施術はある意味で、エンターテイメントである。
おはようございます。
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
本日2本目の投稿になります。
本日2本目は、施術=エンターテイメントという一部の施術者にとっては 噴飯ものかもしれない内容ですね。
実際に、うちに有料講習で勉強に来た子にも言ったことがあるのですが、憤慨していましたね。
でもね、そういう意識がないのは施術者としてどうなのよ? って話なんですわ、これ。
エンターテイメントというと昨今は”=お笑い“なんですかね?
そうじゃなくて、その本質は見せることで、魅せること。そして感動や期待、希望を感じ取って、それを糧にしてもらうことです。
たとえば私が患者だとして、長く辛い症状に悩ませれているわけです。
「大丈夫です、良くなります」
(調子の良いこと言っても口だけじゃないの?)
(前の先生もそう言ってたけれど、ダメだった)
(まあ、それでも一次的に楽になるのならやったほうがマシか)
「はい、じゃあ、今日は終わりです。次は〇〇来てくださいね」
(はあ、”時間が経った“。)
(なにが終わったのかしら?)
(これだけ長い時間揉んでいたのだから少しは持つでしょう)
はい、こういう内心って持っている可能性は非常に高い。
じゃ、私たちはどうやってこれらの内心の声に対して応えて、よくなるという期待と希望、そして積極的に通いたくなる理由を作って、しっかりと体を整えて良くなる機会と期間を確保してあげられるから。
私たちはそれを考えなくてはなりません。
誰もかれもが窓口安ければ来るという時代はもはや過去のこと。
どことも変わらないサービス、テクニックであれば、より安いほう、より感じがいいほうへ集中が起こり、おざなり経営のところは淘汰されていきます。
顧客にとって価値があるサービスこそが選ばれる時代になります。
ならば私たちはその舞台に上がらなくてはならない。
シビアに評価される舞台へと。
そして選ばれるだけの提案をしなくはならない。
コンセプトメイキング、ターゲティング、テストなどマーケティング要素も必要となるし、
なによりも評価しに来た顧客に対して、見せる、魅せる提案をすべきなのです。
複雑な提案は伝わらない。
難解な理論は背後にあっても良いが伝わるのは一言。
理論と結果は一致するから信用される。
施術前と施術後とではなにが違うのか?
それは何を意味するのか?
違いがあることはどう私の症状、悩みと関係があるのか?
そして今後どうなろうのか?
それらを結果として見せ続けることが大事な時代。
なのに逆行している鍼灸師会ってどうなのでしょうね?
個人的な話ではありますが、鍼灸師などの療養費代理受任制度に大反対です。
むしろ、医師以外の健康保険の利用を全面廃止を支持します。
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