膝痛で、自律神経系の機能低下って?

 ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次です。

 今回は徒手調整術研究部ではなく、泰心堂はりきゅう院の方のネタ。一応ちゃんと分けているんですよ。なにせ領収書も分けていますし。

※徒手調整術研究部の方は、徒手調整術なので医業、療養費対象ではないから。

 では、進めていきましょう。


 はい、今回は膝痛です。

 泰心堂の場合は、FSS=Full Scan Systemという施術理論に基づいて、キネシオロジーのテストを利用した全身チェックというのを実は入れています。これは、肩の痛みでも、足の痛みでも内臓の不調でも、精神系でもです。

 FSSで検出するのは、質問に対する脳にかかるストレス反応。つまり、問いかけに対する、答えがYesならばストレスなくYesを返すので脳ストレスは検出されませんが、答えがNoの場合は、脳が、Yes出ない状態を確かめて反応を返すので、ストレスを感じ、結果、筋力低下として表に反応を返すわけです。


 これを行うことで何が良いかというと

1.患部だけの問題かを判断できる。

2.患部が直接的原因か、波及した結果出ている痛みかが判断できる。

主としてはこの二つ。


 例えば、右ひざが痛いとして、右膝の内側と右股関節と腰の腰椎4番で反応が出たとします。ここでセラピーローカリゼーション(TL)という絞り込みのためのキネシオロジーのテストを行い、右ひざ内側→右股関節で右股関節で反応、右股関節→腰椎4番で反応、右ひざ内側→腰椎4番で反応した場合、キネシオロジー的にはメジャー=原因は腰椎4番になります。

 この場合、右膝だけを調整しても、腰椎4番からくる影響が強ければまた戻ってしまいやすいということになります。


 泰心堂では、原因に対するアプローチで根本的にからだを立て直すということを念頭に置いているので、ここでは腰椎4番へのアプローチを優先します。

 腰椎4番の処置で右ひざ痛がクリア(痛みなし、動作良好、負荷試験でもクリア)ならば、ここで施術は終了してよい状態となります。


 もちろん、違える可能性もないわけではないので、実際の現場では複数の判断方法を検討して、妥当性の高いものを選ぶ必要性はあります。


 じゃ、このキネシオロジー拾っている反応は何か?

 簡単に言うと自律神経系の機能低下の反応(一時的、状態的、常態的)を拾っているわけです。

 ひとのからだを直す仕組みは現代医学的には自律神経系の機能(免疫系を含む)であるため、治らないままでいるのもまた自律神経系の機能が低下しているからです。


 なので、適正に機能できる状態へもっていくと自ずと治癒へと向かいます。


 だからこそ、痛みがあるその場だけに固執して、周りを見渡すのを忘れてしまうくらいなら、まず広い範囲を見渡して、範囲を絞り込んでいって、アプローチを考え、実行し観察してみる方が良いかと私は思います。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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