エネルギー調整術についての見解
どうも、からだのエンジニア 藤井崇次です。
得意分野は鍼灸が対処できる症状のほぼすべて。ひとえに恩師たちの仕込みのおかげですね。
さて、本日のお話は、エネルギー調整術について。
そもそものきっかけは、・・・・・・なんだったかな? 昔の話しすぎてこれと特定するのは難しいですね。
最近、この件について、あちらこちらから質問をいただいたので、見解をお話してもよいのかな? と思ったので何回かに分けてお話ししたいなと考えていたのです。
エネルギー調整術、エネルギー治療って何? 本当に効果があるの?
これについては、鍼灸師としての立場からすると単純明快な答えができます。はい、そもそも鍼術ってエネルギー調整術なんです。
東洋医学的な鍼術を標榜するのであれば、その根底には東洋哲学があるべき。それは母校の創設者 小林三剛や恩師 小林詔司などの考え方。私も強く影響を受けています。
東洋医学的な鍼術は、究極的には生命力を賦活させ、自ら最適な状態を維持しようという機能にスイッチを入れるというものであり、痛みがあろうが、不快感があろうが、筋緊張が強く凝りができていようが、熱かろうが、冷たかろうが、そんなものは目印に過ぎず、本質は機能低下を引き起こしている体の問題を解決することにあります。
経絡積聚治療、積聚治療を創始した恩師 小林詔司はそれら目印を、指標あるいは気の偏りと呼び、機能低下のことを冷えと表現しています。そして機能低下が生じた結果、精気を通常よりも多く使って体を維持しないといけない状態にあるので、精気の虚という状態が生じている。だから鍼をもって意識を徹し、気の偏りを是正せしめ、精気の消費を抑える状態へといち早くもっていくことを施術の目的としています。
つまり、気というエネルギーを調整することによって、結果的に症状解決を目指す施術ということであり、まさにエネルギー調整術なわけです。
鍼灸師的にはエネルギー調整術って怪しくないよ、説明可能だよという話をしたうえで、問題となるのは何か?
触れる程度の刺激で変化/触らないで変化
という話ではないでしょうか?
この話は正直説明といわれも難しい。難しいけれど、段階と実体験をもとに話したいと思う。
長くなるのでまた次回へ
ではまた。
0コメント