肩こりと足、肩こりと手指
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。本日二本目のお話になります。騙されたと思ってではなくて、遠慮なく騙されてください。
日ごろからできる肩こり予防法のお話と肩こりを感じたときの対処法をちょっとだけお話しましょう。
1.長時間同じ姿勢で作業し続けない
2.巻き肩状態は、掌を外に向けて戻す。
3.実はふくらはぎもパンパン
4.指と肩は繋がっている。
の四つで行きましょう。
1.長時間同じ姿勢で作業し続けない
重力下では常に体を支えていないといけないので、何をしなくともつかれます。同じ姿勢でいるとなおさらに、同じところばかりに負担が掛かり続けるので草臥れる(くたびれる)のが早くなります。
なので、長いこと同じ姿勢でいたなと思ったら、首回す、肩回す、腰回す、足回すなど固まりやすい関節を動かしてあげる。
ただ、これだけでも持続的な筋緊張が一度途切れ、圧迫されていた血管も圧迫が解消されますので、疲労回復しやすくなります。
2.巻き肩状態は、掌を外に向けて戻す。
昨今多いのが、頭を下げて、肩を丸めて前に腕をのばした姿勢。はい、スマートフォンの操作をするとくPC作業中などに多い姿勢ですね。長く続けていると、同じところばかりに負担がかかり続けるので疲れます。疲れると補正(一時的な歪み)を起こして何とか乗り切ろうとするのですが……。常習化すると疲労が蓄積して、寝ても疲れが、肩こりが取れない状態になっていきます。
全然自慢になりませんから。
日ごろから気を付けて欲しいのが、巻き肩=肩が丸まっている状態を開いて上げること。
一.立位がやりやすいので、立った状態で手をだらんと下げます。この状態で90%近くの人が手のひらを内側にした気を付けの姿勢を取っています。
二.親指と小指とを外側に伸ばした状態で、親指から外に返すように手のひらを外に向けてひねります。
三.手、前腕、上腕と外ひねりが起こり、肩も外にひねられて、胸の前が伸ばされ、肩が後ろに下がったら、力を抜いて脱力
四.数回繰り返す。
※肩を上げないように注意しましょう。
※慣れてきたら椅子に座ってもできます。
3.実はふくらはぎもパンパン
肩がこる方はわりとふくらはぎもパンパンであることが多い。ふくらはぎを掴んでみて硬さを確かめてみましょう。
硬い方は次の運動でふくらはぎを解しましょう。
一.仰向けに寝る。両ひざは90度に曲げ立てておく。
二.片方のふくらはぎを逆の膝の上に置く。
三.膝頭でふくらはぎを擦るように軽く上げた側の膝を上下動させる。
四.終わったら逆側も。
4.指と肩は繋がっている。
ええと、これはどちらかというと小ネタです。鍼灸で経絡を利用した肩こりの取り方は小指とふくらはぎあるいは腓骨頭下などを使うと割と簡単なのですが、手の指でやります。
やりかたは簡単。小指掴んでくるくる回すか、薬指掴んでくるくる回すか。できるだけ力を抜いてくるくると軽く回すのがポイント。上手にできていると手首、前腕、肘回り、上腕、肩と振動が伝わります。
はい、以上簡単にできる肩こり対策でした。まあ、いつもと違って小ネタ色が強いですが、便利なので覚えておくこと推奨です。
0コメント