手のひらで全身を調整する鍼灸術の利点

 どうも、やっと鍼灸ネタが書けるからだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。

 ええ、占いの話はね、ある程度纏めておかないと、オカルティズムとか新興宗教的な扱いをされることがありますのであくまでもツールとして、スピリチュアル系ではあるがカウンセリングツールとしての扱いをしていると立場を明確にしておく必要がありましたので。ある程度連続して書いておいたほうが良いのです。


 さて、手のひらで全身を調整する鍼灸術の利点というお話ですね。

 世の中には反射療法=リフレクソロジーが多数ありますが、分かりやすくて一つの体系があり、一貫して学んで活用できる専門的なものとなると途端数が減ります。足つぼなんかでは、片足のすべての蔵府配当をするものもあれば、両足で蔵府配当するものもあります。蔵府配当であるべきところが何故か臓腑配当になっている意味不明な自称東洋医学などもあります。

 その点、高麗手指鍼術は柳泰祐氏が観相学の小人形法を用いて相応点、相応領域を定め、手気脈をを仮定し、科学的実験により検証し、蔵府経絡と舎岩の『五行鍼』をもととした補正手段を用意。一環として施術体系が整えられています。

 しかも、現場で使っていてこれが良く利きます。



高麗手指鍼術を現場で使う利点をあげると

1.服を着たままできる

2.施術姿勢を問わない(常識的にあり得ない極端なのものは除く)

3.施術方針が明確。(いかなる疾患でも対処ができる)

4.手は敏感部位なので、速やかに反応し、長持ちする

5.危険部位がない。(医療過誤がほぼない)

などがあげられます。


 私の実際の経験談なのだが、都内の某カフェで徐に鍼を出して施術をしたこともあります。店員さんには「商売上のデモンストレーションです」とお話して見逃してもらいました。

 ちなみにですが、この方、40代の男性で不眠気味。頭がいつももやもやしていて仕事にも集中的出来ていない気がするとのことでした。さすがに三一体質の腹診は外ではできないので、人迎ー気口脈診と経絡病証、FTで施術方針を決定。簡単に述べると、この方の不眠は心因性。おそらくはそもそも脾虚が発生して、心虚に派生したパターン。FTでの判断も心虚なので心正方をメインに脾正方を補助に、相応点はこの場合、頭部九鍼に反応が出やすいので中指爪の下の9点のうち反応が強いものに数本集中して打って、あとは高麗手指鍼術についてのお話をして時間経過を待ちました。翌日になって鍼灸院の方へ電話をいただき「あれからよく寝られた」とのこと。結局、この方はこのあと3回ほど通院されて卒業=症状改善で施術終了されました。

 場所、姿勢を問わないのでこんなこともできるわけですね。普通はやりませんけど。


 施術方針はいつになっても迷いがでるものです。こまつ式高麗手指鍼術では、複数の角度からの診断基準を採用することによって、施術方針を絞り込むことが可能です。高麗手指鍼術は速やかに効き、長く利き、体の変化を確実に促すので、施術方針を決めることはとても大事です。

 高麗手指鍼術では、数段階の施術法を用意しています。

1.相応(点)療法・・・痛みや不快感などの症状がある部位と関連する手の領域に対して刺激

2.気脈療法・・・経絡と同様の使い方で手の手気脈に刺激

3.三一体質、統治処方・・・腹診で左右3タイプずつの三一体質を決め、典型処方(統治処方)で気脈を刺激

4.五治処方・・・舎岩『五行鍼』を基本とした経絡調整を手気脈で行う。

このため、痛みや不快感のある場所がわかれば施術できる、経絡病証(どの経絡と関連する病か)がわかれば施術でき、お腹の反応を診れば施術でき、脈その他の指標により身体の五行的バランスを診ることができれば施術できというように、段階に応じて施術方針を速やかに立てることができます。

 また意外と難しい経絡の虚実は、症状が活動的なものか、非活動的なものかで分けることで分かりやすくなっています。

 活動的なものをと言い、その特徴は興奮、旺盛、過敏。非活動的なものをと言い、その特徴は機能減退、無力、虚弱、不足。簡単に言うと症状が痛みが激しい、不快感が強くあるなどは活動性。逆に気分が載らない、力が入らないなどは非活動性になります。実ならば勝方(瀉法)、虚ならば正方(補法)を中心に体を整えれば良い。

 泰心堂の得意疾患(?)である不妊関連は基本的に非活動性で虚証として扱います。しかしながら免疫過剰(子宮の持っているが相対的に弱い。月経=血の作用が強すぎる)により起こっているものは実証であり、流産を繰り返している人などは虚証として扱う。一般的な鍼灸院では肝腎脾の補法=力を強めるというように説明しているが、泰心堂の臨床では、生体反射テスト(FT)を利用して、虚実を診ることで、心正方、脾正方、あるいは腎正方、心寒方など状態に合わせた処方を適用することで高い率を誇っています。

 同じく得意疾患である”めまい”では関わる蔵府は腎、脾、心、肺と五行のうち4つも関わる複合疾患であるため、どの組み合わせが効果が期待できるかを見分ける必要があります。FTあるいは三一体質の腹診で陽実、腎実、陰実のいずれのパターンかを診、適切な組み合わせと耳の相応点への処置を加えることが大きなポイントになっています。


 自宅でのケアの指導ツールとしても優秀で、相応点に印をつけて、お灸やツボ押しを指導するだけで良い。

 ちなみに私、泰心堂こと藤井がよく使うの相応療法+五治処方。自宅でのケアでは相応療法+気脈療法で処方を作り自宅灸、ツボ押しを推奨しています。


 欠点をあげると、

1.手は過敏部位なので非常に敏感な人は少々痛みを伴うことがあります。一方で、このタイプの人は反応が出やすいので一度回復のベースにのってくると右肩上がりで良くなりやすい傾向があります。

2.相応点→神経→脳、脳幹、脊髄→神経→関連部位と反射が波及するので、筋疲労などの場合、利きが遅い。筋疲労の回復を促進する処方を加えることで改善を促進するのがポイント。一方で強い痛み疾患の場合は良く利く。ただし、単純な肩こり感などは直接肩を刺激する方が顧客満足度は高くなる傾向があるので手だけに拘るのではなく臨機応変に対応するのが大事。

3.あまり有名でない。千葉県でこまつ式高麗手指鍼術の施術を提供しているのは私一人。東京では小松隆央先生と同門の先生が数人といった状態です。


泰心堂方式

 泰心堂方式は、必要なものを必要なだけパッケージ化して提供することをメインとしています。なのでこまつ式高麗手指鍼術単独で提供することは少なく、こまつた式高麗手指鍼術+体への補助的な施術をセットで提供しています。

 興味のある方は、taishindo@outlook.jp まで

 

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は2万回以上。 疲れた身体を活性化し、ストレスに抑圧された心を解放する鍼灸術を提供している千葉の鍼灸整体院

0コメント

  • 1000 / 1000