泰心堂式の目的
ども、からだのエンジニア & からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
本日は木曜日なので習志野市大久保の私のサロン 泰心堂はりきゅう院 で活動中です。
はい、うちは鍼灸がメインで整体というかカイロプラクティックの技術を補助として使っています。たぶん1施術で2~3術組み合わせて使える施術者ってコスト面でも技術面でも珍しいのではないでしょうか?
さて、本日の話は泰心堂式の目的というお話をします。
泰心堂というのは私 藤井の屋号でつまりは藤井式施術と言い換えても同じことなのですが、基本的には組み合わせでできています。
鍼灸師としての私のベースは恩師である小林詔司の創始した積聚治療にあります。積聚治療から理解し、もととなった経絡治療のパターン数種類、鍼灸専門学校の教科書から見えてくる中医学、某氏の家伝鍼灸、高麗手指鍼術、頭皮鍼、長鍼など特殊な鍼を使う技法、筋・神経学的な針灸技法、……などなど実は数十種類の方法論を学んでいます。
学び方は個人的にはとっても簡単だとは思うのですが、オブジェクト指向プログラミングの技法と、UML的フローチャート分析、MindMap(トニー・プザン)にた考え方の知人である松宮義仁氏のシンプルマッピングによる分析、そしてレイヤー&ブロック型の相対分析法を利用して一度取り入れた資料を、要件定義をし直し正規化し、比較分析するというだけの単純なものです。
このやり方は、一つの型に習熟してしまえば、その構造に当てはめて、段階ごとに比較検証できるので複数の技法を一つの手法で比較検討できるのでとても便利です。
これをものすごくシンプルにしたものが次の論理式になります。
鍼灸技法=身体観、健康の基準などの哲学+判断指標+補正手技と道具
身体間などの哲学をA、判断指標群をB、補正手段などをCとしたとき、各カテゴリー(A、B,C)において、その要素(a1、a2、a3、……etc)はカテゴリー内において交換可能であるあり、全体としてどういう目的の技法であるかは、選択決定されたAによって決まる。
というとても単純な論理式です。これって、基本は数学の集合とかで学んでいます。
たとえば、経絡治療であるならば、最低限次の要素がそれぞれのカテゴリーに収まります。
A:病=経絡の変動、経絡の変動なくば健康
B:経絡の変動を確認する判断指標=経絡病証、蔵府病証、脈証、経筋異常、経皮異常等々
C:経絡を意識した刺激方法
たとえばCが鍼であるならば経絡鍼治療となり、指圧ならば経絡指圧などの名称に変化しますが要は経絡を利用した施術方法であるということはAによって定義されています。
ま、専門家向けにはこれでよいと思うのですが、正直な話これって要は何なの? と個人的には思うわけです。
で、臨床経験と研究活動と技術研鑽を重ねて、要はなにをやっているのか? それを一般向けにお話しするときには、次のようにお話ししています。
「泰心堂式では、”疲労回復”を目的とした施術を提供しています。なぜならば、蓄積した疲労があなたの体の回復を邪魔(阻害)し、病気の状態に陥らせているからです。”蓄積疲労”が解消されたなら、余力を回復に回すことができるようになるので、自ずと症状が変化していきます。
だから、泰心堂では極力体を疲れさせないように、あえて超短時間、極小刺激をすることで、刺激を重ねて痛みを抑えるのではなく、(ほかの数多くある施術所、鍼灸院と異なり)体の力を呼び起こして疲労を回復を促すこと目的とした施術を提供しています。」
ただし、このやり方、実は弱点があります。
- 良くなりたくない方はよくなりません。※一回で何とかしてほしいとか、通わない方。
- あちこち強くもんで欲しいなど、回復とは関係ない行為をご希望の方には向きません。
- 施術時間が長いほうが良いと勘違いされている方には向きません
- 刺激に耐えることで、恩恵がある! みたいなない罰的な方にも向きません。
- 何よりも自己管理する気のない人には向きません。
一方で次のような方には向いています。
- 楽して良くなりたい方
- 疲労困憊状態から抜け出したい方
- 継続的な体調管理をしたい方
- どこの治療院に行っても疲れるばかりでよくならなかった嘆いている方
- 忙しくて短時間しか体調管理の時間が取れない方
- 目的意識がはっきりしている方※自己管理ができる方
ついでに書くと、からだの持っている力の賦活(活性化)を促しているだけなので副作用はありませんし、ほとんどの場合刺さない鍼を使っているので鍼による事故の可能性は限りなく低く安全です。
ただ、たくさん鍼をして、灸をすえて、時間いっぱいもんでもらってなどをご希望の方は、時間の無駄ですので来ないでください。探せば、泰心堂はりきゅう院よりも安価でそういった施術を提供している業者はたくさんありますので。
そうでない、慢性疲労状態を改善したい方や、蓄積疲労から病の状態に陥っていてそこからの回復を求める方、どこに行ってもよくならなかったけど何とかしたい方など疲労回復、その後の継続的な体調管理もしっかりしたいという方は、ご用命ください。
時間の都合上基本的にメール、またはメールフォームでご予約、ご相談を承っていますので、ご迷惑をかけますが極力メール、またはメールフォームにて連絡をお願いします。
2017年10月現在の営業日は、水、木、金、土(午前)、日(午前)となります。問い合わせへの対応もこの時間で行っております。時間外の対応は原則いたしませんので、記録の残るメールでの問い合わせを推奨しています。
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