看護師さんの腰痛

 ども、からだのエンジニア 泰心堂こと藤井崇次です。

 実は、泰心堂はりきゅう院は医業関係者の来院がわりと多い鍼灸院&カイロプラクティック療術院なのです。


 小規模な鍼灸整体院の泰心堂はりきゅう院ですが、のべで考えると10年で医師が13名、看護師が32名、介護士が15名(転職した人を含む)、ケースワーカーをしていた人が7名、はり師、きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師は複数持っている人がいるのでまあ、それなりの数。指導した人も含めると総勢で100名以上でしょうか?

 ええ、なんでこんなに集まるのでしょうね?

 ああ、ちなみに鍼灸師向けの指導は、一人1時間1万円程度で受け付けていますので、施術の助言がほしい方は事前に申し込みしてください。できれば二人以上で申し込むか、患者役を連れてきていただけると助かります。

 ・・・・・・最近、何かと忙しいのであまり受けたくはないんですけど、鍼灸学校の学生さんや卒業したての若手などの需要がそれなりにあるそうなのでまあ、受け付けてはいます。


 と、脱線はこのくらいにして


 本日のお話は看護師さんの腰痛ということで年明けから連続して看護師の方を何人かみえているのでその辺のお話をさくっとしたいと思います。

 手順としては、鍼灸師としては些か邪道になるかもしれないですが、施術家としては正道なのでノークレームでお願いします。


○30歳代 女性 看護師 身長170cm 体重秘密、体系細身

主な訴え:腰痛、とくに起床してすぐがつらく、動き出したらわりと動ける。足は右足が疲れてくると痺れが出る。夕方になるとむくみが強くなるなど。

所見:前屈、後屈、側屈いずれも痛みはあるが可能。L4-Sの右に硬結=筋が緊張して硬い部分を確認。

検査:頚椎圧痛検査 R、僧帽筋上部圧痛検査 R、下腿圧痛検査 R、脚挙上テスト ROM狭い、そのほか筋反射テストで筋の弱化を確認。

経絡病証:問診、経絡診などにFTを含むキネシオロジーにおける筋反射テストを行い、右肝腎両虚を確認。

施術の組み立て:

1.頭部拡大は軽度 → CSFプラクティスは行わない

2.三大徴候あり → DRTを行う

3.背部散鍼と患部および要穴への鍼

4.再度確認 → 問題なければクローズ、問題ありで経絡処置

以上の流れをさっと組み立てる。このフローは選択式であらかじめ決められているので確認→選択と滞りなく流れる。


施術結果:DRTを施した段階で、動作確認と圧痛検査など事前検査の確認。動作改善、圧痛検査の反応の改善を確認。腰部の深部に動作時痛が残る。L4-Sの右の硬結箇所。うつ伏せで、首肩~腰部の要所への散鍼(鍼を皮膚に当てていく)。下腿の硬結に対しても散鍼を行い筋緊張を緩める。その後再度確認。この時点で、事前にとっておいたVAS(Virtual Analog Scale、0-10の数直線上に現在の痛みを仮に10段階でどこにあるか指示してもらった)の減少を確認。(最も痛い=10としたとき、術前VAS7→術後VAS1)

 仰向けで、脈、腹、経絡の圧痛などを参考に要穴に鍼を当て、脈、腹、経絡圧痛の変化を確認して終了。

 次回は1週間後。


解説:邪道な部分は主としてCSFプラクティス、DRTを組み込んであること。CSFプラクティス、DRTはともにルーツはカイロプラクティックの技術。CSFプラクティスは宮野博隆先生が提唱する病の原因を脳脊髄液(CSF)循環から診る施術方法で、DRTは上原宏先生が開発した上部頚椎の間接的調整法。(※危険行為であるスラスト=急制動は含まれていない)上部頚椎の歪みを間接的に調整することにより、脳神経系のからだに及ぼす働きの適正化を図るとともに、脳脊髄液の循環、頚部動静脈の流れの改善を促すといわれる。

 何故使うのかと言うと安全で早いから。鍼、灸を用いて、頭蓋骨のバランスを動かしたり、頚椎のバランスを整えたり、骨盤のバランスを整える方法はあるが、わざわざ鍼灸を用いて行うよりも徒手で調整したほうが早い。

 またある程度徒手調整で篩いわけをすることで、必要最低限の鍼、灸刺激に抑えることができるの結果的に刺激量を減らすことができると言う部分も気に入っている。

 鍼での刺激は現在の基本は接触鍼(散鍼術)であり、深く刺すとか数多く刺すという部分はまったく求めていない。事実、腰の奥の方が痛いという訴えに対しても表層をなでていくレベルの散鍼術でも今回のように深部の痛みが取れているので、深く刺す、浅く刺すというのはその場その場のからだの要求に応じて対応すべきことであり、深い部分の痛みだからと言って毎回深く刺さなければいけないと言うわけではないということが良くわかる。このあたりは恩師である小林詔司や実技指導を担当してくださった母校の教員らのおかげでもあるので今更ながら感謝している。

 さて、結論的にこのお客様は都合3回で同様の痛みの再発が確認されなかったので集中施術期は卒業とした。あとは「疲れてくる前に顔出して、目安は3~4週間に1回くらい」とメンテナンスのお話をして今回のオーダーは終了した。たぶん、また思い出したころに来るだろう。


 今回はこの辺で

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は2万回以上。 疲れた身体を活性化し、ストレスに抑圧された心を解放する鍼灸術を提供している千葉の鍼灸整体院

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