『小顔整体』のロジック その4 3の続き
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂 藤井崇次です。
先ほど小ネタを投稿したので挨拶は軽めに。
もう、本題に入ります。
前回、前々回、そのまた前で
1.骨自体の変形は可能か?
2.クラニアル系の考え方と一次呼吸、脳脊髄液循環の件
3.筋緊張と周囲筋腱の牽引問題と筋疲労
4.顔面部の体液循環の件
5.姿勢による補正
この辺の話を4.まで進めてきました。詳しくは前のまでの記事を参考に。
で今回はラストの5.姿勢による補正。
実はこれまともに話すととても長く長く長~く、書かないといけないのですがそれやると無茶大変。なので簡単に。
人は疲れると、その姿勢、機能維持できなくなるので、補正的歪み=支えを作ることで、できるだけ維持しようとする。
とだけ覚えておきましょう。
補正、支えと言ったところで、歪みには違いないわけです。つまり体液循環を阻害しえます。さらには本来生理的湾曲というカーブがあることで上手に身体を支えているわけですが、補正を行うことでその重量に対するベクトルが崩れます。となるとベクトルが集中しているところに負担がかかるのは誰でもわかることだと思います。そういうところが筋緊張が強かったり、疲れやすかったりする場所になります。
本来はしっかりと食べて、寝て、適度に動くことで、自ずと炎症を起こして修復されていき、その結果として必要なくなった補正的歪みも解消されるのですが、疲労の蓄積や受けているダメージが大きかったりすると回復しきれなくなり、補正的歪みが解消されずに固定、痼疾となっていきます。
ある部分は身体の癖として許容され、許容できない部分が病的歪みとして体に影響を与え続けると考えているのがカイロプラクティックなどのロジック。まあ、内臓体制(体表)反射、体制(体表)内臓反射などはどちらが先かという細かい議論もありますがざっくりと考えておいてください。
ちなみに鶏と卵は基本的に卵が先です。なぜならば卵の時点で遺伝子情報が確定されるからです。
この補正的歪みは別に背中だけで起こるわけではなく、体のあらゆるところで起こりますし、場合によっては感情や思考などにも補正的歪みが起こりえます。
なので深く突っ込むとすごく大変なわけです。
ここでは、さらにざっくりと
ただ、一時的に歪んでいる程度ならOK、歪みがきついとか心も体もしんどいからそれが立ち姿勢、座り姿勢、ふるまい、表情、雰囲気に現れるよ
とざっくりと覚えておきましょう。
で、ここで人の認識という話に移るわけですが、何の話? と思う人もいるでしょう。
とりあえず、こんなエクササイズをしてみましょう。
目力、元気、強い意志、気概、やる気 × 人の顔
でどういうイメージを描くでしょうか?
逆にこんなワードは如何ですか?
寝不足、病的、やる気なし、だらしない、無気力 × 人の顔
はい、どんな表情や人相を思い浮かべたでしょうか?
割と人って、イメージで漠然と捉えます。細かい顔の造形は”よくよく見る”という言葉が使われるようによく見なければさほど意識しないのです。まさにぱっと見。また、顔の造形がパーツとして非常に優れていても後者のようなの印象をそのふるまいから感じているとことさら顔に注視してみようとはなかなか思わないのです。「人形みたい」な表情は誉め言葉じゃないですよね?
さて、イメージの話の戻りましょう。
疲れている人の顔ってどういうイメージでしょうか?
どういうところで疲れていそうだと判断するのでしょうか?
はい、イメージできましたか?
実際はいろいろあるとは思いますが、姿勢が奇麗な人とそうでない人をぱっと見比べたとき、姿勢が良い人のほうが良い印象があるのではないでしょうか?
美容系の施術を考えるうえでこの問題はかなり大事です。
なので、本人の印象、そして他人の印象の両方を施術を通して変えていく、変わっていく、良い方向へというのが美容系施術の大事なポイントです。
だからこそ、顔だけ施術して良いの? と指摘するわけですね。
次回あたりに現実問題として小顔というのが徒手調整で可能なのか? という話をまとめてみましょう。
今回はこの辺で
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