あるひざ痛の例
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
ええと先日、ひざ痛の例を出したのでさらっと症例化しておきましょう。
あるひざ痛の例
〇70代女性 右ひざ痛
〇階段を踏み外し、たたらを踏む感じあり。数時間後、痛みでひざが曲がらない状態。歩行困難。
〇24時間程度、適度にアイシング(冷却処置)後
〇施術回数 連続2回+1回 5日後通常通り歩行→念のための病院での検査も靱帯損傷なし、問題なし。(治癒判定)
このケースは珍しく出張施術ケースです。
基本的に、泰心堂は拠点を持っていますので、拠点に来ていただいた方が、経営上も、施術上、お客様側にも都合が良いので出張施術の頻度を下げていますが、動けない場合などはご自宅まで出張で行くこともあります。
※基本的に出張施術は時間を取られるので、基本料×2+交通費、移動時間または拘束時間により変動あり。
※ごくごく近い場所の常連さんだったり、たまたま近くに用事のある時の常連さんの依頼はまた別途計算しなおしています。
出張なので、持っていく道具については先日お話した、出張施術道具の回をご覧いただければ。ええ、そのままですから。
手順についてお話しておきます。
1.聞き取り。
〇どこが痛むのか、どうすると痛むのか
〇いつからか、何がきっかけか
〇何ができないのか
など
2.検査
〇ROM(関節がどれだけ動くか)の検査
〇自発痛(なんもしなくても痛い)、動作時痛(うごかすと痛い)、圧痛(触れる、圧されると痛い)の確認
今回はひざ且つ靱帯損傷も疑うケースだったので
〇手を出してよいかスクリーニング。前(後)方引き出し、ラックマン、ピボットシフトなど
※通常時は、病院受診後の依頼がほとんどなので1.の聞き取りで用は足りる。
3.相応療法※瑞金療法協会-高麗手指鍼術、小松式高麗手指鍼術の特殊な方法
〇今回の傷害部位と相応(あいおう)じる手の領域=関係する場所の過敏圧痛を探査
〇3か所に反応があったので、キネシオロジーのテストで膝とのメジャー/マイナーのスクリーニング。3か所→2か所
〇2か所に灸:米粒大を3~5壮
手続きは以上。
一般的ではないところは、
1.高麗手指鍼術という”手”で全身の調整を完結する施術を選択したところ
2.キネシオロジーのテストによるスクリーニングを使っているところ
くらいかな?
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