不妊対策 無精子症の疑いがある男性のお話。

 どうも、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。

 今回のお話はタイトル通り『不妊(対策)鍼灸』です。

 近年、この分野のニーズが高まっています。私が初めて手掛けたのが9年前だったかな? 当時、30代前半の女性でしたね。当時の私は書いた通り、不妊は扱ったことがなかったので、その旨を伝えたら、それでも「最後に試してみたい」とオーダーいただき、施術を開始7か月後に妊娠が確認されました。二人目が30代後半の方で、一年と半年弱施術させていただきました。施術間隔は週一が基本ですので回数は推して知るべし。「その甲斐あって」と話が続くので初回からいきなりセーフ。二回目もセーフと内心、「うまくいってくれ」と願いながら施術をしていましたね。

 ええと私は初めてでかなりプレッシャーかかっていたので、「セーフ」というのが一番大きな感想でしたね。「生まれました!」と報告いただいてから、一週間ほどたってからなんというか実感が湧いてきて、一日の施術が終わった20時過ぎになんとなくガッツポーズしていました。ちなみになぜかうまくいくたびに20時過ぎにガッツポーズしていたりします。

 それか何件も取り扱うことになるのですが、気が向いたら仮称ということでお話させていただきます。

 泰心堂の場合、匿名性が一つの売りなので、必ず症例のお話をさせていただくときは名前を書かないか、仮称でお話させていただきます。


この分野はプレッシャー強いですが、とってもやりがいがある分野なので今後も取り組んでいきたいと思っています。


40代 男性 会社員

 最初、お電話いただいたのが、病院で検査結果を聞いた翌日だったそうです。

「先生、手の鍼で無精子症が何とかならないでしょうか」

 お名前を名乗ることもなく、いきなり焦った男性の声が電話越しに聞こえてきました。


「どうされました?」

「今現在、子供がほしいと妻と不妊治療をしている最中なのですが、先日の検査でどうも私の方に問題があって受精しないのではないかと言う話になり、まして詳しく検査したら精子の数が少なく無精子症の疑いがあると言われTESEというのを受けることになりました。予約がいっぱいで手術の日まで2か月ほど空きがあるのでその間に何かできることはないかと思ってきました」

 これも当時の私は扱ったことのない症状です。正直にお話して、その時点でできる最高の提案をしました。そう、高麗手指鍼術です。

 なぜ、それを選んだのかと言うと、こういうケースで考えられるのは、輸精管の問題、精巣自体の問題のいずれかです。輸精管などの通り道の閉塞で起こるのを閉塞性と言いこのケースだと高確率で精子の採取が可能です。一方、非閉塞性の場合は前者に比べて確率が落ちます。精巣自体に問題があり精子の十分な生成ができていないからです。当時のTESEで取れなかった場合、諦めてくださいという状況でした。2015年現在はTESEも進化しておりかなりの高確率で精子の採取が可能とのこと。非閉塞性の場合でも幅有りますが20~40%の確率で採取が可能だそうです。

 でも、「絶対ではないので何とかしたい。少しでも確率を上げたい」という熱い言葉に打たれた私は高麗手指鍼術における全体調整の手法の五治処方と第一段階の施術である基本中の基本である相応療法をこまつ式のやり方で適応することを提案しました。

 高麗手指鍼術の創始者 柳泰祐先生を中心として結成された瑞金療法協会のWEBや医学博士 谷津三雄先生の『即効手のひらツボ秘法』(マキノ出版)のサーモグラフィーを見るように手に鍼を置くと、体の関連部位に影響が出ることがわかります。

 簡単に言うと手の精巣~輸精管~陰茎の相応部位に鍼を置いておくと、精巣~輸精管~陰茎の部位が活性化するということです。

 問診、触診などを総合判断したものと、FT(反射テスト)の情報を利用しその日の体質に合わせた五治処方(全体調整相当)を施した上に、相当部位に鍼を置いていき、こまつ式の特徴である多鍼を行う。鍼を置いておく時間は20分。これを本人の希望で最低週一、時間が取れるときは二回を2か月半ほど繰り返しました。

 ご報告をいただいたのは奥様の懐妊報告にあわせてでした。

 施術終了後から時間が空いてやきもきしたものです。〇〇さんのところはどうだったかなと。

 少しでも影響を及ぼせたとしたらとても嬉しいことですね。


 不妊鍼灸の基本は、女性の場合はとくに生理周期に合わせた処方と肝腎、あるいは腎脾の蔵之気を活性化させるのがポイントです。また周囲の期待やらの重圧が酷いときなどは心之蔵、心経の虚が出たりするので補方を加えることもあります。

 男性の場合も、実は生理周期による体調の浮き沈みがあります。なので泰心堂では本日の体調を重視して必ずステップを踏んで確認してから処方を決めています。ただし、男性も腎気は強めのほうが良いので腎の瀉方=抑える方法を入れることは基本的にありません。

 よく回数や期間を聞かれますが、正確なことはだれにもわかりません。妊娠出産は授かりものなので、天命が訪れるように人事を尽くすことが肝要。

 それでもあえて回数期間を書くなら、回数として30回以上、期間としては半年か一年を目安にするのが現実的。週一換算で三か月で12回、半年で24回~26回。半年30回を目安に丁寧に体を整えるとうまくいくケースが多いような手ごたえがします。

 一番最初のお客様の時に1年を超えて施術をしていましたがお客様の希望によります。「何かもう少し続けるとできる気がするんですよね」と仰って続けられました。あとから考えると神がかっていますね。


習志野市大久保の鍼灸師&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は2万回以上。 疲れた身体を活性化し、ストレスに抑圧された心を解放する鍼灸術を提供している千葉の鍼灸整体院

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