基準をしっかりと定めていると理論と結果は一致しやすい。
おはようございます。
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂 藤井崇次です。
例の『現役鍼灸師が提案する徒手調整術』の準備で大忙し。ついでにUSDJPYが105円台に突入して104円台に迫ろうかという状況。何やら世間も気忙しいようです。
さて、本日のお話は、『基準をしっかりと定めていると理論と結果は一致しやすい』というタイトルで進めたいと思います。
理論と結果の一致した施術については、ゴッドハンド養成塾でご活躍中の篠崎真樹先生が口にしていた言葉ですね。先日、篠崎式のMBT療法+カウンセリングを入れた営業戦略塾? のフロントエンドである仙骨内臓テクニックのポイント解説セミナーに出てきましたのでご縁がつながったのかな?と思います。
ちなみにですが、バックエンドの方には私は参加しません。というのも篠崎式仙骨内臓テクニックを含めた徒手調整術のメニュー化の前に開発者本人の視点の一部を知る機会があるということで参加してきたのであって、導入に困っていたわけではありませんから。
さて、徒手調整術の導入とは、徒手調整術をメニューに表示して、購入希望者を募り販売するということです。販売、商売と聞くと抵抗感のある施術者の皆様や”患者”の皆様がいることだとは思いますが、商売というのは良いものです。
なにせ、私が持っていて、私以上に価値があると評価していただける方へその商品・サービスを届けられるということであり、私はその対価として報酬をいただき、経営安定、気分安定、生活安定を得ます。購入希望者の皆様にとってはあちこち探さなくともそれを私が商品・サービスとして提供しているわけですから、私、泰心堂から購入することができます。購入者にとっては、価値があるものを適正価格て交換することで、心理的に得をし、生活上得なことが起きるというのが施術サービスの本質なので、体力とかけられる時間、技術と心理的余裕の限り販売することでお互い得をすることができます。
なので商売は良いことなのです。
逆に、価格や商品サービスの説明、価値が折り合わないときは、売らなければよいだけのことで、買わなければよいだけのことです。ディスカウントなどして購入者が一方的に得をして、販売者が廃業などデメリットを受けることは長期的に見ても良いことはありません。なので適正価格で購入していただけるように、適正価格=割安と思っていただけるようにしっかりと商品・サービスの説明、提案をしていく必要が販売者側にもあります。
さて、ではしっかりとした施術サービスって何でしょう?
それは、論理構造式がはっきりしており、
1.検査を通じて、施術者と顧客の両者が体の状態を認識することをができる。
2.施術を行うことで、体が変化する。
3.再検査を通じて、施術者と顧客の両者が体の状態が変化したことを認識することができる。
この条件を満たしてこその良質な施術サービスだと思います。
つまりは、再現性が高い施術であること。
泰心堂の場合は、事前検査として次の状態を確認します。
1.脳脊髄液を中心とした体内水分の循環状態 → 頭部拡大、浮腫みなどがないか。
2.上部頸椎の歪みの状態 → 上部頸椎の圧痛反応の有無
3.背部状態の確認 → 補正的歪み、補正的歪みが取れなかったことにより常態化している歪み。
4.関節可動域と筋反射テスト → 関節の動く範囲が広すぎる、狭すぎるか否か、筋に速やかに力が入り、速やかに抜けるか。
5.経絡病証、経絡状態 → 痛みや不快感の所属する蔵府経絡、経筋を中心とした筋力テスト
これらに異常が検出されると、体が”機能低下を起こしている”可能性が高くなる。=体が良い状態を維持しようとする行為そのものが邪魔をされている。→だから症状として出ている(残っている)。
この状態が継続している状態を蓄積疲労状態と定義しています。
泰心堂の施術の目的は、蓄積疲労状態を解消し、人体にとって最も負担がかからない状態、最も正常に機能できる状態に整えることにあります。
先の項目にも、痛み・不快感といったものの順番が後だったのにも意味があります。
そもそも、痛み・不快感は必要だから出ているのであって、必要がなくなれば解消されるのは当たり前のこと。
つまり、
「まだ、ここが痛いです。」
「よかったですね。体が正常に機能していますよ」
という話であって、それは改善の目印としては不適当であるということ。
改善の目印、指標としては
1.血液、リンパ、脳脊髄液などの全身の体液が滞りなく、循環している状態。
2.自律神経系が正常に機能している状態。
3.背骨(督脈ー任脈)を中心として左右対称性に機能できる状態であること。※筋機能、神経機能も正常な状態
4.重心軸が中心にある状態※左右対称性が保たれているのならそうなる。
5.内臓機能が正常な状態。(関連痛の消失など)
で、いくつかは直接的に観察することができないので、筋反射テスト、圧痛テストなどの改善度合いで施術が成功したか否かを判定することを以って替えているわけです。
つまり、「事前検査した指標が、施術・調整を通じて変化し、再検査において解消方向へと変化していることが確認されること」が施術の基本であるということ。
そういう視線に立って、施術を組み立てることによって、施術の結果が良かったのか悪かったのか、その施術が効果があるものなのか、否かが初めて判断することができます。
泰心堂は、鍼灸、整体、カイロプラクティック問わず、共通してそのような視点で学び、分解、再構築、カスタマイズしたものを提案しているわけですから、再現性が高いのは当たり前の話ですね。
今回はここまで。
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