質問に答えます。その91 KHTはどこで学べますか?

 おはようございます。

 からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。


 写真は私愛用のチタン製てい鍼(皮膚にあて、圧力均衡を利用して調整を行う鍼、刺さない鍼というかさせない鍼)ともう10年以上愛用しているA5サイズの手帳カバーと中身を入れ替え使い続けているメモ帳。ともにMDブランド(ミドリカンパニー)。


 ええと使うべき道具あるいはサービスは、ちゃんと選ぶべきです。

 安いが第一選択の時もありますが、妥当、あるいは割安、お買い得という視点、必要という視点などいくつかの面で総合して考えたほうが良い時があります。

 チタン製てい鍼は”手作りてい鍼.com”の小越先生に専用に作っていただいたもの。なんだかんだでもう7年ほど。手帳カバーはヌメ革で6000円を超えます。

 でも大事な仕事道具ですし、長く使える、手になじむなどいくつかの要素を考えるとお買い得なんですよね。


 さて、本題。ここ数回、KHT関係のお話を投稿していました。その影響か、「教えてください」、「どこで習えますか?」的な質問を多数いただきました。


 これ、前回?前々回だったかな?ちゃんと記事の中でお話したはずなんですけどね?


1.私は教えていません。

 理由1:指導者資格を有していないこと。

 理由2:道具の調達が困難であること。※私自身、小松先生経由で調達しています。

 理由3:めんどい。そんな時間があったら顧客対応に使いたい。

2.講習に積極的なところは三か所

 1.東京 東京高麗手指鍼協会 小松隆央先生(こまつ鍼灸院)

 2.名古屋 日本高麗手指鍼学会(鍼灸治療室ガイアそうこ)

 3.神戸 松岡鍼灸院 松岡先生(アジアンハンドセラピー協会)

3.書籍で学ぶ

 これは、たにぐち書店の『高麗手指鍼術講座』一択ですかね?ただ、あれ読みにくいですし、なんでそうなるかは舎岩五行鍼など韓国独特の鍼灸理論とかにもある程度触れておかなければならなないのでその辺は注意かな?


私がお世話になったところは小松先生のところです。なので他、二つは検索で出てきますよとか、関係者が知っている方にいますくらいなものですね。


そうですね、希望者がいて、価格やら条件やらが折り合うのであれば、現場対応の講習というか情報共有会をしてもよいのですが、ぶっちゃけますが、やるのであれば有料です。

一般向けの健康関係の講演とかでは、地域貢献やら広告費扱いやらでまあ、いろいろと別枠で受けることもあるのですが基本的に私、鍼灸術を用いる商売人なんで。


まあ、学ぶ際に大事なことは

1.こいつ何考えてこれ設計したの?(思想、身体観、疾病観などの基礎概念と施術の基本概念、属性論など)

2.具体的にどうやるの?(道具、手順、具体的な施術パターンと練習)

3.じゃ、目の前の顧客の問題に対してどう応対する?

異常、もとい以上。


MMOゲームとかでも要求されますが、基礎と基本的な立ち回り、これが大事。

これができなければ、応用ではなく、行き当たりばったり、何とかしのいだ~という体験でしかありません。

具体的対処(=こういうときこうする)というのはとっかかり(=はじめの一歩)にはなりますが、あくまでも一例にすぎません。


ましてや、KHTについては設計者が日本人ではありませんし、五行論についても日本のものとは異なりますので、しっかりと基礎から学ぶ心積もりが必要ですね。


ちなみに、泰心堂の場合は、ぶっちゃけ鍼灸専門学校の学生時代に作った術式(=腰腿点から着想を得て、自身の喘息と腰痛緩和のために設計したもの)がもとになり、その後、KHTの方に合流したので、術式解体と要素分析、相互比較、類似性の検討などいくつか特殊な課程が入っていたり、その結果若干独特な運用(処方の優先順位の違い)がありますが、まあ、普通の鍼灸師さんはなんか術式とか作らないらしいですし、構造解析などもしないそうなのであまり関係ないと思います。


習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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