上がらない方を上げる方法
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂 藤井崇次です。
本日第二弾、つまりは2本目の記事ですね。
はい、タイトルは間違いじゃなくて、上がらない”方”を上げる方法で正しいのです。
ええと「いわゆるからだの歪みは挙上検査でも(簡易的に)把握することができる。」ので、
1.挙上検査=挙げる、上げる動作を行う検査を利用して体の歪みのパターンを検出
→関節可動域制限の確認
2.調整
3.再検査→可動域回復・あるいは拡大で終了。
というのが施術の基本的な流れになるわけですが、これどの程度の時間でできますか?
ちなみにすっと自然に腕を上げてみて両手の上がり方に違いがある人は、仕事や生活上の癖(適応)の結果か、蓄積した疲労により体が補正を起こして歪み、その影響を受け、全身に筋緊張や神経異常興奮などが起こり、さらにその影響が首肩腕に波及した結果上がらなくなったものです。
この状態が長期にわたったり、強い炎症を起こしている場合はまた少し事情が変わってきますが病名の使いない程度のもの(基本的には機能低下によるもの。関節などが物理的に壊れているものは外科の領域)であればその場で上がるようになります。
話を戻しましょう。
これ、鍼灸理論とカイロプラクティック、アナトミーチェインなどの論理構造を応用すると瞬間で変化します。
具体的な方法は、来院した皆様にセルフケア方法としてお伝えしていますが、ようはここでも以前紹介した方法を使います。
1.手足の挙上テストを行い、動きが悪い方、力が弱い方を確認します。
〇挙上テストのパターン
手のパターン
〇両手を正面から頭上にあげる。上がりにくい方、角度の狭い方を確認する。
〇両手を伸ばしたまま体の横から耳につけるように上げて耳につかないほう、あるいは耳まで遠い方を確認
〇片手を掌(てのひら)を下にし、腕を伸ばしたまま肩の高さにあげ、手を胸の前に持ってきて下がらないようにキープ(維持)する。逆の手でそれを押し下げてみる。抵抗できずに腕が下がったほう、あるいは抵抗が弱かった方を確認する。
足のパターン
〇立位または仰向けで膝を上げる。上がりにくい方を確認する。
〇坐位または仰向けにて、片膝を上げてそのままキープする。両手または片手で膝を押し下げ、抵抗できずに下がった方あるいは抵抗が弱かった方を確認する。
2.手、足からそれぞれ弱い側を確認したら対応箇所を刺激する。
〇右手ー右足が弱いパターン→右手の薬指の爪の下、右手の小指の爪の下を揉む。
〇左手ー右足が弱いパターン→左手の薬指の爪の下、右手の小指の爪の下を揉む。
〇左手ー左足が弱いパターン→左手の薬指の爪の下、左手の小指の爪の下を揉む。
〇右手ー左足が弱いパターン→右手の薬指の爪の下、左手の小指の爪の下を揉む。
揉む時間は2~3秒でよい。
3.再チェック
基本的には同じ検査を行う。
刺激方法は現場で教えているものとは異なりますが、こちらでも瞬間的に調整されますのでこちらで試してみてください。
なお、骨盤、背骨、首などの歪みもまた調整を受けて変化しますので気になる方は確認してみてください。
なお、このやりかたは鍼灸理論、高麗手指鍼術とカイロプラクティック、アナトミーチェインなどを利用して構成した、泰心堂こと私、藤井崇次の独自方式ですので勝手に開発者を名乗らないように、重ねてお願いします。
この簡易式と基本式、応用式とを適宜適用することで頭蓋(脳脊髄液)調整、頸椎調整、背部調整、骨盤調整ならびに四肢の調整、経絡調整が行われ、自律神経系が調整されることによって、その後の回復の促進が期待されるように構成しています。
そのため、簡易式から調整方法を変えた基本式を用いることで、クラニアルテクニック、(上部)頸椎調整、背部調整、骨盤調整などの高度な調整を安全かつ迅速に、無理なく行うことができます。
結果、時短、瞬間調整、無痛調整などのごく当たり前のことが実現できるわけですね。
と二本目は自慢話でした。
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