STAY HOME→首肩こり→悪化その3 改善編

 ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。幾分か、暑さは和らぎ……、いや、暑いです。朝から汗が止まりません。脱水になる内容に、水分と、塩分、ミネラル補給が必須ですね。


 改めまして、泰心堂こと藤井です。

 ええと、ええと、どこからお話しましょうかね?

 あまりうちに寄り過ぎないように気を付けたいところですが、どうしても宣伝チックになってしまうのはご了承いただけたらと。


 まずは首肩こりが解消する条件というお話を繰り返しましょう。

1.骨、関節が正しい位置関係にあること

2.筋肉が緊張する理由がないこと

3.頭(脳・自律神経系)の機能が正常であること

 これが基本的な条件で、ここに蓄積疲労という概念を入れて泰心堂では説明しています。


 蓄積疲労、蓄積疲労状態については、何度となくお話しているので、ここではさらっと、日々の疲労が積み重なり、自力では回復しきれない状態が続き、それが当たり前になっている状態と考えていただければ。


 そしてZero-Positionというのを定義します。専門的には解剖学的正位もしくは(運動学的)機能的姿位というのがそれにあたりますが、単にZero=基準となるPosition=姿勢と思っていただければOK。

 そうですね、傍から見て、きれいに立っていればとりあえず十分です。

 横から見た時、耳、肩、大転子の前、膝、くるぶしが直線状に近い状態に並んでいればOK。


 で、首が凝る方は、この状態から頭部が多くの場合は前側に倒れ、連動して姿勢が崩れます。肩が凝る方は頚または腕がからだの前方に位置し、連動して姿勢が崩れます。

 敢えて作業のために姿勢を崩すことは機能面からすると間違ったことではないのですが、筋肉的はかなり”頑張って”いる姿勢です。つまり、収縮して、膨らんでいる状態ということですね。多くの場合、これが硬いからと言って、”凝り(こり、コリ)”として捉え、まるで仇敵(あだ、かたき)かのような扱いをしています。報われませんね。

 問題としては、そういう崩した姿勢を長時間にわたり継続することによって、崩れた姿勢がデフォルト=当たり前の状態になってしまうことです。

 必要がないのであれば、戻せばよいのに戻し方を忘れてしまうわけですね。


 なので、正しい位置、収まりの良い位置というのを思い出し、そこに戻せばよいってことになります。


 二つめについては、単純に局所的な筋疲労やいわゆる怪我によるダメージがあり、からだが動かしてはいけないと命令を出しているなど、筋緊張を要求する事情がなければよいということです。

 ちなみに忘れがちですが、創傷(切り傷など目に見える怪我)のほか、打撲、捻挫、肉離れ(筋断裂)、亜脱臼、脱臼、骨折、内臓からの内臓体性反射、内臓体表反射など筋性防御を伴うものすべてがそういう事情を含んでいます。

 なので、下手なマッサージによる打撲もこの筋緊張を要求する事情に当たります。

「しっかりと(力尽くで)解せば、柔らかくなるじゃないか?」というおかしな反論がありますが、これ、筋肉の収縮能力に対して過剰な負荷(圧力)を加えたことで筋肉が収縮できなくなった状態=筋トレしてもう一回があげられない状態と現象として相似。結果、その後に起こることは”超回復”ですね。つまり筋繊維の使用本数が増加し、さらに筋繊維自体の肥大が起こり、もっと強力に収縮できるようになるわけですね。つまり、もっと固められるようになるということです。

 ある意味で成長ですよね。

 筋肉は基本的に、脳の(随意、不随意の)命令を受け、収縮します。(※弛緩しません)なので、その命令を解除すれば、収縮しなくてよい状態になります。


 つまり、本来の位置関係を頭が認識できれば、自ずと筋緊張は解けます。

 しかし、崩れた状態=デフォルト、当たり前の状態になると、筋緊張している方が当たり前と頭が誤認識を続けてしまいます。


 そこで出てくる考え方が三つ目の頭(脳・自律神経系)の機能が正常であることという基準が必要なります。

 というよりも頭(脳・自律神経系)の機能が正常である場合、自ずと正しい位置関係を取りやすく、不必要な筋緊張も起こりません。なので、この基準に基づく施術を粉う場合、筋・骨格は自ずと整うという感覚になっていきます。


さて、話を戻しましょう。

 私たち鍼灸師を含め、徒手調整術を施す立場から、頭が正常に機能しているかどうかを直接的に図る方法はありません。なので、筋・関節、触覚、痛覚など外部刺激に対して反射を引き起こす器官・機能を用いて、正常であろう範囲、異常であろう範囲を徒手検査を通じて確認するという行為を検査と称して行っている……はずですよね?

 ええ、たまに検査おざなりどころか、いきなり調整?を開始するところがありますがあれ、どうなんでしょうね?


 泰心堂では、本人の自己認識と本人の感覚(バランス感覚、皮膚感覚、圧痛)、関節可動域(ROM)、筋反射テストなどのズレを一緒に確認するようにしています。


ここまではまあ、トップクラスの施術者であれば普通にやっていることだと思います。


あとは、何を基準に施術、調整していくかですね。

この辺は、施術者の好みだったりするので、どれが良いとは一概には言えません。正直、結果が出れば最終調整点や調整基準は、上部頸椎だろうが、一次呼吸だろうが、筋膜だろうが何でも良いです。私たちが求めるのは私たちの利益(金銭と経験)と顧客の利益(病、痛み不快感からの解放と能力向上)であって、妄想ではありませんので。結果を出すことにフォーカスした方が建設的です。


ちなみに泰心堂では

0.蓄積疲労状態において、脳脊髄液(CSF)の流れが滞っている徴候が表れやすい。

1.脳脊髄液(CSF)の流れが阻害されると体に不都合が起こりやすい。

2.運動性の低下(頭部拡大・縮小、関節可動域の制限、筋反射の低下)。

3.裏側で自律神経系の機能低下内臓機能低下などが生じている可能性。

4.表面的には、筋緊張の不均衡感覚のズレ(必要のない不快感、痛みなどが生じる)

※顧客の多くが訴える肩こり、首痛、腰痛なども基本的にここ。

※特に何度も繰り返す難治性のものなどは背後にこの辺の問題があると考えたほうがうまくいく。

5.よって脳脊髄液(CSF)の循環を図る手技を行う。

 こういう感じで、脳脊髄液の循環を意識した施術構成をしています。

 また、DRTの認定治療院でもあることから、当然DRTを基本手技のひとつとして採用していますが、上部頸椎最重要調整点というよりも、一次呼吸(脳脊髄液循環のための頭蓋の屈曲進展の動き)がしっかりと行われている状態の方を最重要基準にしています。

※これは鍼灸においても同様で、経絡、脈など曖昧で確認できないものではなく、具体的に検査において確認できるものを基準にしています。

 当たり前ですが、上部頸椎もこの考え方の中では重要な通過点なのでしっかりと調整されます。

 また、筋緊張は頭で制御されるわけですから、

1.筋緊張の正常化

2.関節が自ずと収まりの良い位置に適正化

3.結果、痛み、不快感、運動制限などの生理的な回復促進

という形になり、からだにとって無理のない状態で回復が促されます。揉みませんし、やたらと鍼も刺しません。なので揉み返し、瞑眩?、起こったことありせん。


考えた方は細かいところでは異なるものの、これはDRTを採用している仲間たちの治療院では当たり前に起こることですし、脳脊髄液の循環に注目した調整を行った治療院でも起こることです。

お世話になった先生の中には、頭に触るだけで腰痛が取れします先生や腕に軽い振動を与えて瞬間的に腰の筋緊張を取ってしまう先生などもいらっしゃいますしね。


ぜひ、首肩を揉まない、長時間×力尽くではない、からだの機能に基づいた合理的な調整方法をお試しいただきたいなと思います。


ちょっと宣伝色が強いので割引で考えてくださいね。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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