STAY HOME→首肩こり→悪化その1
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
最近、相談が多いのが、首肩こりからくる頭痛。
泰心堂の顧客は、どもリモートワークの対象者が多いようで、「すっかり引きこもり体質だったんですけど、さすがにつらくなって顔を出しました」と。
お陰様でなんとか営業を続けられているので、ありがたいことですが、つらいのはよろしくありませんね。
ということで、首肩こりのお話をしようかと思います。
さて、改めまして首肩こりのお話です。
まず基本的なお話ですが、頭下向き+肩内旋位の場合、肩回りが張るのは当たり前です。
ええ、頭ってスイカ一玉(約5kg)、腕は両手で合わせて5~6kgほどと言われますが、これが落ちないように首肩回りの筋肉で支えているわけですから、頑張らなければならないのは当たり前ですよね。
この頑張るってのは、要は筋肉を緊張させているわけですから、周囲の血管は締め付けられ、長時間にわたると血行不良を起こします。さらに筋肉が縮むときにアデノシン三リン酸(ATP)を消費します。これは血液を通じて供給されますから血行不良が続くと、筋肉を縮められなくなり支えることすらできなくなりより強い不快感をからだが発することになります。
首肩こりに伴う不快感・痛みなどはこのからだがあげている悲鳴なわけですね。
さて、そうならないようにするにはどうしたらよいか?
実は、簡単なんです。からだの位置関係を戻せばよい。
え? これだけですよ。
これだと不親切なので、具体的に。
1.頭が下向き→頭”やや”上向き
2.肩内旋~腕内巻き→腕外巻き~肩外旋
このうち難しいのが2.【肩の外旋矯正】ですね。
なので、このやり方を文字で解説。やり方はうちにきたら直接教えています。
【肩の外旋矯正】
1.立位または座位(ひじ掛けのないもの推奨)で、手のひらを内向きにしたまま、両手を足元にめいいっぱい伸ばす。(伸ばすことで肘がロックされる。)
2.そのままの姿勢で両手の指をしっかりと開く。(指を伸ばすことで手首がロックされる)
3.小指の先を基準に手先から外回し、後ろへと手のひらを返す。(1.2.のロックは緩めないこと)
4.そのまま深呼吸2~3回してからすっと力を抜き、ロックを外す。
以上。
ポイントはロックを掛けること。あとは腰は反らないこと。
ロックが掛かっていないと、肩が後ろに回りませんでの必ずロックを掛ける(手を伸ばす、指をぐっとひらく)のを忘れないでください。
この運動? ストレッチを行うと、腕がしっかりと肋骨の上に乗っかり、下から肋骨で肩を支えられるようになるので、首肩回りの筋緊張をしなくてよい状態がいつも通りの姿勢にだんだんとなっていきます。
泰心堂では、首肩こりの方はもちろん、腕の痺れ、背部痛などの方にはタイミングを見て指導させていただいております。
なお、腰痛の方についてはちょっと注意が必要です。からだの連動性の悪い方は、肩の外旋矯正の動作中に何故か腰を反る動作を入れてしまうので、一瞬ですが強い反り腰状態になってしまうのでかえって腰を傷める場合もあります。
指導した印象で申し訳ありませんが、早い人で2~3週間で姿勢が変わります。かなり姿勢が崩れている人も地道に半年~一年と続けると徐々に変化が表れ始めます。
※個人差があります。
是非、地味な運動ですが、一回2~3分でOKですのでタイミングを見て続けてみてください。
次の記事ではその2として悪化の原因の方のお話をしようとします。
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