質問に答えます。その83 出張施術に持っていくもの
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
免許を取得して、就職先になれ、少し時間ができ始めた頃合いでしょうか?
ある意味、例年の流れなのですが、こういった質問が多数届いております。
出張施術の道具って何を持っていったらよいですか?
はい、こんな感じの質問ですね。
なんで私に聞くの?と思わなくはないのですが、まあ、答えても問題ないのでさらっとお答えしましょう。
では、本文。
はい、ではまず私自身が用意している携帯セットのお話をしましょう。
1.最少構成:常時携帯用
〇消毒セット(アルコール綿花と塩化ベンザルコニウムのスプレー)
※商品名的にはサラヤのアルコール綿花 個包装とハンドサニタ―orヒビスコール
〇てい鍼×1(特注のチタン すりおろし型or森本式てい鍼 銀)
※チタンてい鍼なら手作りてい鍼の小越先生のところがおススメです。
〇灸セット:もぐさ(1g未満)、ターボライター、灰皿、(線香)
これが、最少構成。最も少なく、もっとも小さい構成ですね。主として、自身の調整用だったり、出先で急に頼まれたりしたときの携帯用構成ですね。鞄の空きスペースに放り込んでおくようですね。
てい鍼だとそもそも刺さらない鍼なので消毒は表面アルコール消毒でOK。また、錆がつかないので携帯・保管という意味でも良いです。
私の場合は、鍼は”刃物”というよりも、”補助具”という扱いなので、正直これで要が足りてしまいます。メリハリの利いた刺激が欲しければ透熱灸1~3壮を加える感じですね。
2.基本構成:出張施術依頼を受けて個別訪問するときに持っていく基本セット。
〇消毒セット
〇念のため指頭消毒器(綿花入れと鍼皿がくっついたもの)+消毒用エタノールスプレー
〇鍼入れと鍼+使用済み鍼入れのセット
〇てい鍼×2(森本式銀×1、チタンてい鍼×1)
〇灸セット+糸状灸
〇Tipal(トワテック株式会社の貼付型継続刺激器具)or 円皮鍼
〇日本手ぬぐい1~2枚
こんな感じですかね。
構成との違いはぶっちゃけ鍼の本数くらいなもの。糸状灸などは私は普通に捻ることできますし特に持ち歩く必要を感じませんがまあ便利なものもありますしね。
綿花については、乾いたものの方が都合の良い時もありますので、全部湿らしていくことはあまりしません。
鍼についてはディスポーザブルの鍼も使いますが、基本的に施術に合わせた特注かつ専用の鍼を滅菌して使っています。ちなみに前田豊吉商店製。うちのは鍼尖が鈍いものを特注で作っていただいております。
本数に関しては術式によるとしか言えませんが、私の場合は、いわゆる1本針技法になるので、人数+αのマージンを取っておけば足りなくなることはまずありません。通常は滅菌済みのものを人数の倍用意しています。※+2でだいたい足りますけどね。
この辺が基本で、あとは電話などで状態を伺って、長い鍼を持っていたり、携帯用の電療器(三個口の低周波通電治療器)+専用に用意したディスポ鍼を持っていたり、皮内鍼のセットを持っていたり、手指鍼用のセットをもっていったり、キネシオテープセットとか臨機応変に変化させています。
タオルなどは基本的に「バスタオル2~3枚用意してください」と事前に言っておくと先方で用意していただけますし、ベッドを用意していくのはイベントなどの時だけですね。往診で美容を行うことは少ないので用意していくことはまずないのですが、必要に応じて日本手ぬぐいを人数分+αくらいですかね。
手ぬぐいに関しては美顔系施術や頭蓋調整術などで顔面部を調整する必要がある際に便利なので1~2枚はカバンの中に入れてあります。
どういう施術を行っているかによって持っていく道具は異なりますのでそれに合わせて、余分を1~2セットくらいなイメージで持っていくと良いですね。
こんなところで道具についてはお答えできたかと思いますのでこのへんで。
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