徒手調整術とめまいに対する調整

 こんばんは!

 からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。

 水曜日~日曜日 京成大久保駅近くの泰心堂はりきゅう院で活動しています。


 さて、本日の2本目は施術自体のお話をしましょう。

 タイトルは『徒手調整術とめまいに対する調整』でお送りしたいと思います。

 一応、整体師を名乗っていますが、技術の系譜的にはカイロプラクティック由来の技術をメインに使っています。なんていうか、身体観がしっかりしていて、解剖学、生理学に基づいた施術というと、どうしてもルーツのあやふやな整体術よりもカイロプラクティック系の技術になってしまうのはシカがないことかと思います。

 さて、私、藤井は本来は解剖学、生理学に基づき、東洋医学的な身体観によった分析によって施術を組み立てる鍼灸師なのですが、昨今のお客様の要望により、鍼灸を用いない技術を提供することになりました。

 そのために作ったのが例のサイト『現役鍼灸師が提案する徒手調整術』になります。

 じゃ、ここで党言った施術をするのかというと、やはり根本療法系、本治方系の施術になります。


 根本療法系は、体の継続的な機能低下状態を解除することにより、体の治癒能力が十全に働ける状態を作ることを施術の目的としています。


 特異な疾患、症状はというと、体が自分で解決できる疾患、症状のすべてになります。


 とはいえ、これだと範囲が広すぎるので、便宜上

1.めまい、頭痛

2.不妊、婦人科

3.自律神経の不調からくる症状

4.神経痛を含む痛み疾患全般

とお伝えしています。


が、正直に言うと苦手な疾患は基本的にありません。


 今回は、めまい、頭痛のうちめまいに焦点を当てた話をしようと思います。


 さて、めまいと一言で言っても実はいくつかのタイプがあります。

1.貧血などを伴うめまい

2.時折、発作のように起こるめまい

3.ふらつき、浮遊感を伴ういわゆるめまい

4.視界が回転するような印象を受けるめまい

5.耳鳴りを伴うめまい

などでしょうか。


対症状療法、対処療法、局所療法的にはこれらの症状が現れたときどこに異常反応が見られるかを考え探して、反応点、反応部位を一つずつ探しては虱潰しに潰していくというのがアプローチになります。

ただ、体は連動していますから、一部への刺激はほかの箇所への影響します。その影響をどれくらい考慮するのか、あるいは、いかに効率的に連鎖反応を追って最小刺激にて体を整えるかがポイントになります。

が、残念ながら、枝葉はしっかりと広がってこそなので、このアプローチでは反応部位が多数に上り、結果的にうまくいかないケースなども多々あります。


だからこそ、枝葉に対する処置ではなく、根本に対するアプローチを行おうというのが泰心堂の考え方。


では、めまい、頭痛の根本はどう考えていけばよいのか?


鍼灸理論的には

1.前頭部ー陽明経眩暈

2.頭頂部から後頭部ー太陽経眩暈

3.側頭部ー少陽経あるいは小陽経めまい

4.頭頂部ー厥陰経めまい

5.太陰経めまい

6.少陰経めまい

の6種類。


カイロプラクティックの理論的には

1.一次呼吸の問題ークラニアルテクニック

2.頸椎の歪みー上部頸椎カイロプラクティック

3.仙骨律動の問題ー頭蓋仙骨療法など

4.脊柱の歪み


 この辺の考え方は、どの症状でも基本同じです。

 なぜならば、症状というのは体の継続的な機能低下状態=蓄積疲労状態に起因して生じているから。

 体の継続的な機能低下状態=蓄積疲労状態に起こる特徴

1.体液(血液、リンパ、脳脊髄液)の循環不良 → むくみ、頭部拡大状態、

2.体の歪み → 左右差の広がり、コリなどの筋緊張、関節可動域の運動性低下、筋弱化

3.重心の崩れ → 体軸の崩れによる運動性の低下、関節可動域の運動性低下、筋弱化、左右差の増大

4.自律神経系の不調 → 回復能力低下、機能低下、免疫力低下、内臓機能低下など

5.内臓機能低下

 これら、体が頑張らなくてはいけない状態なのに、頑張れない状態というのが作り出されるため、回復できなくなり、体の弱い部分に症状が現れたのがいわゆる病気。


 今回のケースは、それがめまい、頭痛として出ているということですね。


 なので、施術としてのチェックポイントは

1.1次呼吸=頭蓋骨の屈曲伸展リズムが乱れていないか?

2.頭部拡大状態になっていないか?

3.頸椎に歪みが生じていないか?

4.体幹の左右差が拡大していないか?

5.関節可動域の運動性低下が生じていないか?

6.筋の弱化=うまく働けない状態が起こっていないか?


 これらを動作チェック、バランスチェック、圧痛チェック、関節可動域のチェック、筋反射のチェックなどを通じて施術者と患者の両者で確認していくことが大事です。


 施術の結果、先に確認した状態に変化が起きていれば、反射的に調整された証拠となります。


 つまり、理論と結果が一致するわけですね。

 特に泰心堂の場合は、特に頭蓋骨調整(一呼吸の調整、脳脊髄液循環調整)に力を入れており、これを行うことで、鍼灸の顧客の症状改善での離脱率(=卒業)が上がったという実績があります。


 特にめまい、頭痛の方一次呼吸の乱れがない人はむしろ珍しく、頭部の屈曲伸展のリズムが

乱るほどの頭蓋内環境の変化が起こっていると考えられます。

 蝶形骨ー後頭骨、蝶形骨ー側頭骨、蝶形骨ー上顎骨、側頭骨ー頭頂骨などの動きを丁寧にチェックして触れるほどの圧で同調をかけることでリズムのズレを認識させることで反射調整を行うことで一次呼吸の乱れを自動調整することで、頭蓋内環境の変化を促し、めまい、頭痛の自己治癒の促進を図ります。


 私のおススメとしては、断然、鍼灸術なのですが、どうしても鍼灸術はという鍼灸という言葉自体が苦手なお客様のために、今回徒手調整術のみで構成された徒手調整術メニューいわゆる整体メニューを提案することになりました。


 鍼灸が苦手だからということでめまい、頭痛状態を我慢していた方がお近くにいらっしゃいましたら、ぜひ、泰心堂にご紹介下さい。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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