鍼灸院、整体院の裏話~ネタの仕込みは重要です~
おはようございます!
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
本日は、日曜日ということで午前は私のサロンで施術、午後は外部での施術となります。
移動を含めて、少々忙しい日なので、申し訳ありませんが、本日(5/19)分の施術は午前9時の時点で受付終了とさせていただきました。私のサロンは次回の営業は水曜日からになりますので、水曜日以降に、施術をご希望の方は予約を取ってくださいね。
予約方法はこちらのサイトにも記載していますが、メールまたはメールフォームをご利用ください。
ええと本題、本日のお話は『鍼灸院、整体院の裏話~ネタの仕込みは重要です~』というタイトルです。
発端は、・・・・・・船橋某所の看板の文句が妙に気になるからですかね?
「神の手って知っていますか?」
はい、私 藤井のことですか?よく言われますが、何か? というか「神の手って、神の手下って感じがしてしょぼくないですか?」と顧客と会話していたら、最近はまんま『神』とか言われたりもしています。
まあ、そんなもんでそんな名称は大したもんではないです。昨今は、右みても左みても『神の手』、『ゴッドハンド』などという名称が氾濫しています。
一方で、合わせてみるとちょっと興味深いセールスワードの組み合わせも見受けられますね。
まあ、ツッコミ入れると問題がありそうなので、さらっと流しておきますが。
さて、私事ではありますが、現在、徒手調整術研究部の方の手技ネタを仕込み中。今月末までにレポートを某所へと提出することになっていまして、あともう数件ほど写真付きで施術例を取りたいなと考えています。ええ、某ゴッドハンドと評価の高い先生の術ですね。
で、ぶっちゃけ話、うちの顧客に対して、いつもの施術の前に体験して感想もらっていたのですが、まったく関係性のない方でも効果が出るかを何件かやりたいなということで、「からだの動きが悪くて困っている人周りにいませんか?」と声掛けしている最中です。
え? うちの顧客に対する効果ですか?
ええと前日まで寝込むほどだった、急性腰痛の人が、普通にすたすた歩いて帰ったとかは、条件さえ整えば、普通のことですし、何あげましょうかね? 腕の外転が水平(90度)が限界だった方が、2分後には頭上(180度)外転まで回復とかですかね? う~ん、あまり劇的だとは思わないのですが、これって劇的なの?
この手技、関節可動域がわかりやすく改善します。まあ、簡単に言うと一瞬の空隙を利用して、関節の最適化を促す手技なので、関節の位置関係が適正化する→関節が動きやすくなる、力が入りやすくなる→姿勢が変化するとまあ当たり前の結果が、当たり前に出ます。
ちなみに、この件の施術料につきましては、感想+施術前後の写真で代えさせてもらっています。なお、元ネタのお話をしておくと、初診料3000円+施術料8000円で10分~20分ほどの施術になります。
うちは昨日よりも今日、もっと良いもの提案し続けるという考え方のも、ちょくちょくこういうネタの仕込みをしています。
一般的な治療院が、適当な施術をず~っと無批判に提供し続けているのに対して、常に、最適化、効率化を求め続ける。そういう当たり前のことをずっと続けています。
何故か、もちろん恩師小林詔司をはじめとする母校の先輩方に、ひとを治療するということについてしっかりと教授いただいたおかげで、今現在まで、施術に困ったという経験はありません。それは施術するということがどういうものか、どうすれば終了なのかが明確に定まっているからです。
なので、正直な話をすれば、元となった施術の軸がしっかりしているので、今さら新しい手技を必要とするかというと、なくても困りません。
私が教わったのは、一つの治療法、鍼灸術ではなく、ひとのからだなので、基準がしっかりしていれば、基準を踏まえて均していけばよいだけのことです。
そのための方法論は実はいくつもあり、一見ばらばらに見える施術理論や施術の型、技であっても実は共通項がある。あるいはそのうえで、得意分野や最短距離、最小ダメージ、最適効率などそれぞれの特性があります。
あるいはAというやり方では、あお向けだけで施術ができる、Bでは座位や立位でも施術ができる、Cではうつ伏せでしか施術できないなど型の違いによる施術方式の変化があったりもします。
また、1では直接施術するので5分かかり、2ではあえて遠いところからアプローチすることで瞬間で変えるなど、距離的、時間的な違いあったりします。
これらを学び、使いこなすことで、無理なく多くの方のからだの状態に合わせて施術が提供できるという点、あとはそれを作った先生方の考え方を知るという点。
これらが思考の硬化、鈍化を防ぎ、いわゆるマンネリ化からの脱却を促す材料になります。
施術者が勘違いしやすいことに、いつも同じ手技で、いつも同じ顧客のいつもと同じ状態を相手にしているという誤解。これがモチベーションの低下を招きます。ようは気の抜けた施術になってしまうわけですね。まあ、意気込み過ぎの方はほどほどに抜いたほうが良いと思いますけどね。
いつも同じって実はすごいことなんですよ。
いつも同じってなかなかないんです。
だから、私たちはいつもと同じでいられない。
じゃ、昨日よりも今日、よいものを提案するしかないでしょう?
だったら、ネタ仕込まなきゃね。
0コメント