眩暈(めまい)の施術例 2017年秋
おはようございます。
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂 藤井崇次です。
本日は火曜日ということで、外部施術の日。明日水曜日~日曜日は習志野市の私のサロン 泰心堂はりきゅう院で施術活動を行っていますので、ご用命の方は水曜日~日曜日にどうぞ。
はい、今日のお話は『眩暈(めまい)の施術例 2017年秋』という題で進めましょう。
こちら許可を得られたのでざっとお話しようと思います。ああ、写真については某サイトの一応、フリー素材になるのかな? WEBなどでの使用許諾をちゃんといただいていますので私は問題なく使えます。本当か嘘か人のサイトの写真、画像などを勝手にもっていく人がいるそうですので、それはやめてください。
2017年秋 確か金曜日。うちの顧客の紹介でとある眩暈を訴える方が”付き添い”の方に連れられて来院されました。
Nさん 30代 女性 主婦
主訴:めまい、視界が歪むようなめまい。立っているのもつらい状態が数か月。ここ2~3週間は外出にも不安。
ま、ほかにも肩こり、腰痛、坐骨神経痛に頻繁な頭痛に……、お疲れ様です。
1.頭部拡大状態 確認
2.上部頸椎圧痛 R>L
3.圧痛検査 上から、R、L、R
4.関節可動域制限 確認
5.重心のズレ 確認 左前で筋力テスト弱化
他
もちろん、お話をしっかりと伺いますが、基本的に根本療法(本治方)系の施術はパターンがあります。
それは、
1.基準となる指標の検査を必要十分行って、現状を認識すること。
2.体が変化する刺激を体に与えること。
3.事前に検査した項目を検査して、変化を認識させること。
この三つの要件をきちっと満たすことで、論理構造と施術による結果が一致することになり、説得力というか納得していただける施術となります。
また、根本療法系の施術は、体が自ら治すことができる症状はすべて体自身の力によって修復され得るのであって、ばっさりというと、どんな症状でも対応可能。ま、ちょっと言いすぎだとは思いますが、概念上はそう言えます。
もちろん泰心堂で提供している施術は、根本療法系の施術なので、実は専門、得意な症状と言っておきながら、取り扱いが多いから専門、得意と言っておこう的な扱いでしかありません。
ええ、例えば鍼灸技術においては、
Q.専門、得意な症状は?
A.鍼灸で改善可能な症状のすべて
はい、だって根本療法系の施術者ですから当たり前です。
さて、施術の方に話を戻していきましょう。
検査の結果、
1.脳脊髄液の循環不良
2.上部頸椎に歪み
3.仙骨リズムに乱れ
4.経絡にも乱れ
→自律神経系の機能低下→脳機能低下が疑われ、その結果としてめまいが生じていると考えられる。
施術手順は
1.脳脊髄液循環調整
→頭部拡大状態の解消
→上部頸椎の圧痛検査クリア →上部頸椎調整必要なし
→関節可動域 上肢制限解除 → 筋力テスト クリア
→仙骨リズム 不十分 仙骨および連動部位である寛骨のズレ検出。
2.仙骨リズムの同調調整※寛骨レベルでの高さ補正をしたうえで行う。
〇篠崎真樹式仙骨腎臓テクニックに相当
→関節可動域 下肢制限解除 → 筋力テスト クリア
→事前の背部診での筋硬結(コリ)解除
→経絡反応 不十分
3.経絡調整:調整点に対する接触鍼。
→経絡反応 クリア
4.再テスト
→頭部拡大状態 やや拡大状態(指1本程度)
→再度、脳脊髄液循環調整を行い頭部拡大状態を解消
5.再テスト
→クリア
終了。
一回の流れはこの程度。
全体で施術時間は10~15分程度。ま、初診は説明長いのですが・・・・・・
1回目の感想が
「立てます! 久しぶりに足の裏がべたってついた感じがします」
など
1週間後の2回目 来院時。時間ギリギリで駆け込んできて
「走れるようになりました」
施術後
「目の前が明るくなりました。ずっともやっとしていたのがすっきりです」
・・・・・・まるでシナリオがあるかのようなセリフ。ええ、わりとこういうセリフいただきます。
私はある意味で型通り施術していてるだけで、凄いのは皆さまの体なんですけどね。
じゃ、なんでそのすごさが発揮されないの? 単純にやりすぎ、あるいは意味不明なことをしているかですね。
論理的かつ、合理的な施術は大事だと思います。
結局、こちらのかたなんとめまい歴2年、偏頭痛歴10年超が、2か月7回で卒業。
営業的には「もっと回数来てよ」と言いたいところですが、まあ、こんなもんでしょう。体の力がうまく発揮できるようになるとめまい、頭痛は今までは何だったんだろう的なスピードで良くなる傾向がありますね。
・・・・・・ということでもっと紹介してください。
私、暇なの嫌なのでできるだけ予約表は埋めたい質なので。
今回はこの辺で。
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