不妊対策鍼灸と高度生殖医療
どうも、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。
9月分の不妊対策は6名が上限です。興味のある方、探している方はお早めに連絡ください。
→申し込み先 メール taishindo@outlook.jp 電話:047-404-5225(平日14時~18時にいただけると助かります。)
さて、本日のお話は『不妊対策鍼灸と高度生殖医療』というタイトルでお送りいたします。
ちなみにですが、不妊”対策”鍼灸と言う名称を使っているのは今のところ泰心堂だけです。なぜか、不妊鍼灸という言葉の方がメジャーとなっていて、個人的にはう~ん、不妊状態にするの? とついつい思っていしまいます。
ま、それはそれとして、要はなんの話かというと、人工授精、体外受精、顕微鏡下受精などの「高度生殖医療をやったほうが良いでしょうか?」という相談に対する回答です。
可能ならば併用した方が、確率は高くなります。
泰心堂の場合、40歳を超えての自然妊娠の方はいますが、閉経という問題を考えると早い人で40代前半で閉経される方もいますので、時期的なリスクを考えると30台後半は考えていた方がよいと思います。
高度生殖医療と鍼灸の併用のテストは海外でいくつかの実験があり、そのいずれも鍼灸を施した群と鍼灸を施さなかった群とを比べると、鍼灸を施した群に優位性が見られたというレポートが出ています。
某実験の結果では、10%近くの差が出たという報告もあったりします。
日本ではというと、日本生殖医学会の2006年の明生鍼灸院と明治鍼灸大学のリポートなどが不妊鍼灸業界では有名でしょうか。簡単に内容を説明すると、明生鍼灸院に来院した、体外受精5回以上かつ不妊状態の患者に対して鍼灸を行ったら、4割近くの患者が妊娠した(うち9割が体外受精、6割が一回目、残り3割は詳細なし)というレポートですね。ただ、データとしては一鍼灸院かつ母集団が100名ちょっと、統計としては弱いのですが、不妊関係のレポートは数を集めるのは難しいので仕方がないでしょう。
子供は基本的に授かりものですから、100%というのは難しい。けれど、少しでも率が上がればと問い合わせをいただく方が徐々に増えています。
不妊対策鍼灸の使い方
1.月経周期に合わせた体調調整、通常の性交を行い自然妊娠を図る。
2.月経周期に合わせて体調調整、人工授精、体外受精などを狙う。
3.流産、高度生殖医療の合間に、からだを立て直すための体調調整とストレスケア。
基本的に三つの使い方があります。
実のところ、私、泰心堂が勧めたいのは三つ目。心も体も傷ついている状態ですから、経絡を調整し、体をリラックスさせて、気分を落ち着かせて自分を取り戻す時間が大切だと思います。
最も率が高くなるのが、2。うまくいけば、不妊対策鍼灸自体が1クール(4~6回の施術)で終了。妊娠報告となります。率を高めるという目的なので、やればすぐできますよというわけではなく、人工授精×3でできましたとか、体外受精×2でできましたなんて報告もあります。一番多かったのが体外受精7回目かな。(※内3回は通院前の話)
順番が前後しましたが1.は期間を半年、1年と決めて、体調を整えます。だらだらと先の見えない施術を繰り返すより期間を定めてコンディションを整えて望むことが大事です。
経絡の使い方としては一度Zero-Position=基準となる本来の体質に合わせてから、月経周期に合わせた偏りを作るのが大きなポイントですね。あとは性交回数を増やし、排卵周期に合わせて性交を重ねてタイミングを図ります。体調を整えて望めば半年で最低6回のチャンスがあるわけですから。半年以内に結果が出る方もいますね。
泰心堂はお蔭様でお客様に恵まれていますが、不妊専門鍼灸院で成功率は20~30%くらいが普通のところですね。泰心堂は2011年~2015年に懐妊率70%を記録した山村式をベースに、子宮、卵巣、精巣などを高麗手指鍼術の理論を応用して活性化することで高い率をキープしています。不妊状態でお悩みの方はご相談ください。
施術希望は、メール:taishindo@outlook.jp 電話:047-404-5225まで
連絡時間帯は、平日14時~15時が最もつながりやすいです。
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