腰痛で何故に頚をチェックするのか?
ども、泰心堂ことからだのエンジニア 藤井崇次です。
ただいま、iPad-Google Chrome パターンで投稿実験中。💻PCサイトの設定だとAmebaOwndで記事投稿が可能なようです。
腰痛で何故に頚をチェックするのか?
はい、私、藤井の場合、余裕でもチェックポイントとして必ず頚のチェックを入れます。その他にいくつものチェックポイントを検査した上で、わりと上から下へと整えていく感じですね。
上の写真はチェック後の施術手順の一つ。使っている鍼はセイリンのJSP寸3ー5番。この鍼を使っている理由はわかりやすさ重視、ぶっちゃけこの写真のためです。もっとも普段から4〜5番鍼を使っています。目的に合わせて番手は選ぶべきであり、治療系かつ短時間施術で、筋神経を緩めたいと考えるのならば細い鍼を使うメリットはあまりありません。鍼の太さと刺痛とは然程関連性はありませんし、細かろうが痛いときは痛い。太くても痛くないときは気づかないうちに置き終わっています。そんなものです。
そもそも痛くない鍼などという意味不明かつくだらない話は顧客にとっては本来どうでも良い話で、要は“効く鍼”であれば良いのですから。
ちょっと脱線しました。話を戻しましょう。
泰心堂式の施術の場合、施術の究極的な目的は脳機能を活性化し、十全に働ける感度の高いからだを作ることです。頭蓋骨調整術(クラニアルテクニック)を用いるのも、上部頸椎調整術を採用しているのも、経絡の均衡を取り戻すことも要はそのための手段に過ぎず、究極的にからだを癒し、治すのはからだ自身であると考えるから。
そのための判断基準の一つが頸椎の均衡状態=バランスと歪み。
もちろん、解剖学的なお話で腱膜という構造に着目している部分もあります。頭蓋骨内の硬膜から脊柱後面へと延び仙骨に付着する腱膜。当然腰部の緊張状態の影響を一つの連なりですから当然に受けます。応用すると頸椎を触ることで腰部緊張を緩和するということも可能です。
泰心堂式の場合は、腱膜(筋膜)=経絡(経筋)で体は繋がっているという意識を強く持っていて、その上で起点は蓄積疲労の発生と脳疲労(頭蓋内圧上昇、頭部拡大)による脳機能低下と定義。そしてそれから派生する自律神経系の不調、免疫力低下、内臓(内蔵)機能低下 →症状発生。以降、自ら立て直すか、調整を受けるかをしないと負のスパイラルへ。慢性疲労状態、慢性症状となっていくと考えています。
当然、脳機能低下→筋・筋膜の状態の悪化、回復力低下→周囲の筋・組織の牽引と圧迫→血行不良→筋・筋膜の異常緊張状態と考えられるから、脳に近い方の組織もまたその影響を受けるわけです。
よって頸椎の状態=全身の歪みを表すと考えられるから、頚の状態を検査するわけです。
因みに泰心堂では顧客の安全について十分に留意しておりますので頸部に急制動をかけるスラスト法など危険性の高い禁止されている施術の類いは採用しておりません。触れる程度の刺激と背部揺動による間接的調整を効率的かつ安全に調整しています。
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