変動、そして凪、また変動

 ども、本日の施術仕事終了まであと少しというところのからだのエンジニア 鍼灸師 泰心堂こと藤井崇次です。

 本日も元気に出張含めた施術業務を行ってきました。ちなみに明日7日土曜日は13時くらいまで施術する予定。午前中に空きが少しありますので、施術ご希望の方は朝電話か、朝9時ごろメールの返信をして間に合うようにお願いします。



 本日の二本目のお話は、変動、そして凪、また変動というタイトルで行きたいと思います。


 ええと本日来院した顧客の皆様は見たと思いますが、昨日と今日の私の狙い目はGBPUSDでした。何も材料が投入されなければ、このままだらだらと下がるか、あるいは参加者が増え、ダウントレンドが形成するかといったところではないかと観察しているような状況ですね。そしてその大きな材料になるのではないか? と目されているのが日本時間の今夜発表の米国雇用統計ですね。いつも通りならば日本時間の21:30頃から相場が反応し、時には急展開を示すのですが、さてはて本日はどうでしょうか?

 すでに、前日までの勢いのあるダウントレンドからやや横這い。短期的にはレンジを形成しては、一気にブレイクアウトして戻して、レンジといった下がりたいけど下がれないというプライスアクション示しています。


 はい、これがGBPUSD M15 20171006 19:00頃の直近のプライスアクションですね。左側に比べて右側はなだらかになっており、勢いが弱まっているのがわかります。これが大きな指標前の様子見の動きと考えられます。

 私の場合主戦場は、M15、M5、M1(15分足、5分足、1分足)を用いた短期なのでこの状況でもやりようはあるのですが、それよりも左側から真ん中あたりまでの流れをとったほうが簡単なので本日は形がよい、典型的なプライスアクションを示したところのみスキャルピングトレードを数回であとは様子見。基本的に大きな利益を狙うような場所ではありません。

 こういった停滞状況はある意味では小康状態を保っているという状態なので無理をすると逆転する可能性も十分に含んでいます。なのでこういった停滞状態=凪では攻めではなく、守りの戦略が大事になってきます。



 え? トレードの話かって? いえいえ、これは実は施術のお話でもあるんです。施術においても、短期的に調子が悪い、長期的に調子が悪いなどでは戦略そのものが変わってきます。ですが、短期には短期の波があり、長期には長期の波があります。

 なので施術の際は、「今、この方は動きやすい状態なのか、動きにくい状態なのか、動かないほうが良い状態なのか?」という視点が実は結構大事です。

 施術においては、プライスアクションではなく、日常の疲労+蓄積疲労:回復力+回復効率(自律神経の状態)のいずれが優勢であるかという相対的アクションで概念的な波形が描かれます。

 回復効率が上がると回復力が変わらなくとも、疲労回復が効率的に進みます。疲労が解消、低減されるので”相対的”に回復力が向上し、その結果、治癒、修復が促進されます。

 一方で、日常の疲労が自分の許容量・回復量を超えると蓄積疲労が発生します。同様のことを繰り返すと蓄積疲労がどんど積み増しされ、何もしなくても日ごろから疲れている状態、いわば慢性疲労状態に陥ります。

 蓄積疲労は体にとって負担で、解消したいのだけれど解消できないため体としては少しでも楽をしてごまかそうと”補正”を行います。これが補正的歪み。一時的であり、余力あるのであればこれもまた自然と解消されますが、歪んでいますから体液の流れは悪くなります。ずっとその状態を続けていると、体液循環不良を引き起こし、それ自体がストレスとなり体のあらゆるところの機能を低下させていきます。そして回復力低下や回復効率低下を促します。

 そのうえで話を戻しましょう。

 例で挙げたGBP/USDのように表現すると、疲労./回復の組み合わせでチャートをイメージすると、アップトレンド=右上方へと向かう波形は体の負担増大を示し、ダウントレンド=左下方に向かう動きは体の負担減少、相対的な回復力向上を示す。レンジは疲労と回復の精力の拮抗を示します。


 理想は体の負担減少や相対的な回復力向上を示すダウントレンドですね。

 しかし、施術を始めたからと言って日常生活がなくなるわけではないので、日常生活における負担が増大する時機もあります。そうなると上昇傾向を示します。そうこうするうちに次回の施術予約日が来て調整することで、回復効率が上昇、波形は下降傾向を示します。そして日常生活がの負担が増大する繁茂期などは回復が追い付かず、アップトレンド。つまりは負担増大傾向を示し、疲労を訴えます。逆に日常生活での疲労が軽減したり、蓄積疲労が解消されていくと邪魔するものがなくなり、一気に小康状態をブレイクし、勢いよく階段状のはっきりしたダウントレンドを描くようになります。


 ね、似ているでしょう!?


 まあ、突然体調が劇的によくなる! 的なのはあまり見ませんが、段階的によくなってくるのは良くある話です。その場合はブレイク(変動)→戻してしばらくレンジ(凪)→ブレイク(変動)というまるで階段のような波形を描いていきます。勢いのあるトレンドというやつですね。


 まあ、何をしていても学ぶことはできるってことですね。


習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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