”あたま”の整体術とは
おはようございます。休み明けの、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。昨日は文化の日。祝祭日ということで私も久しぶりに仕事で施術をしない人なりました。秋葉原~銀座あたりを私事でうろついてきたわけですが、いや、警察官が多かった。そう言えば本日トランプ大統領が来日する予定でしたね。一足早く補佐官が来日して話題になっていました。
さて、本日のお話は”あたま”の整体術とはというタイトルでお話しましょう。奇妙な書き方をしているのは古藤先生対策です。※冗談です。ただ、商標に触れる可能性があるので””で古藤格啓の商標とは関係ありませんというお話にさせていただこうと思います。
名前を出したので少しだけ触れましょう。世田谷のSOLECKAの代表者古藤格啓氏、型破りな整体師で頭を中心として体を整える『ことう式あたまの整体』シリーズをカイロベーシック社より発売中。同社から発売された、古藤格啓氏のAtoZは面白かった。特にボーナストラックが。ボーナストラックはおススメですね。
話を戻しましょう。
”あたま”の整体術という話をするのにあたっていくつかの方向性があると思います。
一つは、頭部に対するアプローチ。
一つは、顔面部に対するアプローチ。
これらはどこに主としてどこにアプローチするかの違いですね。
〇顔面に対する施術効果を期待するアプローチ
〇全身様々な症状のへの施術効果を期待するアプローチ
前者は、世間でよくある美容鍼や小顔整体、小顔調整、小顔矯正とか言われるような顔面に対する施術。ただ、小顔×矯正はあまり使わないようにしたほうが良いように思います。骨気(こるぎ)とか顔の骨格矯正なども同様に誤解されかねないので詳細な説明を付して誤解対策をするのか、避けたほうが良いでしょうね。
後者は、鍼灸でいうと頭皮鍼とか頭鍼と言われる技法や、顔の反射区を使った鍼灸術やその応用法、あとはカイロプラクティックの技術であるクラニアルテクニックやオステオパシーの蝶形骨テクニックなど。あとは顔面の骨にアプローチして操作する技術もあります。
本当にいろいろありますね。
泰心堂では、クラニアルテクニックとフェイステクニックの両者を使っています。あくまでもからだの機能回復を考えたテクニックなので美容効果などはおまけ扱いなのですが、そちらを期待するお客様もちらほら。
でも過度に「小顔効果が~」とかあおる気はないので、希望者はこっそり来院してください。言いふらす範囲も個人的な友人程度までにしてくださいね。
泰心堂で頭の状態をみるのは基本的には頭部拡大状態になっているかどうか? の判断をするためにみます。
頭部拡大状態とは脳脊髄液循環が悪くなり、頭部に脳脊髄液貯留し、内圧を高めて内側から頭蓋を押し広げている状態であり、頭蓋内圧上昇のため脳機能低下を引き起こしている状態と考えるからです。
これはクラニアルテクニックの一つの考え方です。脳機能低下→身体機能低下、体液循環不良、免疫力低下→蓄積疲労あるいは症状発生というような考え方ですね。
疲労が溜まってくると足元などにむくみ(浮腫み)が出ます。顔も浮腫みます。実はあちこち体液の循環が悪くなるので浮腫むのですが、重力と形状の兼ね合いで浮腫みやすいところ浮腫みがでにくいところがあります。足元は主として重力の関係、顔は重力と血管、リンパ管などの位置関係によって浮腫みやすいのです。
そして頭もまた浮腫みます。実際に観察してみると、体調良い/悪いに合わせて鉢周りが数mm~数cm程度動きます。頭は単に血管を通じて血液を供給されるだけではなく、血液をもとに脳脊髄液(CSF)というものを脳室内などで産生し、脳腔を満たして脳、脳幹を保護し、脊柱管を通り、体幹へと流れ、末端で筋、神経などに再吸収され静脈に戻っていくという循環をしています。
疲労して補正が発生し、体が歪むということはこの流れに圧力がかかるということであり、当然に循環は滞りがちになります。体液の循環不良というやつですね。
最も滞るのが頭。次に首。
なので、クラニアル(頭蓋骨調整)テクニック、上部頸椎調整テクニックが有効だと考えられるわけですね。循環不良状態が解消されると、頭蓋内圧は下降傾向になりますのでr、浮腫みも取れ頭の一時的な拡大状態が解消され、顔のむくみなども解消傾向になると考えられます。
だから”あたま”を整えると体が元気になるという話になり、”あたま”の整体術という話になります。
論理構造上、体の治癒を行っているのは本人の体に備わった機能であり、その高次中枢の正常化→状態の認識力の適正化→状態に合わせた治癒促進命令が自律神経系の作用として生じ、その生理学的機能として治癒を行うという話になりますので、クラニアルテクニックのみでも、症状の改善が期待できるということになります。
もう予約時間なので今回はこのへんで
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