"天才”と言われました。これってある意味呪いだよね。
どうも、こんばんは。
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
うちのサロン 泰心堂はりきゅう院&泰心堂はりきゅう院 徒手調整術研究部は水曜日~日曜日の営業になりますので、施術の予約はお手数ですが、こちらの日程に合わせていただけると助かります。
さて、今回のお話は・・・・・・
私、”天才”って言われました。
ってな話。まあ、確かにゴッドハンド(神の手)とかはすでに言われ慣れましたので、最近は、半分冗談で「神の手って安っぽく聞こえるので、これからは”~神”でお願いします」と施術の合間にはさんで、笑いを取っています。ええ、わりと鉄板ネタで、これ一個でつかみはOKとまでは言いませんが、わりと緊張を解かれる方がいらっしゃるかなという印象ですね。
ま、実際、施術家生活を10年以上続けていれば、それなりの実績はできるもので、手術回避したり、ずっと長い間患っていた不快症状が解消されたりすると呼ばれるものなんですけどね。
ただ、天才ってのは違うかなというのが正直な感想。
施術において大事なことは三つの要素。
A:身体観や哲学(ものの考え方とその物差し)
B:具体的な判断基準(パターニングに利用)
C:刺激方法と刺激量(道具、被ダメージ)
で、施術方法=術式は次の形であらわされる。
A+B+C →(仮説としての)術式
そしてそれらが次の過程を通じて試行→観察→考察→修正→試行→観察→・・・・・・→妥当と考えられる術式とその例外パターンとして構成されるわけです。
まあ、普通のことですよね。
たとえば、定期テストで高得点を目指すという目標があったとして
A:科目と要求されるレベル=テスト範囲と出題者の試行的傾向=過去の試験に出た内容、試験に出るぞと言われた事項を確認する。
B:各項目に対して他人に説明できるかどうかを基準に覚えている内容(=正常)と覚えるべき内容=処置すべきもの(=異常)とを分ける。
C:覚えるべき内容(=異常)に対して、単語帳作成(要筆記具)をし、一問一答形式で学ぶ(方法論)。
で、実践してみて、判断基準に従い、説明できる=覚えている状態になったものを処置すべきものから除く、判断基準がクリアにならない場合、覚え方、今回は単語帳が不適当である可能性を検討とする。たとえば音声による反復に切り替えてみる。あるいは一覧にまとめてみるなど。
なんどもなんども反復し、判断基準をクリアにする。このサイクルを繰り返すことで定期テストに対するその人にとって最適な攻略ロジックができる上がるわけですね。
はい、テスト勉強だとこんな感じですか?
ごく当たり前のことですよね。
つまり、当たり前のことを当たり前に行えるかどうかがポイントってだけで、別に天才じゃなくとも妥当性のある施術方法はこの過程をしっかりと踏んでいけばできるわけです。
ただ、どのレベルで考えるかはそれぞれの施術者や術式の創始者の考え方次第ってところは多分にあるのかな? と思いますが。
今回の話はこの辺で
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