施術者は”疲れて”はいけない
おはようございます!
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
本日は火曜日。泰心堂は明日 水曜日から日曜日の営業になっていますので、ご依頼の際はお気をつけてください。
ええと、一部の人にとっては衝撃的なタイトルかもしれませんが、正確にはですね
「施術者は(顧客に)”疲れ(た姿を見せ)て”はいけない。」という感じでしょうか。
少なくともあらかじめ設定した、あるいは設定された一日の最大施術人数の対応をして疲れていては話になりません。
その状態を続けると、冗談抜きで、倒れます。
倒れてしまったら、施術できないどころか、自分自身の生活も成り立たなくなりますので、当然、業務自体を続けていられなくなります。
当たり前ですが、それは顧客の皆様にとって、大変な不利益になります。
だからこそ、疲れない施術、あるいは疲れても寝れば回復する程度の疲労度の施術、もしくは体力気力を回復できる余裕のあるスケジュールが必要となるわけですね。
楽にする施術をしている人間がつらくなるのは、本末転倒で、楽に施術をするから、顧客も楽になるが理想的。
その点、鍼灸はとても優れています。やり方によっては……ですが、力任せの施術など必要ないし、一人当たりに疲労困憊になるほど体力使うようなものもない。体格の有利不利も基本的にありませんし、性別の有利不利も原則ない。あるのは施術者間の技量差、知識差くらいなものでしょうか。
きわめて”楽”な施術形態だと思います。
本来のカイロプラクティックなども”楽”な施術に入るでしょう。ホールインワンテクニックなどは生涯でアジャスト(調整)すべき機会は1~2回、毎回行うのはその機会をとらえるための検査と言われるほど実は検査重視の施術方法で、力を加えるアジャストは実は一瞬で終わってしまったりします。まあ、上部頸椎は危険部位でもありますので、急激な回旋動作や捻転刺激など頸椎に強いダメージを与えかねない動作は禁止事項(スラストあるいはスラスト類似行為)に該当しますので私はやりませんけどね。
私が施術中に使うカイロプラクティック由来のテクニックは、DRT(ダブルハンドリコイルテクニック、背部揺動を用いた間接的上部頸椎調整法)、CSFプラクティス(脳脊髄液調整法)、クラニアルテクニック(頭蓋骨調整術)といった直接頸椎に対してコンタクトしない方法を採用しています。
一番事故を防ぐため、そして高い効果の確保、顧客・施術者の負担軽減などを考えて学んだ各種術式より精査してこの形になっています。
ま、内緒って程ではないのですが、上部頸椎の調整は実は鍼一本、経穴一箇所でできたりします。いろいろと前提条件の問題があるので毎回確実にとはいきませんが、なかなかに効果的です。
ただ、これやると検査はそれなりに時間がかかるのですが、施術自体は1分未満で終わってしまうので、サービスとしてどうなのかなとか思っていたりします。なのである程度ルーティンというか型通りの施術をして、残りの指標に対する処置を一手、二手加えて、反応が微妙だったり、残ってしまったりするときにすっと鍼を触れさせるように調整し仕上げることもあります。
泰心堂の施術は施術者である私自身が極力体力を使わない、疲れない施術で構成されていますし、顧客にとっても疲れない施術になっています。その結果、検査、施術のみに集中したら最短〇分で一施術が終了なんてくらい短時間施術が可能になってしまいました。まあ、最短施術が良いわけではないのでそんなに急ぐことはなく、症状、施術コースに応じて1枠20分、30分、60分、90分としっかりと時間を確保していますけどね。
私の泰心堂はりきゅう院では、一応、決まった型通りの基本施術の一日の最大受け入れ人数を20枠として、40人程度の施術に対応できる体力と術式を用意していますので、フルに詰めても体力的には疲れない、ただ、毎日だと事務作業が滞ってしまうので加減したいって程度の設計にしていたりします。
施術が疲れた顔をして、疲労回復、症状改善はないでしょう!?
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