Zero-Resetと頚椎症
どうも、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。
本日は、頚椎症~左手のしびれのお客様のお話。
40代女性 看護師 主訴:左手のしびれと首肩痛
初診時に首肩の凝り、痛みと左手拇指、示指(人差し指)のしびれを訴える。整形外科に通院していて、病名『頚椎症』と診断。
泰心堂では幾つかの徒手テスト、痛み誘発動作テストを行ってから施術に入るパターンが多い。
今回は、頸椎の起立筋群に対する押圧テストと僧帽筋テスト、ふくらはぎのテストの他、腕、足のなどの筋力(抵抗)テストを入れた。
首C5-7領域で右圧痛、僧帽筋右圧痛、ふくらはぎ右圧痛のため、右方よりDRT(ダブルハンドリコイルテクニック、上部頚椎カイロプラクティックのテクニック。創始者:上原宏(御茶の水カイロプラクティック))を行い再検査。自覚症状のVASが10→7へ。
経穴の圧痛チェックで、右間使圧痛大、右手三里圧痛大。Zero-Resetは陰陽交差刺法、空間論的刺鍼法を採用しているので、遠道刺、巨刺の組み合わせを考える。右間使(心包経)→対偶 胆経・膀胱経。右手(大腸経)→裏 肺経→対偶 肝経・脾経となる。圧痛を確かめて選経選穴。
置鍼12分後、再度チェック。VAS10→7→3へ。
当日分終了。次回は1週間後。
計7回で痺れが初回 VAS10→6回目終了時 VAS1、2週間後の7回目開始VAS2→7回目終了時VAS1となり、日常生活時にあまり気にならなくなったので、略治とし卒業。
今回の基本施術はZero-Reset Advance。経絡調整+DRTを組み合わせた。Zero-ResetとZR Advanceとの違いは、経絡調整に+αを加えるか加えないかの違い。
+α:局所に対する刺鍼または施灸、手のひらの反射を利用したKHT(こまつ式高麗手指鍼術)、緩消法(生理学に基づく筋緊張弛緩法)、DRT(上部頚椎カイロプラクティック)、クラニアルテクニック(頭蓋骨矯正、ベーシック)のいずれかを状態に合わせて組み合わせる。
※CSFプラクティス(脳脊髄液調整法)は別扱い。
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