼灸であれば、経絡に対して同調→協調をかけていくと経絡調整になり、例えば弁証により理気解熱が必要であるとなり、二点間あるいは手技によるそれを行えば理気解熱状態にある体に対する同調→強調となる。


 同調→協調(強調)手技の良い点は、力をほとんど使わないこと、そして施術者や患者に大きな負担がないこと。安全なこと、そして変化量が多く、それらが連鎖的に起こることで劇的な症状改善が見込めることもあること。そして基本的には変化を待つ手技ではあるが、接触中に変化がわかり、なおかつほとんどの場合わずか数秒でそれらが連鎖的に起こり、結果短時間調整になることなどがあげられる。


なので、粗雑で乱暴で、力任せな手技より、優しく”触れて”調整したほうが施術者も楽、患者も楽、効果も大きいとメリットだらけだったりします。


時間がないの今回はこの辺で

習志野市大久保の鍼灸師&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は2万回以上。 疲れた身体を活性化し、ストレスに抑圧された心を解放する鍼灸術を提供している千葉の鍼灸整体院

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