施術に必殺技は必要ない
どうも、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
本日は月曜日なので外部での施術の日です。ちょっと午前注意時間があるので期日前投票に行ってこようと思います。
個人的には投資って非常に学ぶことが多いなと考えています。
別に実際にお金を入れてトレードしろというわけではなく、デモトレードでもよいと思いますが、何かしらのロジックをもって検証トレードをすることをお勧めします。
ええと施術とタイトルで書いておいて、いきなりトレードのお話ですが、実は関係があります。
そうですね、たとえば健康な状態って相場でいうとレンジ相場。ある程度の幅で上下に値動きしている状態は、バイオリズムの動きとよく似ています。ある程度の範囲で均衡がとれた状態ですね。
上昇相場、いわゆるアップトレンドは調子が上がっている~調子乗りすぎに対応した状況。極まれば転化する、東洋医学における陰陽論の基本ですね。調子乗りすぎはその反動で一気に調子悪い方向へ反転することもあります。要は流行乗っていたはずが、過去の流行にこだわるあまりに、新たな流行に乗り遅れた。あるいは、調子が良いからと言って自分の体力無視して頑張りすぎて、病気になったとか。
下落相場、ダウントレンドは、調子下降線。基本的にはアップトレンドの逆。
対象とする相場によっては必ずしも、ダウントレンド調子よい、アップトレンド調子悪いというわけでもないのですけどね。FXなんかは通貨の交換ですからどちらの通貨の視点で見るかによって調子の捉え方は変わりますから。
さて、基本戦略はやはりトレンドフォロー=流行についていくというのが大事。カウンター系のトレード戦略はよっぽど芯のしっかりした人で、どちらかというと流行にのるのではなく、流行を作り出すような人。このタイプはめったにみませんが、実はそこそこいます。かといって”滅多に見ない”のですから一般人ではないのです。
コツはトレンド(流行)が定まってから即座に乗ることで、勢いよくのびる状況に勢いよく乗るのではなく、抑え気味に降りる準備をしっかりしてから乗ること。投資だと出口戦略、日常だと体調管理やマイルストーンなど利用した定期的見直し。
これができる人は基本的にトレンドの見方が状況と合致して入れば着々と実績を上げることができます。逆にトレンドがはっきりしないときや、想定していたトレンドと逆行した状況の場合、慌ただしい状況や芳しくない事態から、さっさと退場したり休養を取って次のチャンスをしっかりと待つことが大事です。
病で考えると、症状が激しく出ているときに無理に調子を上げようとするのではなく、調子を下げないために、下げ幅を小さくするために調子を整えようとすることが大事ということです。
逆に調子が良くなってきたら、そこに乗っていくことが大事になってくるのですが、先ほど書いたように、調子が良くなってきたことを確認して、少しずつできることを確認するように動き、また疲労の蓄積やストレス値の上昇などの徴候が現れたら、さっさと休んでしまうということが大事です。
ええ、まさにトレードと同じです。
必殺技はどこ行った!?
はい、そろそろ指摘があることでしょう。
必殺技のイメージって、ヒーローものの定番の締めでたいがいピンチになったときに一発状況逆転! 的なキメの大技として使われます。これ諸刃の剣というか後がない大技でシリーズの5~7割くらい進行すると従来の必殺技が破られます。で、大きなダメージを食らう。
相場で考えると、「ここらで一発逆転の大勝負!」と何回か仕掛けて成功していたので、調子に乗って、さらに資金を投入して一撃で決める! と意気込んたものの相場が逆行して、多いな損失を被るという状況ですね。
ヒーローは積み上げた実績と信頼とがあるので何とか戦場から逃げ出すことができて、再起を図れますが、リスクヘッジが何とか出来ていたからですね。
まあ、ヒーローものは様式美として王道シリーズ構成の一環としてありますけど。
相場で失敗する人はここで損切というのができなくて、強制損切などがかかり、資金がなくなり退場となるわけです。
ね、必殺技って確かに効果絶大なんですが、その分リスキーなんです。
これ施術でも同じ。
あえて、必殺技に頼るのならば、必殺技が失敗しても大勢に影響がない状況でやるか、きっちりと二の矢、三の矢を用意してリスクヘッジして行うべきです。
ちなみに私の理想的なトレードは、まったく面白みがなく、淡々と資金を増やすトレードです。奇をてらうこともなく、動きやすい方向へ、リスクを限定しながら、着々と利益を積み増すトレードこそが理想。
トレードを楽しみたいのではなく、トレードは資金を増やすツールなのですから、面白みも、必殺技も要りません。着々と合理的な相場状況の判断と確率論的に優位性の高い論理式とを組み合わせて勝率の高いところだけを淡々と確保していく方が確率的に資金を増やせますから。
施術も同じです。必殺技だよりするよりも、極論言えば、患者さん自身の体の力=治癒力、回復力、復元力といったものが働いて治っているのであれば、そういった治癒力を妨げない、あるいはうまく働けるように環境整備することをきちっとやっていれば確率論的に良い方向へ向かいやすくなる。
で、あれば合理的な体調判断を行うための判断基準を備に観察し、確率論的に優位性の高い論理式に基づいた施術を淡々と繰り返せばよい。
泰心堂の場合は、それが脳脊髄液を含めた体液の循環を促すこと、上部頸椎に生じた問題を解決すること、経絡中の生命力、エネルギー、気といったものの循環を促すことと考えているので、淡々とそれらの調整を行っていけば、自ずと良い結果が出ると確信しているわけですね。
0コメント