質問に答えます。その67~アレルギー症状って徒手調整術で完治しますか!?~

 おはようございます。

 千葉県習志野市大久保の泰心堂はりきゅう院、同 徒手調整術研究部 代表のからだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 操体法術士 藤井崇次(泰心堂)です。

 今朝は幾分か寒さが和らいだような気がしますが、気のせいですかね?

 泰心堂は水曜日~日曜日の営業になります。業務多忙中につき、時間帯によっては手が離せず電話に出ることができないので、できるだけ予約はメールでお願いします。

予約→taishindo@outlook.jp

 あとは本来業務連絡のカテゴリーでお話することですが、予約表をgoogleのカレンダーと某フォームサイトで管理しているのですが、ちょっと使い勝手が悪いので変更したいと考えています。

 決まり次第、サイト間連携をする予定です。まあ、一元管理ですね。そのうち告知すると思いますのでよろしくお願いいたします。



さて、本日一本目は『質問に答えます。その67~アレルギー症状って徒手調整で完治するの!?~』というお話です。

 質問をいただいた施術者の皆様、一般の読者の皆様ありがとうございました。


 ええと、この質問は実は答え難い問いかけだったりします。


 そうですね、ずばり言うのならば、定義の問題です。


 アレルギー症状の中でわりと世間一般に知られていて、ある程度治療効果のあるものと言えば、花粉症が有名ですが、こちらの治療法として減感作療法というものがあります。これ、簡単に言うとアレルゲン=原因物質に対して身体を慣れさせる方法なんですね。


 徒手調整術の考え方では、基本的に体は体の調整機能(自律神経系、免疫系)によって、その時点で最適な状態に維持されようとするので、そのような機能的な体の状態へと回帰を促すのが調整なわけです。

 この状態は脳ー脳幹の中枢系機能が十全に働ける状態であり、運動機能はもちろん、自律神経系の調整機能、修復機能、ウィルス、細菌などから体を守る免疫機能などが正常に働ける状態と考えられます。


 この状態のことを、うち 泰心堂ではZero-Positionと定義しているわけですね。


 アレルギー症状は、実はアレルゲン自体が病原=病気の原因ではなく、アレルゲン排斥反応を過剰に起こしてしまう体の状態(=免疫暴走状態と定義しておきます。)が原因なんです。


 そうですね、車などの運転で、ハンドルちょっと回しただけなのに、グッと思っている以上に曲がってしまうような状態ですね。

 これってさ、ハンドルの仕組みとして遊びと安定刺せる仕組みがあれば、基本的には起こらないわけです。


 はい、身体も同じ。

 身体的、精神的、気候・環境的なストレスにより体が疲弊、疲労状態になっても、その疲労状態から回復できる状態であればよい。

 この状態であれば、体に余裕があるので、多少なストレスに対して過剰に反応する必要はなく、余裕をもって対処できると考えられます。次第に慣れが生じて、「これくらいだったら過剰に反応しなくても良いや」ってのが減感作という考え方ですね。


 そしてこの状態になると、現場でも、アトピー性皮膚炎で皮膚がただれていた方が、快方へと向かったり、喘息発作が起こりにくくなったり、花粉症の症状が和らいだりします。

 もちろんその他の自己免疫暴走状態に起因する状態も改善傾向へと向かうことが期待できます。


 さて、この結果を「治った」と言ってよいのか? これが問題です。


 そもそもアレルギー症状ってのは特定のアレルゲン、私の場合であれば喘息があるのでIgEですが、これに反応してしまう免疫系を持っていることが自体が素因。

 この素因が排除されるかというと、それはNo。

 なれることで起こらなくなる。したがって、日常生活上あまり気にならなくなるというのが徒手調整術の範囲で治癒と考える状態です。


 引き金引けば弾がが飛び出す状態の銃でも、引き金引かなければOK、あるいはさらにセイフティ(安全装置)を掛ければさらに安心程度の話で、銃自体はそこにあるんですよね。


 当たり前ですが、私自身、喘息発作の頻度は極めて減りましたが、それでも疲弊状態=蓄積疲労状態に陥ると呼吸器系に余裕がなくなり喘鳴が聞こえはじめます。その手前で蓄積疲労状態への処置し、しっかりと休養を取ることで発作を起こさないように管理しているというのが実情。


 さて、この状態をあなたは完治と言いますか?

 それとも基本的な日常生活に困っていないにもかかわらず、治癒していないと言いますか?


 この辺りは定義次第だと思います。


 なお、タイムリーなお話ですが、先日アレルギー性皮膚炎のうちアトピー性皮膚炎の方々が無事に卒業となりました。おかげで木曜日の午後の時間帯と金曜日の朝に暇ができました。

 私、暇なの嫌いです。施術ご希望の方は是非。

※こちらは自律神経整体の考え方のFSSのキネシオロジーのテストを用いて状態の確認、調整部位の選定、微刺激(鍼術)という調整法で施術した方々です。うちお一人は眺めで週1回で半年ほどかかりましたが皮膚のただれもなくなり本人も私も満足のいく結果となりました。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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