現役鍼灸師が提案する徒手調整術:『基本は体の構造』

 どうも、本日二本目の投稿になります。

 からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。

 正直、ゴッドハンドとかは呼ばれ慣れました。


 丁寧に体を診て、適切な調整を行えば、自然とゴッドハンド程度の評価はいただけます。

 私の場合、積聚治療+経絡治療+高麗手指鍼術+各種徒手調整を学んで丁寧に施術を提供し続けた結果、ゴッドハンドやら、神やら、名人やら、達人やらと何やら過分な評価をいただくことになりました。

 ただ、改めて書いておきたいのは、からだって凄いんですよ!!ということ。


 私が利用しているのは突き詰めてしまえば、体がもっている力が発揮しやすい環境を整えることであり、それは調整と便宜上言っていますが、調律と言ったほうが適しているような気がします。

 あたりまえですが、調律=チューニングしても必ず良い音が鳴るわけではありません。良い音が鳴りやすい状態にあるわけですから、あとは演奏者が正しいフォーム、正しい意識を以って、練習を繰り返し質を高めた果てに良い演奏があるわけです。

 だから本当にすごいのは皆さんの体そのもの。


 で、私はその”凄いからだ”の邪魔をしないように、ちょっとした調律を加えているだけなんです。


 だけど、どうもよくわからない妄想が蔓延っているようです。


〇強く押せば効果が出る。

〇痛気持ちよいのだから、効く。

〇長い時間やったから効果が高い。

〇一回の価格が安いほうが良い。

〇性格が良い先生の方が効果が高い。


 おかしな話です。

 施術は”妄想”に基づくのではなく、体の構造に基づくべきです。

〇コリは筋肉が短縮してできる。

→筋肉は刺激を受けて縮むのみ

→筋肉が短縮すると骨格は見た目、歪みを生じる。

→短縮命令が解除されれば自ずとコリを維持しなければならない事情は解消する。

→体を動かすことでバランスが取れていき、コリ、歪みは自ずと解消されていく


むくみは体液循環不良によりできる。

→筋緊張などにより血管、リンパ管などが歪むことで起こる循環不良とポンプ機能(一次呼吸、筋ポンプ作用)がうまく働かないために起こる循環不良とがある。

→歪みは体が疲労したことによる補正として起こる。

→ポンプ機能の低下は脳機能低下と筋疲労によっておこる。

→疲労回復が行われることで自ずと両者は回復する。


〇痛みは体からの警告。

→必要な痛みと過剰な痛みとがある。

→過剰な痛みは刺激により、適正化が行われることで解消される。

→必要な痛みは必要がなくなるまで残る。→施術において痛みが完全消失することを基準とするのは適していない。

→過剰な痛み(主として神経痛)が取れないとしたら、体の継続的な機能低下が根底にある。


結果

1.強く押せば効果が出る。→適した刺激であれば皮膚に接触する程度の刺激でも効果が出る。また強く押すことで筋肉が傷つく可能性は高くなる。

2.痛気持ち良い刺激だから効く。→無痛、微圧刺激でも高次中枢が感知する刺激であれば効果が出る。むしろ”痛み”は筋性防御反応を引き起こし害悪となる場合が多い。

3.長い時間やったから効果が高い。→根拠はない。むしろ施術者としては刺激量を最小限にすることの方が論理的に辻褄があう。自然治癒力なるものを利用しているのであれば、できるだけ回復箇所、範囲は少なくあるべき。であれば、短時間、最小限刺激が論理的に正しくなる。

4.一回の価格が安いほうが良い。→専門的技能には妥当な価格があると考える。1回1万円でも5万円でもその人にとってお買い得であればよい。お買い得ではない施術を続けるのはただの浪費。塵も積もれば山となる。

5.性格が良い先生の方が効果が高い。→根拠はない。目的に応じた施術所選びをすべき。世間話をしたいのならサークル活動などをする方が話題が合う。


泰心堂では

根拠のある施術

→鍼灸理論、生理学、解剖学的に合理性のある施術

→整体(カイロプラクティック)理論に基づく施術

→科学的検証がなされた施術。(鍼術、灸術、高麗手指鍼術、DRT、CSFプラクティス、クラニアルテクニック、篠崎式仙骨内臓テクニック、緩消法他)

〇引き算的思考

→テクニックを盛り込むのではなく、できるだけ引いていくことで最小刺激、最短時間を図る。

→体の負担を最小限にとどめるので、蓄積疲労状態から回復促進、自己治癒促進へ向かうことが期待できる。

→結果1日の施術人MAX30名も無理なく施術できるので翌日も休まず営業できる。

蓄積疲労状態から回復を図る一貫した施術哲学

→根本療法は根本を定めなければ意味がない。また、いくつもの根本療法をコレクションしても、根本がいくつもあるのでは施術者としての軸がぶれていると言えよう。

即効性と持続性のバランスを考慮した施術間隔

→週一回~2週間に一回の症状に応じた集中調整期の施術間隔。

→3~4週間に一回程度の定期施術の推奨


結果、無理なく通っていただけるので卒業生(症状からの回)と定期施術希望の顧客が多い。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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