プロが選ぶセルフケア

 おはようございます。

 からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。

 昨日上げた記事ですが、ご心配いただいた皆様ありがとうございました。いただいたメールはすべて読みました。今現在は、歌って踊れる……ってそもそもそういうことしませんが、まあ、問題なく動けるレベルには回復済みです。


 さて、本題に行きましょう。

 プロが選ぶセルフケアということで、プロ=私が選ぶセルフケアのお話を聞きたいというメッセージをいただきましたので私向け、一般向けでお話したいと思います。


 私の場合は、鍼灸師であ徒手調整術研究家でもあるわけで、まあ、取れる手段は多数あります。自称を含めた整体師、治療家?の皆様にははた迷惑な話かもしれませんが、年間10件程度、施術を受けに行ったりもしています。ええ、残念ながら帰りの電車で自分で再調整していたりするんですけどね。ええ、本当に残念。私だから体重かけられても肋骨折れませんでしたけど、推定体重90㎏オーバーで身を乗り出して体重を掛けて押す施術ってどうなんでしょうね?とか思いながら帰宅するのがわりと多いパターンですね。

 ということで私自身は、研究のためにお金を出して人の施術を受けに行くことはあってもボディケアとして受けに行くことはほとんどありません。

 じゃ、どういうケアをしているのか?


1.CSFプラクティス ソフトブロックテクニック

 こちらは宮野ヒーリングラボの宮野博隆先生(パーフェクトクラニオロジー協会 代表)の考案したカイロプラクティックで使う三角ブロック(正確にはオリジナルのソフトブロック)を用いた身体調整法です。

 完全にプロ向けの調整法ですね。

2.KHTを応用した脳脊髄液循環および上部頸椎調整→自律神経調整法

 こちらはKHTこと高麗手指鍼術(瑞金療法協会)の鍼灸術を応用して作った私の調整法ですね。これは実は皆様に提供している施術の中でちょくちょく使っています。状態判断法としても使えますし、調整法としても使えます。

3.モルフォセラピーのセルフケア

 こちらは花山水清氏提唱のモルフォセラピー(広江洋一先生が治療院マーケティング研究所からDVDを発売)の中で紹介されているセルフケア方法ですね。こちらのケア方法の一部はうちの顧客にも伝えています。


……完全にプロ向けで一般人には敷居が!!と怒られそうなので一般人でも可能なセルフケアについてお手軽にできる範囲でお話しようと思います。


 実際問題、これしてください、あれしてください方のセルフケアって時間を取って、マネしてもらわないと無理です。力のかけ方、方向、感触など伝えることが多数あります。物理とか数学とか得意な方は話が早いのですが、治療家含めてその辺得意な方って少ないんですよね。

ということでわりとお手軽なもの。


1.家庭用 低周波治療器の活用

 ここで私たちが使っている業務用との違いは、電圧、電気の波形、時間くらいなものですかね。とにかく事故が起きないように設計されているので、用法容量を守って使っていただければよいかと。

 家電量販店のヘルスケアブースにあります。

 私がこれをお勧めする理由は、骨折、打撲などの事故が起こらないことです。一般的にマッサージは『痛気持ち良いのが良い』という妄言が広く信じられています。これ何の根拠もありません。痛い気持ち良いのは痛いだけです。痛みを感じる刺激がたまにあるのであれば、一部過敏になっている知覚神経が反応したかな?って程度ですが、すべてにおいてそんな力加減をしていてはむしろからだにダメージが蓄積しますし、反応できない状態=解れたかのような状態になったからだはより硬くなれるように超回復を起こし、より強く緊張できるように成長するだけです。

 え? だって筋トレしているだけでしょう?

 揉み返しと言われる現象もおかしな現象ではなく、もうダメージを受けたくないから筋性防御を起こし、傷めた部位を守るための自然な反応です。

 その点、低周波治療器は電気に刺激による収縮運動を促すもので、やりすぎなければ筋性防御はほとんど起きません。

 ちなみに家庭用の低価格帯のEMSマシンもほぼ同じ機能なので、1万円以下のお安いEMSマシンで代用するという手もあります。ただ、こちらは自己責任でお願いします。メリットとしては、タイマー設定が比較的長いことくらいですかね?※ドンキとかで無茶安いのがたまに山積みになっていますね。


2.家庭用MCR機器の活用

 MCR=微弱電流のことです。私のサロンで唯一、推奨しているものです。

 最大特徴としては、気づかないうちにからだが整っていくということです。詳しくはメーカーサイトに譲るとして、ざっくりと書くと、(最大12時間タイマー)生体電流に近い電気を流している間、からだの活性化が促され、疲労回復、治癒促進が促されるというものです。

 そうですね、鍼や灸の刺激後の効果が電気を流している間続くと思っていただければ。

……そう考えると、鍼灸師や整体師要らないんじゃ!? ま、それ以上のことを提供すればよいだけですけどね。

 これその理屈上、からだのどこに、導子(接点となる粘着パッド)を貼ってもOK。腰が痛いという場合に足に導子を貼っても効果が出ます。姿勢を問いませんし、怪我している場所に貼らなくてよい。便利ですよね。

 私のお勧めは、寝るときにセットしてポケットに入れておく。寝ている間に修復中がお手軽ですね。寝相が悪い人は、何か考えてください。ネックストラップをつけて、日中つけっぱなしにするとか。

 デメリットというかう不都合な点も挙げておくと、

一.家庭向けの割には比較的効果。私が推奨している伊藤超短波のAT-Miniは3万円強。ちなみに現行機種はAT-Mini2 personal1,personal2と2タイプで展開されています。違いは1がパッド2のコード1の一個口。2がパッド4のコード2の2個口になります。理論上は1個口で十分です。

二.MCRは微弱過ぎて、何も感じない人もいます。

 これが最大のデメリット。「本当に効果あるの?」という感想がWEB上でも多数散見されます。が、これ、ある意味で最大の評価なんですよね。本当に効果があるの?と思うほど気づかないうちに効果が出ているという意味で

 MCR関連の論文は多数ありますが、しっかりとしたエビデンスに基づいて各社設計しています。その後の追試などもクリアし、家庭用医療機器として販売されているので効果自体はほぼ出ます。

 でも、本当に電気流している感がないので、効いているの?とふあんになってしまうというのが問題なんですよね。

三.”電気を流している間”という点。

 MCR治療器は、長時間使用してこそ意味があります。AT-Miniだと12時間タイマー。皆さんが家庭用で使う肩こり治療器やマッサージチェアなど、使っても1時間くらいが限界なのではないでしょうか? 付けっぱなしでとはいえ、数時間というのは結構長いです。なので日常的に使うとなるとこの時間が問題になる人もいらっしゃいます。

 なので、私は「~しながら」で使うか、「寝ている間に」を推奨しています。


とりあえずこんなところですね。

今回は、筋痛とか筋疲労を意識して一般向けのセルフケアの道具を紹介しました。具体的な製品名は……、ありすぎるのでちょっとここでは。


今回はこの辺で。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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