質問に答えます。その63 効果的なセルフケアを教えてください。
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師&操体法術士 藤井崇次(泰心堂)です。
本日は所属する千葉県の鍼灸師会の『保険取り扱いのための講習』ということで参加してきました。結論的には、積極的に扱わないうちは受領委任方式ではなく、償還払い方式をそのまま継続すればよいということでした。
目的がはっきりしない、曖昧な指示のみの療養費対象施術なんて廃止すればよいのにという立場なんですけどね、うちは。
※安く施術したいのならば、安くとも利益が出る仕組みを考えればよいだけのこと。療養費は割引チケットではありませんからね。評価の仕組みの設定や想定する標準施術などを示さないのであればさっさと廃止すべきだと思います。
はい、厳しい話は置いておいて本題。
『質問に答えます。その63 効果的なセルフケアを教えてください。』という質問をまだお会いしていないクライアントの皆様や同業の方々からいただきました。
う~ん、なかなか難しい質問です。
泰心堂の場合は、個々人の課題に合わせて指示していますので、いくつもの引き出しがあります。
例えば、
〇筋肉が硬くて痛みやしびれが出ているケース→坂戸孝志先生の緩消法ネタ 楽々改善的なお話をして個別のケースに合わせたケアを教えています。
〇頭部拡大が明確な方。これ宮野博隆先生の脳脊髄液調整法(CSFプラクティス)だと蓄積疲労状態=脳機能低下のサインの一つ。→極性タッチなど
〇自律神経系の乱れ、機能低下が強い場合→高麗手指鍼術を応用した経穴刺激のよる自律神経調整など
〇左右差が非常に大きく、左右対称性に機能できない状態の方→補正テーピングor貼るだけ調整術など
〇特定動作で痛みが誘発される場合→PNFの応用テクニックあるいは、操体法による快刺激誘導など
そのほか、マグレイン(粒鍼:阪村研究所)やTipal(医療用プラスチック製押圧刺激具:トワテック)などを用いた経穴刺激やTFHの応用などまあ、いろいろです。
ポイントは、
1.簡単であること:その場で覚えられる程度、短時間で済むもの。
2.便利であること:一人で可能、どこでも可能など
3.合理的であること:ケアの結果、身体をどの方向性に向けたいのかを明確にして、成功/失敗がはっきりわかるものであること。
正直、複雑なことはやりたくありません。特殊な手順や条件が必要なものは気軽にできず、結局継続することができません。ストレッチ一つにしても、ストレッチした結果として関節の固定力/保持力を高めるのか、それとも柔軟性を高めルーズ気味に維持するのかではその方法や刺激量が異なります。また結果が明確に出ないものは、その成否がわからないということなので、成功体験が得難く継続する動機づけがうまくいかないなどの問題があります。
このあたりをしっかりと考えて個別の事情に合わせて指導するというのがとても大事です。
とは言え、これで終わるのはとても不親切。
ここからは治療家向けではなく、一般の方向けのネタとして一つ暴露しておきましょう。
一応、治療院の先生方には内緒で。人によっては治療院に通う理由がなくなりますからね。
先日も紹介しましたが、インソール入れてください。
できるだけ長く履く靴、いつも履く靴に。
入れるべきは衝撃吸収系インソールではなく、足形補正系機能性インソール。
また先日お話しましたが、カスタムではなく、既製品を入れてください。
私の推奨は
Superfeet
Ba2ne
DMZ
各メーカーの標準モデル。4000~6000円程度。
もう一度言います。骨盤調整系の先生方、距骨調整系の先生方には内緒でお願いします。ええ、入れて歩いているだけで骨盤調整、足形矯正が終わってしまう何で大きな声で言えませんから。
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