短時間調整は必然
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
ただいま、Cafeで休憩中。知っている業者の方の紹介で某社のFXの新教材のセールスレターページを眺めてみました。相変わらず煽り文句が凄いです。でもまあ、もし本当にそれを使って月収100万円をもとで100万円で達成できるのならば、教材代20万円前後って十分に安いとは思います。
え? 買いませんけど何か?
はい、改めまして泰心堂 藤井です。天才、化け物はもう呼ばれ飽きました。ゴッドハンドは初戦神の”手”かとちょっと微妙な感想。神の手くらいなら、”神”と呼ばれた方が……
根本療法系の調整を行っていると、”神様扱い”、”恩人扱い”はちょくちょく。
でも、凄いのはご本人の”からだ”。
この間、ピアノで例えたけど、ばっちり調律したところで、演奏するのは本人ですからね。
なんで、言われると「3分調整ですみません」と内心思ってしまったりします。ええ、ちょっとだけですよ。全体の0.00X%くらい。だって自信を以って選定、設計した施術ですから。
さて、最近増えました。
「どこに行っても良くならなかった、今いちすっきりしないあなたのために」
こんな感じのフレーズ。
ちなみにうちでも使っていました。今後はどうしましょう?
ええ、ほかの院からお客様取りたいのはわかりますが、やっていること違うじゃん? 同じことしても同じことになるだけでしょう?
そう思うようなところがちらほら。どこというといろいろ柵があるのでご容赦を。
今朝も「質問に答えます。 その41」で答えましたが、からだは瞬間で変わります。
ならば、瞬間調整で良いはずですよね?
なのになぜかそういうところは少ない。1時間近くかかるとこの方が多い。
時間をかけるのは、時間を奪うことと同じ。
これはお世話になった方に言われて、はっと思ったセリフなんですけどね。
「1時間の施術って言って1時間半かかったら、30分返金してくれるの?」、
「腰痛の患者さんなんかひどい人は30分同じ姿勢で寝たままって結構大変なんだよね。」
はい、延長料金をと言わせないあたりがひねくれていますね。
自分が何を対象に、どういう施術を提供して、どのような状態になったら終了なのかを明確にわかっていれば、手数は最小限に、時間も短くできます。
例えば、私 泰心堂の場合は、
1.体液(脳脊髄液)の循環不良の解消
2.自律神経系の調整
3.歪み=左右差の矯正
4.重心軸調整
5.内臓機能の調整
6.経絡の調整
が達成出来たら、あたおは体にお任せ。だって自然治癒力(生命力、自律神経免疫システム、他)が体を治すというのなら、施術者が必死に何かするのっておかしいでしょう?
達成できれば、気合だろうが、枕だろうが、ソフトブロックだろうが、鍼だろうが、温石だろうが、・・・・・・何でも良いでしょう?
それが私がはり師で、きゅう師で、徒手調整技能者だってだけ。
ちなみに条件さえ整えば、柏手を一つ打って調整することもできますが何か?
問題があるとしたら、施術自体ではなく、私は現状認識と調整の結果の認識の問題だと思います。
施術者自身が意味不明な儀式をしているから、妄想の中で体が整っただけ、ただ一通りの手続きをこなしただけ。それでは効果が出ないし、体の認識が書き換わらないから、体も動かない。
そりゃ、いくらやってもダメというやつだ。
そうじゃなくて、体が変わるということは、現状を認識→きっかけを得る→現状を再認識して、比較し、変化していることが判明するということです。基準のない施術、変化のない施術をして変わるわけがない。
そして基準が明確でないから、変化を認識し得ないから、ただひたすらに時間をかけ、体力と腕力と指先を酷使し、施術者自身が疲労を蓄積していく施術をしていて、効果はお察しなわけだ。
この傾向は〇分いくらで60分、90分コースがおススメというところや、1時間しっかりと施術をします!的なところに多い。時間に余裕があるから、逆説的に最適化を考えない。故に自らやっていることをただ、同じようにこなせばよいと現状維持していると思い込み、その実、段階を踏んで劣化していくのである。
私は自分の院を持つ前や持った直後くらいは1日30~40人をひたすら一人で施術とかいうことも自己紹介がてら何件もこなしましたが、この状態は頭も体もフル回転状態。次から次へと丁寧かつ迅速に施術をしなくてはならないわけで、一回一回が洗練のための機械。最適化につぐ最適化を経て、頭で考えたことと手を加えて起こった結果を比べて、検証し、修正し、満足度を上げて結果を出す。
これって当たり前のことでしょう?
なので、できる施術者は短時間調整なのは必然だと。
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