泰心堂式ゾーン&ライン(経絡)療法の開発秘話 その5 脳脊髄液調整の調整術
どうも、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。
ただいま、自分の治療院、別の治療院、そして完全別件のレポート作成と大忙しです。あとは自分の治療院のWEBですが、ドメインを取得しましたのでドメイン名に合わせたサイトを現在、企画と作成中。早ければ今週中。一応、トップのメイン販売ページはめどが立ちましたので一枚ページで効果いだけしています。ただ公開後のいろいろチェック中なのでロボット検索には引っかからないように調整していますので、今しばらくお待ちください。
ちなみにメインテーマは、めまい・頭痛のお客様へです。泰心堂の実績No.1であるめまいを伴う悩みと偏(片)頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛、原因不明の頭痛などのお悩みを抱える方への対応策を紹介したサイトになります。
不妊関係、自律神経関係は今後企画していく予定です。一応、zutsuuとtaishindoと泰心堂の三つドメインを取りましたのでいろいろ実験もかねて構成する予定です。
本日お話の前に前回のおさらい。
施術に上部頸椎カイロプラクティックを組み合わせることで、施術効果向上、実績増量!でも施術者であり、技術マニアでもある泰心堂こと私 藤井は満足しなかった。
こんな感じにまとめられるかと思います。
はい、私の近影です。たまには自己主張しておきましょう。PCのカメラに向かって~なのでいろいろと緊張しています。こういうのは他人に撮影してもらったほうが楽です。
さて、本日のお話。
三大要素の二つ、上部頸椎調整、経絡調整(従来の経絡治療ではなく、泰心堂方式)はクリアしました。結果として、脳脊髄液の循環不全の兆候と言われる頭部拡大状態が変化する方が多いのですが、どうも、うまくいかない方が数割残っていました。
できるだけ少ない刺激でという理念のもと、あまり多くの手技療法を重ねたくはないのですが、どうしてもという方に対してはやはり手段を持っておく必要があるだろう。
そう考えました。
そこで業界で脳脊髄液の調整に効果があるとされる技術を提供している人、勉強会、技術講習などを探したり、人づてで紹介いただいたりして、候補に挙がったのはロジックのしっかりしているカイロプラクティックの技術とオステオパシーのSATの技術。そしてエネルギー療法の技術。
脳脊髄液の状態を改善することで起こる体の変化にはいくつもありますが、とりあえずわかりやすいものを紹介しておこうと思います。
一つは、頭部拡大状態の改善ですが、あいにく写真の公開許可が取れないので、運動機能の回復の法を魅せようと思います。
【施術前】左足の挙上テスト。写真の位置で引っ掛かりが出ました。
約10秒間の施術後。施術前と比べると明らかに上がり方が変わっているのが見て取れます。
これは泰心堂で使っている特別調整(有料オプション)以外は一切手を加えていない状態の写真です。わずか数秒ほどの手順を行って関節可動域のチェックを行ったところ大幅な改善がみられました。
特別調整(クラニアルテクニック=頭蓋骨調整技術を用いた脳脊髄液調整)は、事前のいくつかの関節可動域検査とキネシオロジーの筋反射テスト、頭部の拡大状態の確認など十数種類のテストを行い、手順に従って3~9手順ほどの手続きを行っていきます。今回は試験的に行ったものを撮影したもので、第一手順のみを行った状態で前後の比較をしてみました。
このクラニアルテクニックを施すことで、三つの要素に対する対応策が揃い、三大要素の調整法である泰心堂式ゾーン&ライン療法が完成することになりました。
【おさらい】
〇人の不調の原因となる三つの要素がある
- 経絡の変動
- 上部頸椎のずれ、歪み
- 脳脊髄液の循環不良
〇それぞれのレベルに応じた調整が必要となる。
- 経絡調整術(※従来のものではなく泰心堂式の独自方式)
- 上部頸椎調整術(上部頸椎カイロプラクティックの技術)
- 脳脊髄液の循環調整(クラニアルテクニック、カイロプラクティックの技術)
〇めまい、頭痛の種類、特徴、分布、活発になる時間などの情報を総合判断してどのゾーンに問題が生じているか、波及しているかを分析する。
- 経絡の変動:経絡症状、経筋上の痛み・動作障害、経穴反応、脈状などに表れる。
- 上部頸椎のずれ、歪み:左右の圧痛、動作痛、僧帽筋や下腿筋群のはりや圧痛、動作痛などに現れる。
- 脳脊髄液の循環不良:蓄積疲労の発生、頭部拡大、関節可動域の制限、不眠、疲労感、筋販社の低下などに現れる。
〇それぞれの領域(ゾーン)に対応した軸(ライン)=基準の調整。
- 経絡調整術:経絡=ラインを調整する泰心堂式のもの。従来型の経絡治療とは異なり、脈診の比重を下げ、現れている指標に従って、五行論で無視されている心経、心包経を明確に区別して考えて経絡、経穴を考える鍼灸術。少数穴刺激を基本とし、当てる鍼(てい鍼)もしくは少数の置鍼を行うことで調整。
- 上部頸椎調整術:体軸を調整する。揺動刺激=からだを一定のルールに従い揺らしたり、接触刺激=手で触れる程度の刺激を用いることで、間接的に上部頸椎の調整を行う安全かつ効果的な方法。
- 脳脊髄液の調整術:空間軸(体軸と周辺認識)を調整する。クラニアルテクニック(頭蓋骨調整術)を取り入れた触れる、軽圧を加える程度の手技を行うことで筋、神経反射を引き起こし、自然と収まりよい位置へと体が調整されることにより、脳脊髄液の循環を促し、体の機能低下を改善する方法。この術を行ってから上部頸椎の調整、経絡の調整を行うと利きが良い。
1~3のいずれの領域(ゾーン)に原因が発生したのかを判断し、必要に応じて各領域の重要なラインを整えることで、施術全体の刺激量を少なくし、体の負担を減らし、回復までの道筋が最短になるようにと構成されているのが泰心堂式ゾーン&ライン療法です。
1~3の領域の判断、調整部位の選択は、問診(症状や気になることをうかがう)、動診(立ち姿勢、座り姿勢、痛み制限動作など動きから体のバランスを診る)、関節可動域の確認、筋力テスト、キネシオロジーのテストなどを総合して判断します。
特にキネシオロジーのテストは本人が自覚していないことについても無意識下で反応した場合、テスト結果に反映されるので、テスト結果をみれば誰もがそのように見えるという利点があります。
これに自宅でのセルフケアを組み合わせることで、施術回数を減らし、週一回を基準として、7日~10日に一回の施術で多くの場合、改善が期待できます。
次回は、なぜ従来型の経絡調整ではなく、独自方式にしたのかを触り程度ですがお話したいと思います。
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