急な首肩痛のお客様が来院。でも、鍼は……って鍼灸院なんですが!?
どうも、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂 藤井崇次です。
本日は日曜日ということで午前は、自分サロンでの施術、午後は外部での施術です。ちょっと時間が空いたので記事の更新をとPC開いています。
さて、急な首肩痛のお客様が来院。でも、鍼は……って状態であなたは何をしますか?
最近、この手のお客さま、増えています。
一つは、鍼灸院に来院されても鍼は、灸は……と仰る方
一つは、急な首肩痛を訴える方
はい、現場の施術者としては対応しなければなりませんね。
程度にもよるのですがうちの場合は
1.泰心堂で使っている鍼、灸などのデモンストレーションをして、同意を得て施術。
2.徒手調整で行う。
いずれかの対応になります。
たとえば徒手調整術ですが、”痛み”にフォーカスした施術方法としては泰心堂では緩消法(坂戸孝志先生開発)という手もありますが、基本的にはらせんそう流整法という血流促通手技を用いて患部の血流を促し、痛みの程度を下げてから、根本療法系の手技へと連絡して締め。あるいはその逆。今回はその逆のパターンですね。
根本療法系は、何をメイン(=基準を何に置くか)に変えたいか、あるいは今現在取れる姿勢などで選択しています。
よく使うものを上げると、CSFプラクティス、DRT(ダブルハンドリコイルテクニック、泰心堂は日本DRT協会認定治療院)、泰心堂式瞬間調整術ZR。仙骨内臓テクニックなど。
頭部拡大状態が甚だしい場合:CSFプラクティス、泰心堂式瞬間調整術ZRーC
うつ伏せ可能ならばDRT
内”蔵”疲労が顕著な場合:仙骨腎臓テクニック
などを軸に組み立てる形。施術のパターニングは基本パターンの振り分けサイン+経験的勘+キネシオロジーテスト(生体反射テスト)の結果などを総合して選択する感じですね。
あまり使わないが効果的なテクニックとしては綿田先生の四肢誘導調整法などもある。泰心堂の場合、ベッドの縦のスペース余裕が少ないので院内ではあまり使わず、屋外や出張先では割と使っているテクニックですね。
今回のお客様は、50代女性、名古屋在住、たまたまこちらに用事で出てきた折に首肩を傷める。
右肩ー僧帽筋上部に痛み、首の側屈、回旋で右僧帽筋上部と頸椎4-7番棘突起右に痛み、前後屈は問題なし。
うつ伏せ、側臥、仰向けどれもOKの状態。
頭部拡大、三大徴候顕著、基礎疾患なし、筋弱化(機能低下)は確認されたが、キネシオロジーテストによると内”蔵”疲労は気になるほどでもない。
ソフトブロックを用いたCSFプラクティス→DRTで頭部拡大状態解消、三大徴候クリア、首肩圧痛減少、可動域拡大、VAS 10→3
加えて、首ー肩の剥がし、送り(らせんそう流整法陰陽)を行い終了。(VAS10→1)
今回の首肩痛は俯き状態+腕内旋ー回内状態(下向きでのPC操作や書類仕事をする姿勢)を長く続けたことによる疲労から、身体が補正しきれずに痛みを強く出したよう状態と考えられたので、腕の内旋を解消するちょっとした運動の指導をしてお帰りいただきました。
施術当日に名古屋へ帰るそうなので特に次回予約は承りませんでしたが、「こちらに来た時にまた来ます!」と力強いコメントをいただきました。
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