10分でこのギックリ腰の痛みを何とかしてくれと言われたら
おはようございます。
本日は外部での施術の予定のからだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
台風一過の千葉県習志野市からの投稿です。
さて、本日のお話は……
「10分でこのギックリ腰の痛みを何とかしてくれと言われたら」というタイトル通りですね。まあ、そういう方って写真よりももっと切羽詰まった顔して来院されますが。
正直な話、いろいろと手はあります。私は技術マニアのきらいがあるので、おかげで奥の手をいくつも用意しています。
基本パターンだと、DRT+泰心堂式鍼灸術=Zero-ResetでOK。簡単ですね。あまりに簡単すぎて、「ちゃんと動けるようにするには、この後のケアが大事だからね」と釘指すのを忘れそうになります。ま、だから一部のトークはある程度マニュアル化しているのですけどね。あくまでも忘備録的な扱いではあります。
基本パターン外だと、恐怖感の強いタイプや「鍼怖い、でも動けるようになるのなら仕方がない」という人。
恐怖感の強い方はDRTのうつ伏せの基本パターンができない人が半分くらいいるので、坐位のDRTを使ってから操体法へ、動かしながら筋緊張と痛みを緩和してから、後は仕上げに最小限の鍼または灸。
「鍼怖い。」の方は、うちでは基本的に『てい鍼』か『接触鍼』なのでほとんど問題になりません。なので、後は普通にやって良いのか、それとも坐位のDRTから始めるのか。その辺はケースバイケース。
もちろん、全員が全員、10分で動けるようになるわけではありませんけれど、実感としては7割くらいが、VAS=Virtual Analog Scaleという「来た時の痛みを10として、今の痛みを10段階で評価して、チェック入れてください」というやつの数直線を使ったベーシックパターンで5,6に評価が下がっていれば動けるようですね。
あと、施術者向けの話になりますが「まだ痛いですか」とは聞いてはいけません。
なぜかといえばオーダー(ここでは要望の意味で使用)が違うからです。10分で動けるようにしたところで、まだ痛いけど、何とか動けるレベルのお話ですから。
なので施術者としては、「まだ無理すると痛みがぶり返しますので無理はできませんよ」とお伝えすること、そして「ちゃんと治癒までもっていくのならばあと〇回は通ってください」とお伝えすることが大切です。
ちなみに泰心堂の場合、典型的なパターンだと2回目は翌日か、翌々日指定して、あとは三日に一度か1週間に一回程度で5~6回とお伝えしています。
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