クラニアルテクニック(頭蓋骨調整)で何が変わる?
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
本日二本目は時間がないので短く。
詳しくお話しするのなら、カテゴリー”質問に答えます。”にするべきなのですが、今回はざっくりとしたお話をします。
クラニアルというのは頭蓋骨を指します。セイクラムは仙骨ですね。なのでクラニアルセイクラムテクニックと書くと頭蓋仙骨療法になります。
まあ、クラニアルセイクラム系のテクニックも持っていますが、今回はクラニアルのお話。
簡単に言うと、頭の骨のアライメント(構造的バランス)のズレ方を目安に、全身の状態を変えていこうというお話ですね。
何に効くの? というと様々な症状に対して施術を行うと、結果的に効果が出るようです。
はい、結果的にです。
簡単にお話しすると、頭蓋を構成する骨同士のアライメントのズレがあるということは、頭蓋内圧上昇や歪みによる内圧の不均衡などの問題が生じている可能性があります。つまり頭がうまく働ける状態ではなくなっているのではないか? という類推がクラニアルテクニックの端緒になります。
なにせ人体の最高位中枢である脳・脳幹が収まっていますからね。
クラニアルテクニックは、アライメントのズレ、ズレから生じる骨の屈曲伸展(拡大縮小)の動きである一次呼吸のズレなどを目安に、軽圧というか微圧を加え、屈曲伸展リズムに対して制限を加えることで一次呼吸の調律を図ります。
一次呼吸のズレが整うということは、アライメントのズレが整うということであり、頭部の歪みによる内圧の上昇、不均衡が是正されたことを意味するわけです。
ひいては脳・脳幹に対しての圧力が適正化されるということであり、脳圧上昇により圧迫を受け、機能低下を引き起こしていた脳・脳幹が解放されるということであり、機能低下状態が解除されるということになります。
様々な症状が、体の機能低下により起こっているとしたならば、機能低下状態が解除されるわけですから、機能正常化→症状緩和、解除→正常化となっていくのも論理構造的に矛盾がありません。
故に、さまざまな症状に効果が期待できるわけです。
泰心堂の例だと、単独で使うケースは少ないので鍼術、灸術との併用パターンにはなりますが、
〇アトピー性皮膚炎
〇頸椎ヘルニアによる腕のしびれ
〇腰椎すべり症にともなう足のしびれ(坐骨神経領域の痛み)
〇頭痛
〇めまい
〇貧血
〇起立性調節障害
など
楽になったと報告をいただいています。
なお、はり師、きゅう師には診断権はありませんので、病名はあくまでも顧客側の自己申告(病院での診断を含む)によるものになります。
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