「手術しましょう」と言われた腰痛がなんと3回で取れてしまった件
どうも、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
最近は徒手調整術研究部の方の活動がメインであるかのような書き方をしていましたが、私、はり師、きゅう師です。ええ、本当です。
なので鍼灸の症例もお話しようかなと思います。
ちなみにですが、3回で取れてしまったのは偶然です。「手術しましょう」と言われたというのも後から知りましたので、わざわざ手術勧告を受けた患者さんに対して施術した例ではありません。
その辺のところ、ご了承ください。
50代前半 男性 腰椎椎間板ヘルニア、右足坐骨神経痛、腰下肢痛で悩んで来院。
来院時の状況は右足を軽く引き摺るような歩行をしていました。座っているのもつらい腰痛、神経痛ということで、問診表の記入も最低限で、施術台に移動してチェック、施術という流れになりました。
よくある坐骨神経痛の検査はまあ、推して知るべし状態。
腰部前屈、後屈、回旋共に痛みがありわずかしか曲がらない状態。右側のハムストリングスはがちがちで、膝窩筋、腓骨筋も強い緊張。左膝の内側にもストレスがかかりたまに痛むという状態。
脳脊髄液、上部頸椎の検査もまあ推して知るべしという状態で、特に腰椎近辺の動きが非常に悪く、棘突起をさわるとまっすぐではなくかなり強い捻じれが発生している状態
うん、モルフォセラピー(撫でる程度の刺激でからだの位置関係を良好化する方法)でやるよりも、骨格調整鍼を何回かやって、あとは穏やかに調整かな? と判断して、伝家の宝刀ならぬ、泰心堂特製の鍼を用意。
ええ、何故かは知りませんが泰心堂=長い鍼という公式がうわさでは成り立っているそうです。だから危ない? と続けたいようですが、受けた人はまあ基本的に重症者ですし、これで良くならなかったらあきらめるレベルの人たちが多いので、むしろ好評だったりするんですけどね。
今回は収縮状態が強い脊柱の右側に上から下まで透刺(皮膚の下を滑らすように鍼を進める高等技術。)を行いそのまま15分ほど。上は、胸椎8番あたりから下は仙骨上。約40㎝。皮膚と筋肉の間の隙間を通しているので、刺入時に少し刺す痛みがある人もいますが、あとはほぼ無痛。腰部に入ると筋緊張が強く軟部組織や皮膚まで緊張が波及しているので、鍼の進みが悪くなります。ここで無理やり進めると痛みが出ることがありますので、そっとからだの状態に合わせるように進めるのがコツですね。
状態や体調見つつ、15分ほどで抜鍼。
腰部と下肢のがちがちの緊張状態が薄れ、弾力を取り戻していることを確認。
あとは徒手での上部頸椎調整を加えて終了。
ええ、これ、三回ほど繰り返しただけです。
うん、人のからだの修復力って凄いですね。歪みを取って、できるだけ正しい位置関係に近づけてあげるだけで、一気にからだの修復を進めてしまうのですから。
ちなみに骨格調整鍼は現場では頻繁に使うテクニックではありません。10%は切っていると思いますね。
なのに代名詞化のように言ってくる人がいる不思議。
悪評もまた評判であるとは言われますが、なんか妙な悪評流されていませんか?
うちは誠実に無事故無違反で仕事をし、実績を積み上げているというのに。
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