やはりRPIが多いのか?

 おはようございます!

 今朝も朝から、セルフケア→体調万全で施術に向かうからだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。

 今朝は、久しぶりにFaceBookMessengerサービスを携帯端末に入れなおしてみたら、久しぶりのオンラインと出たせいか、元オリンピック体操のトレーナーで現在オアシスグループ代表のサニー久永こと久永陽介さんからメッセージいただきました。こういう気づかいができる方って素敵ですね。

 私もそうありたいと思います。


 さて、最近は鍼灸を使わない鍼灸師として一部領域で秘かに名前浸透中の私ですが、今回のネタもそういうお話。


 まず元となっている技術についてお話しておきましょう。

 今回のメインのテクニックは、クラニアルテクニックといってカイロプラクティック由来の技術。特に頭蓋骨の関節の歪み方、かみ合わせの状態を目印に、脳脊髄液循環のリズムがうまく保たれているのか? 保たれていない場合(頭蓋内圧上昇状態、脳圧迫、脳力低下)は手技を通じて脳脊髄液循環を促すことで頭蓋内圧の適正化を図ることで脳機能正常化を目指し、自律的な身体機能の回復を図る手技です。

 ああ、堅苦しい。

 私の学んだこの系統のテクニックは実は複数ありまして……、中でも頻用しているのは、長谷澄夫先生のマニュアルによる頭蓋骨調整ですね。

 ほかにもゴッドハンドと呼ばれる先生方のクラニアルテクニックも、現場で使えるレベルまで研鑽を積んだと思いますが、微細調整という意味ではこれが一番わかりやすく、結果がはっきり出るように思います。


 これを一度、自らの施術哲学(人体観)に基づき、分解、再構成して、一連の手続きあるいは分岐の選択肢へと組み込むことでさくっと取り入れているわけですが、なぜかよくありえないと言われます。


 このへんてオブジェクト指向プログラミングやUMLの発想でフローチャートかければさらっとできるでしょうに。


 さて、小難しい話はさらっとおいておいて


 40代前半 女性 営業職 前頭部右、右側頭部あたりに頭痛。偏頭痛持ち。閃輝暗点などの除外条件なし。

 所見 頭部拡大状態在り、RPI、一次呼吸問題あり(屈曲伸展のリズムが微妙にずれる)。右手、右足弱化。右側ROM縮小。右前方へのバランスが不安定。食事時間不規則、睡眠時間4~5時間程度で朝起きて怠さ在り。他


 この状態って典型的にいわゆる自律神経系の乱れが大きい状態であり、うちがよくお話している

1.体液循環 不良

2.身体機能 不良

3.左右差 拡大傾向 歪み拡大

4.重心 不安定

5.内臓 疲労状態

蓄積疲労状態 ですね。


さらっと、私 藤井崇次(泰心堂)開発の『貼るだけ調整術』でバランスを整えて、前後の変化を確認してもらうことでうちの施術ペースに乗せて、そのまま調整に。


メインの技法は、先ほどのも述べたクラニアルテクニック

FBプレスで脳圧あげて、VやSテクニックで下げて、圧縮、離開、捻転を組み合わせておさまりが良い位置に自ら収まるように仕向けていくわけですね。


ここでのポイントは収めようとするのではなく、体自身が自らそこが落ち着くからそこに収まっていこうと仕向けること。


ある意味、逃がすテクニック。


逃げた先は居心地が良い場所なので、しばらく落ち着く。


・・・・・・なんのこっちゃという感じではありますが、これ操体法の原理でもあったりします。


この場所にはめ込もうと外圧を加えると、これに対して身体は反発を起こしますので、仮におさまったとしても、簡単に元の居心地の良い場所へと戻ろうとします。これが「すぐに状態が戻ってしまう」と言われるときに起こっていることです。つまり、本来居心地に良い場所は体にとって居心地が悪いのでそこにいたくないわけです。

 ま、でもその場ではらくになりますから、意味がないとは言いませんが。


 逆に、居心地の良い場所へと逃がしてあげるように施術をすると、逃げた箇所は居心地が良いので、そこに留まろうとします。


 つまり、微細な調整の方が、身体にとっては自然な状態へと逃げて戻るので効果が大きくなりやすいのです。


 これ、針灸の技術でも同じ。


 本数自体は、搦め手の使い方や、どこにどう追い込んでいくかとによって変わっていくと思います。

 狩りにおいても追いかける勢子を増やすという手もあれば、自然の要害を利用したり、計画的に必要最小限の手数で追い込むという手もありますし、逆にチャンスを待って一矢で仕留めるという手もあるのでどちらが良いか狩人の腕次第。


 ただ、本来の私は、できるだけ少ない手数でチャンスを逃さないのが最上としているので少数穴、最少手数の調整にこだわっていますけどね。


 はい、話を戻しましょう。

 このひともRPI 寛骨 右後下方偏位でした。今月の調整対象者の実に6割がRPI。2割がPRIEX。RPI8割と言ってOK。

 やはりこのタイプが多いのだなと改めて感じました。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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