続・たまには占いの話もしておこう~泰心堂の基本~
どうも、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。
ええと占い系のお話をするときはある程度纏めて話さないと色々誤解が生じます。なので数回連続でこの手の話をしますのでご容赦を。
「占いって何ですか?」
「表なし」
と答えたらきっと顰蹙を買うことでしょう。だけどあながち間違いでもない。
迷いや悩みを抱えて訪れた客人が、迷いや悩みを乗り越えて次の一歩を進むために旅立ってほしいという願いがあるからです。
はい、表がないのではなくて、”御持て成し”なしなのです。
まあ、確かに裏がなければ、表もないというのは東洋哲学的にはOKなんですが、あくまで会話のお話なのでここでは詳解せずとも良いでしょう。
泰心堂では占うのは、病占と各種相談です。一般的な占い師の方と違って、恋占い、相性占い、不倫の問題どうするかの占いなんてのは基本的にはありません。ごくまれに婚活に臨まれる方に占ってほしいと言われて、”出会い”の占いをするくらいでしょうか。これは美容鍼とか小顔メニューとかダイエットの相談とかの際に話の流れができたらサービスしています。
病占
これはお客様にお話しするためのものではありません。むしろ施術者としての私が施術の方針を立てる補助として行うものですね。この占いというか判断方法は鍼灸の流派によっては持っていたりします。私は、韓国の瑞金療法協会の研究課程修了者(公式)でもあり千葉で”こまつ式高麗手指鍼術”を提供する唯一の施術者(今のところ)でもあり、高麗手指鍼術の手続きを使うことも多々あります。そのなかに運気体型(運気体質論)というものがあり、これ分類としては気学九星などと同じく命学=運命学になります。ざっくり言うと生まれた日を起算にもととなる三一体質=からだの基本のバランスを知るというもので、これと病的体質=現に症状が現れている状態とを比較して、どれだけズレていてどのように処方を加えることで補正できるのかを知るものです。
あとは九星気学をもとに元の形質と現在の状況を分析することもたまにします。これはいろいろと面倒なので、時間がないときは市販のアプリケーションを利用したりします。ちなみに私は五黄土星です。
各種相談
泰心堂は鍼灸治療院がメインの活動なので、若干、相談内容が異なります。あくまでも現在の健康状態を踏まえての仕事に対する悩み、転職、家族への対応などが主。変わったところだと失せモノ探しとか、不妊鍼灸を始める時機とか。あとは精神的なストレスが強い方との日常会話のとっかかりとかに使ったりします。
ま、これも9割方、女性患者さんを相手にしているからですけどね。
男性でスピリチュアル系を好きな方って少ないですし、この手の会話で盛り上がれるのは中小企業の役員クラスから。そう、意外と会社役員で占いを定期的にしている人っているんですよね。私の知っている某氏はお抱え占い師持っていたりしますし。
具体的な占法~ツールとしての占い~
〇病占の場合
主として使うのは運気体型(命学)。次いで九星気学(命学)、易占(卜占)。あとは施術中に観相学(相学、顔相、手相)でしょうか。あくまで施術の方針=証を立てるためですけどね。
〇各種相談の場合
易占、タロット。
→易占 基本は周易。
さすがに易の卦の意を全部は覚えていません。せいぜい象伝でしょうか。お話しするには参考書が必要ですね。彖辞は短すぎてピンとこないし、彖伝は言い回しが古くて難解。なんで基本的には象伝を中心にも解く感じですね。
筮竹を使った本筮も経験はありますが、使いやすいのはサイコロ三つを使ったやり方ですね。8面体×2、六面体×1を同時に振れば直ぐ卦を立てられる。非常に便利。
より簡易方式は、数字で八払い、六払いのあまりで立筮。出先でもできます。
相手の質問とそれにかかわる悩みの要素をきちっと出してからお話しすることが大事です。うちで真面目に占う場合は、ブレインストーミングの技法を利用して、見開きA5くらいのノートの真ん中に悩みを書いて、1分以内にそこから沸くイメージを書きたいと思ったところに書いてもらうという作業をしてもらっています。
そこから立筮して、卦の象伝を利用して兆しを読み解き、意味を説明したうえで、ノートを参考に相談する形ですね。
で、結果を利用するもしないも本人の選択であり、本人の人生だと釘を刺して終了。
こんな感じ。
個人の目標としては、そろそろ断易(五行易)を学び、修めたいなと考えています。
タロット(オラクルカード)
占いと言えばカードと言われるくらいに有名なのがタロット・カード。私が学生の頃はアレクサンドリア木星王さんとかが有名でしたね。鏡リュウジさんなども有名ですね。
もともとのきっかけは人間観察のための話題だったのは既にお話しましたが、偶然の兆しを得るという意味では、イラストがある分、易よりはイメージが掴みやすいのかな?と思います。
そういう意味では、『イーチンタロット』は興味深いですね。易の卦をイラストで表しているものなんですが。
ま、それはそれとして。
私が使うのは基本的には大アルカナと呼ばれる22枚のカードだけ。本格的なものだと大アルカナ22枚、小アルカナ56枚、計78枚とかになるのですが、これは話のネタに使うには細かすぎ。
ということで、22枚使っています。
スプレッドという展開法、占い方はいろいろあるけれど、使いやすいのは一枚引き、三枚引き、問ごとに一枚ずつ引いてもらうやり方、あとはケルト十字とかですかね。
近くの喫茶店などで茶飲み話をするときは大概1枚引きですね。なにせテーブルが広くないし。
使っているカードは、ライダー版、LO ZODIACO DEGLI GNOMI(主として観賞用、笑)、天野喜孝カード(イラストレーター天野喜孝さんのがファンですから。)、レッツ!タロット(FaceBookのお友達、キャメさんことキャメレオン竹田監修)、あとはトートも持っていますね。
手が小さいのであまり大きなカードは使い難いですし、話のタネとして使うには持ち歩いて、すっと取り出せるトランプサイズがベストなんですが、なかなかありませんね。
余談ですが、私が泰心堂はりきゅう院 実店舗を開院する時に出たカードは”吊られた男”。ええ、忍耐の連続でした。ただ、開院すること自体は、”愚者”のち”スター”、そして”教皇”だったので特に悪いことではありませんでしたので開業。
頑張って学び、施術を提供し、よくなってもらって喜んで、難病や不妊にトライして、苦節を味わいながらも、自信を持って提供できる技術と期待以上の実績を得ました。
あとは、権威になって、それを届けることが大事ですね。
今回はこの辺で。連作なので、つぎはタロットとオラクルカードの話をします。
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