泰心堂式めまい、頭痛のポイント

 ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。本日はなんというかぽっかりと時間が空きまして、いろいろとPC使った作業を進めています。この記事もまたそんな中のひとつ。

 でも、バラされると困る人がいるという謎の噂があって配慮すると記事を没にしなくてはならなくなったりと結構大変です。



 さて、本文です。

 どちらに入れようかなとちょっと迷った部分もあるんですけど、カテゴリー的には”めまい”、”頭痛”、”クラニアル(頭蓋骨調整)”、”自律神経系”、”泰心堂式鍼灸術”で行こうと思います。


 そうですね、どこから話せばよいのでしょうかね?

 まずこれから行きましょうか。


 私 泰心堂が大事にしていることは

0.まず救急車案件を除外する。

1.一施術に時間を掛けない。(時短施術)

2.終了目安ですっぱと終了する。(検査→基準設定→施術→基準クリアで終了)

3.症状は追わない。


 0.はまあ良いとして、1.は結構重要なポイント。めまい、頭痛に悩んでいる方の場合、最も変化が出やすいのが脳内血流(脳脊髄液を含む)。人によっては気持ち良くなる人がいて、ごくまれに一時的にですがむちゃくちゃ気持ち悪くなります。刺激すればするほどからだにとってはストレスなわけですから。スイッチ入れたらあとはお任せ的な考え方で施術をまとめてしまった方があとが良いように思います。

 1.と関連しますが、2.はものすごく大事で。自信をもって終わりですというためには基準が大事です。基準がクリアされたから、からだの変化が十分に出て、あとは体にお任せする部分ですよと話の流れを作るイチテイとスムーズに追われます。スムーズに追われるので蛇に足を描く必要がありません。

 3.についてはまず何を求めているのかを明確にしておくと便利です。度々、頭痛が起こって煩わしくて、仕事にならないか何とかしたいという悩みとその場で痛みを取りたいというのではアプローチというか求める結果が異なります。

 また実は良くなっていくタイミングは施術終了後から数日間かけて徐々に連鎖的にからだというのは変わっていきます。時間を掛けて、体調に変化というか新たな均衡で落ち着くようになるので、直後の効果はあんまり気にする必要がありません。

 だって、良くなるし。

 なんで、短時間かつ目安となる指標=サインが変化したところで終了とするとお互いに頑張る必要がなくなります。ええ、楽な状態で良い方向へ向かいやすくなりますね。ただでさえ、頑張っている方が多いのにさらに頑張らせたらパンクしてしまうというイメージですね。


 実際の施術の段階では、頭の形(歪み方)、上部頸椎などをメインの目印として状態をチェックしていくことが多く、付随して、足関節周りなどもチェック。これが基本パターンですね。

 あと調整個所ですが、経絡経穴というか、アプライドキネシオロジーのセラピーローカリゼーションでメジャー側に収束していくので、個々の自由度はかなり高いのでなんとも。

 そうですね、一例をあげると、経絡治療における肝虚、瑞金療法における肝正方のパターンだったとしても、手の陽明大腸経の合谷に収束されたら合谷を使います。

 最近の私のパターニングだと、奇経八脈とか八性穴的な処方も多いので、本当にこの辺は自由ですね。

 この辺は顧客とのコミュニケーションの中で、どこに向かうとおさまりが良いかというなんとなくの兼ね合いがありますので、それに合わせている感じでこの辺はよく言えば臨機応変な感じですね。

 たとえば、右手指先に一か所に円皮鍼(パイオネックスZERO)を貼付したらその場でぴたっと症状が止まったという例もあります。いわゆる経絡経穴学的には経外穴になりますね。瑞金療法的には手気脈上のポイントなんですけどね。

 ちなみに、このときも終了の目安は、頭の歪みと上部頸椎の反応が良い状態、整う方向に動いたということで終了していますね。


 逆にいうと、目安に変化が起こらないのであれば、(私の)施術の設定上、終了基準をすでに満たしているか、失敗のいずれかになります。

 失敗した場合はそのアプローチを除外すればよいので、違うアプローチからまた体と対話しなおせばよいだけですので、これもあわてる必要はありません。まあ、とは言ってもセラピーローカリゼーションの手続きの中ですでに変化することはわかっているのでめったになりことですね。


ともあれ、めまいや頭痛の施術のポイントを整理すると

1.無駄に時間を掛けない。

2.余計なことやらない

3.目安が変化したら終わり。変化しなかったらやり直し

4.どこのツボ使うか、どうアプローチするかはからだに聞け

こんな感じですかね。


正直な話、クラニアルテクニックや上部頸椎カイロプラクティックを学んで、頭の歪み方や上部頸椎の状態について考えるようになって、より良い結果がでているという部分は否定できないけど、別にクラニアルテクニックができなければめまい、頭痛に対応できないかというとそういうわけでもない。

私が学んだ経絡治療でもぶっちゃけ頭蓋の状態は変化しますし、母校で習得した積聚治療でも頭蓋や頸椎の状態は自ずと変化しますからね。


あとめまいや頭痛タイプによって手技や配穴の組み合わせが変わりますか?とか聞かれることもあるんだけど、実際はからだの反応に合わせ変化しているだけで、皆さんが思っているように前頭部痛は〇〇、後頭部痛は〇〇というわけではない。


たとえば、長谷澄夫先生のクラニアルテクニックの中には前頭骨をプレスする手技がありますが、手ごたえが悪ければ違う手技に切り替えるというのは普通にやっていることです。


違う、違う、そうじゃ、そうじゃない。(鈴木雅之 『違う、そうじゃない』より)

なら変われば良いだけです。

○○に□□っていうのは基本パターンとしてはありですが、でも目の間のからだを無視してする話ではないと思います。


正直最近、この手の話が多くってどうしようかと悩み中。

「○○でうまくいかなかったんで、◇◇ってアプローチってありですか?」という感じでそれが面白い視点だとこちらも「ありじゃないですか?今度、その結果を教えてください」と普通に交流できるのになと思う今日この頃です。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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